枝豆を美味しく食べるためのゆで方とゆで時間や冷まし方、使用する塩の量についてお伝えします。
旬の時期に出まわる枝付きの枝豆は絶品です。
せっかく枝付きの枝豆をものを買っても美味しいゆで方が出来ないと残念な結果になってしまいます。
子供から大人まで大人気の枝豆を最高の状態で食べましょう。
枝豆を美味しく食べるためのゆで方とゆで時間
「枝豆はゆでるだけ」というとてもシンプルな調理法です。
一見簡単そうですが、シンプルだからこそ難しいとも言えますね。
美味しくゆでるには少しだけ、ゆでる前に手間をかけ下準備をします。
下準備といっても難しいことはしませんので安心して下さい。
コツを覚えればとっても簡単です。
美味しく食べるには下準備と同じくらいゆで上がった後の枝豆の冷まし方も重要です。
それでは、枝豆をゆでる前の下準備とゆで上がった後の冷まし方を紹介しますよ。
美味しくゆでるための下準備
下準備は「さや切り」と「塩もみ」の2つです。
さや切り
さや切りとは、枝豆のさやの両端をキッチンばさみで切り取ることです。
枝豆の両端を切ることで、中に塩分がしみ込んで美味しくなるのです。
※大量の枝豆をゆでる時は、サヤの両端を切っていては時間がかかるので、時間がないときには省略するのもしかたありません。
塩もみ
塩もみとは読んで字のごとく、枝豆を塩でしっかりもむことです。
塩もみをすると次のような効果があります。
・ゆでた時に枝豆に塩味がしみこみやすくなる
・サヤについている細かい毛が取れるので、ゆで上がった時の枝豆の色が鮮やかな緑色になる
塩もみをした後、枝豆についている塩は洗い流さないで、そのまま鍋に入れましょう。
この時、塩もみ後は少しだけ時間(10分〜30分)をおいてから鍋に入れるのがベストです。
新鮮な枝豆であればあるほど、サヤについている細かい毛が手に触れるとチクチクと痛いですよ。
痛いのを我慢して素手でもみ続けたりしないでくださいね。
ケガをしてしまっては大変です。
そんなときは、ジップロックのようなビニール袋の中で塩もみをしましょう。
手がチクチク痛くならないし、ビニール袋の中で時間をおいてからそのまま一気に鍋に入れればいいので、手を汚さずにすみます。
美味しくゆでるためのゆで時間
下準備の2つが終わったら大きい目の鍋を使用し、沸騰したお湯の中に躊躇せず塩がついたままの枝豆を入れてゆでます。
枝豆を美味しくゆでるためのゆで時間は、5分~5分が目安です。
様子を見ながら味みをして、お好みのかたさに仕上げましょう。
5分以上ゆでるのはおすすめできません。
柔らかくなりすぎてしまうのはもちろんですが、アミノ酸が流出しやすく旨味が逃げてしまいますよ。
美味しくゆで上げるコツ
高温で短時間(3分~5分)でゆでるのがポイントです。
大き目の鍋にたっぷり多めのお湯を沸かし、沸騰したお湯の中に枝豆を入れることで、プリッとした食感にゆで上がります。
沸騰していないお湯に入れたり、お湯の量が少なかったりすると、枝豆を入れたときお湯の温度が下がってしまいます。
低温のお湯で枝豆をゆでると長い時間ゆでることになってしまい、まるで煮豆を煮た時のようにクタクタッとしてしまい食感が台無しですよ。
もちろん、水から入れるなんて絶対にNGですから気をつけて下さいね。
枝豆を美味しく食べるためのゆで上がった後の冷まし方
枝豆がゆで上がったら大きめのザルに上げて水分を切りながら、うちわや扇風機などを使って素早く一気に冷ましましょう。
こうすることで、プリッとした歯ごたえのい良く、香りも最高の枝豆に仕上がります。
中には、枝豆は冷水で冷ますと色が鮮やかにゆで上がるという人がいます。
確かに冷水は「色止め」にはなりますが、枝豆が水っぽくなってしまい、
旨味が半減し、さらに塩味も薄くなり味がぼやけてしまいます。
では、そのまま自然に冷ますとどうなってしまうのか。
気になりませんか。
余熱で枝豆に熱が加わり次のような状態になっちゃいますよ。
・妙に柔らかくなってしまう。
・歯ごたえが全くない。
・色が黒っぽくなる
いいことないでしょう。
美味しい枝豆からは程遠くなりますので気をつけて下さいね。
実は以前の我が家の枝豆が、この美味しいからは程遠い枝豆でした。
見た目も味も「ガッカリ、残念の枝豆・・・」を食べていたのであります。
しかし今では扇風機を上手に使い、色のキレイなプリッとした美味しい枝豆を我が家で食べることができています。
一気に冷ますって重要です。
枝豆を美味しく食べるための塩の量
味の決め手は塩の量です。
とても重要なポイントです。
やはり、適当では美味しい枝豆にはなりません。
枝豆を美味しくゆで上げる塩分濃度は4%といわれています。
ただ4%といっても、下準備で塩もみをしているのでその分の塩分は差し引いてくださいね。
塩分濃度を4%にするには
【例えば】
水1リットルに対して塩40gこれで塩分濃度は4%になります。
塩もみで10g使った場合は、40g ― 10gになるので、ゆでるときには30gの塩を鍋に入れます。
このように塩分濃度4%でゆで上げて、味を確認してみます。
塩味が足りないと感じたら、ゆでたての熱々の枝豆にまだ水分が残っているうちに塩を少し振りかけて調節します。
冷めてから塩をふっても枝豆にうまくなじみません。
⇒ 夏場のお弁当対策と保冷剤代わりになるもの おかずの作り置きは大丈夫?
枝豆は夏場のお弁当対策と保冷剤代わりに使えますよ。
まとめ
枝豆を美味しく食べるには、下準備(さや切り・塩もみ)、塩分濃度は4%、大き目の鍋でたっぷりの沸騰したお湯に入れて3分~5分、ゆで上がったら一気にうちわや扇風機で冷ます。
この一連の流れで万全です。
今年はプリップリの美味しい枝豆を食べて暑い夏を乗りきりましょう。
⇒ ゆでた枝豆の日持ちと保存方法 冷凍保存の賞味期限はどれくらい?
食べ切れなかったらきっちり保存しておきましょう。