日本脳炎の予防接種を受けてない赤ちゃんの予防は?症状や感染経路は?

日本脳炎の予防接種をまだ受けていない赤ちゃんにここ数年、日本脳炎を発症するケースが相次いでいるというニュースを最近耳にします。

日本脳炎って何?
赤ちゃんにどんな予防をしたらいいの?
あまりなじみのない病気なので、お母さんは不安になってしまいますよね。

そこで、日本脳炎の予防接種を受けてない赤ちゃんの予防法、日本脳炎とはどんな病気で症状や感染経路はどのようなものなのか紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

日本脳炎の予防接種を受けてない赤ちゃんの予防方法は?

子育て真っ最中のお母さんが、日本脳炎の予防接種をまだ受けていない赤ちゃんに日本脳炎が発症するなんてことを耳にしたら心配でどうしたらいいのか悩んでしまいますよね。

感染すると重篤な状態になり、死亡率が高い感染症なんて言われたら気が気でないでしょう。

 

そこで、日本脳炎の予防接種を受けてない赤ちゃんの予防方法について紹介しますね。

日本脳炎に感染しない為の予防方法は2つです。

蚊に刺されないように注意しましょう

まずは不用意に蚊に刺されないようにしましょう。

 

赤ちゃんが肌を露出するような服装は避けたいところですが、蚊が発生し出すのはジメジメした蒸し暑い時期からですよね。
そして夏の真っただ中はもちろんですが、残暑が厳しい秋にも油断はできません

 

しかしどう考えても、このような暑い中にずっーと長袖を着せておくなんてことは可哀そうで出来ませんね。

だから、蚊よけスプレー蚊取り線香などを上手に利用して、赤ちゃんを蚊から守ってあげましょう。

 

特に蚊の発生の多い水田が多い地域豚などの動物を飼育している地域では、梅雨時や真夏、初秋だけでなく、年間を通して蚊よけ対策を忘れないようにする必要があります。

 

赤ちゃんの蚊よけ対策や、蚊取り線香などの効果的な使い方についてはこちらの記事を参考にしてください。
赤ちゃんの蚊よけ対策にディート注意 安全ハッカ油スプレーの作り方
蚊取り線香の効果がある範囲はどれくらい?効果的な使い方と成分は?

日本脳炎ワクチンを接種しましょう

日本脳炎ワクチンの予防接種を受けることで、日本脳炎のリスクを75~95%は減らせると言われています。

日本脳炎の予防接種は予防接種法に基づいて、確実に抗体ができるように第1期と第2期という2つの接種時期に分けられています。

日本脳炎ワクチン 予防接種 第1期

初回接種は、生後6ヶ月から受けることができるそうですが、標準的な予防接種年齢はたいていの自治体で3歳~4歳の1年間で2回受けます。

 

1回目と2回目は6日~28日の間隔をあければOKです。

初回接種の2回目が終わってから6ヶ月~約1年後に追加接種を1回受けて、第1期の予防接種は終了です。

日本脳炎ワクチン 予防接種 第2期

第2期の予防接種は、9歳までの期間で1回受けるのが標準的です。

 

もし接種することを忘れてしまっても、13歳になるまで受けることができるので必ず受けるようにしましょう。
これで日本脳炎の予防接種は全て終了です。

 

ちなみに、
ここ数年、日本脳炎の予防接種を受ける3歳未満の幼い子供が日本脳炎と診断されたケースが増えていて、中には生後11か月の赤ちゃんに発症して例があるとされています。

千葉県の小児科医会や医師会では、ウイルスを媒介する蚊の活動シーズンを前に3歳からが標準の日本脳炎に予防接種の時期を大幅に早めて、生後6か月から受けるよう自治体と連携して広く呼びかける全国でも例のない取り組みが始まっているようです。

日本脳炎の症状

日本脳炎の予防方法が分かったところで、日本脳炎とはどんな病気でどんな症状が現れるのかを紹介します。

子供を持つ親として、しっかり頭に入れておきましょう。

日本脳炎とは

日本脳炎とは、日本脳炎ウイルスによって脳が炎症を起こす感染症です。

 

名前が日本脳炎だから「日本だけのもの?」って思ってしまいがちですが、そうではありません。

日本からフィリピンインドあたりまで、東南アジアで流行している感染症の病気です。
世界的には毎年30,000~40,000人の患者がいます。

 

日本国内では予防接種のおかげで患者数は減少していますが、それでも毎年10人以下の患者が出ているので、感染の可能性はないとは言い切れないのです。

 

ただ、日本脳炎ウイルスに感染しても必ず発症するわけではありません
日本脳炎ウイルスに感染しても発症するのは100~1,000人に1人と言われています。

 

このように、日本脳炎ウイルスに感染しても発症しない可能性のほうが高いのですが、もし発症した場合は死亡率20~40%で治癒しても重度の後遺症を残す可能性が高いと言われている危険な感染症の病気です。

発症年齢的には50歳以上が多いと言われていますが、ここ数年間で子供の発症もあったと報告されています。

 

地域は圧倒的に西日本が多いですが、近年は地球温暖化の影響もあり、今後は北へ広がっていくと予想されているようです。
また、日本脳炎のウイルスは豚の血液の中で増殖するので、養豚場の多い地域は注意が必要でしょう。

日本脳炎の症状

日本脳炎ウイルスが体に侵入して発症する場合、感染してから6~16日間の潜伏期間を経て突然症状が現れます。

日本脳炎 発症時の突然の症状

・38~40度以上の高熱

・頭痛

・めまい

・嘔気

・嘔吐

・腹痛

・下痢

・食欲不振

日本脳炎の症状

・筋肉が硬くなる(筋強直)

・意識がなくなる(意識障害)

・手足が動かない(運動麻痺)

・けいれん

・まぶしがる(羞明)

・表情がなくなる(仮面様顔貌)

・眼の動きが震える(眼振)

・意識していない動きがみられる(不随意運動)

・呼吸が難しくなる(呼吸困難)

日本脳炎の原因と感染経路は?

日本脳炎ウイルスは、無症状のまま豚の体内で増えていきます。

この日本脳炎ウイルスに感染した豚を刺した蚊(特に水田で発生するコガタアカイエカ)に人間が刺されることで感染します。

だから特に豚などがたくさんいる養豚場がある地域で蚊が多くなる季節には感染リスクは高まります

 

ただし、人から人への感染はありませんよ。
日本脳炎の人を刺した蚊に刺されても、蚊を媒介して日本脳炎に感染することはありません。

 

日本脳炎ウイルスは、人の体内に侵入しリンパ節で増殖して血中を流れていきます。
ほとんどの人はこの時点で日本脳炎ウイルスに対する抗体を体内で作れるので自然治癒するのです。

どうか、100~1,000人に1人の割合で発症しませんようにと願うばかりです。

まとめ

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスによって脳が炎症を起こす感染症です。

日本脳炎ウイルスに感染しても必ず発症するわけではありませんが、発症した場合の死亡率は20~40%と言われ、治癒しても重度の後遺症を残す可能性が高い危険な感染症の病気なので、予防接種を受ける前の赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃんが不用意に蚊に刺されないようしっかり予防してあげましょう。

日常生活においては、虫よけスプレーや蚊取り線香などを利用して蚊に刺されないようにしましょう。
またできるだけ、外出する場合などは肌を露出するような服装は避けましょうね。

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