蚊取り線香効果の範囲や効果的な使い方 成分に害はない?

蚊取り線香の効果の範囲や効果的な使い方について、また蚊をやっつけてしまう成分は人間に害はないのかについてお伝えします。

蚊取り線香を付けているのに蚊に刺さたと聞くとことがあります。
使っているのに効き目がないなんて悔しいし使っている意味がありません。
範囲や使い方をもう一度確認して快適な夏にしましょう。

蚊取り線香の効果の範囲はどれくらい?

ムシムシ、ジメジメする梅雨入り頃から、蚊はどこからともなくやってきて無防備な私たちを狙ってきますよね。
蚊にプチッと刺されただけで「やられたー。」という悔しい気持ちになります。

そんな憎っくき蚊を退治してくれるアイテムの一つに「蚊取り線香」があり、マッチで火をつけて使用する蚊取り線香はまさに「日本の夏」って感じがして風情があります。
ただ中には、「蚊取り線香は昔の殺虫用品だから効果があるの?」と疑問に思ってる人もいるようですね。

心配無用、蚊をやっつける効果はあります。
なかったら何十年も販売続けていられませんよ。

蚊取り線香に火をつけて燃やすことによってでる煙から有効成分が拡散され蚊をやっつけてくれるんです。

蚊をやっつけるのはもちろんですが、蚊が嫌がって寄りつかない「蚊よけ効果」の方が高いそうです。
また、蚊の繁殖しそうな所に蚊取り線香を焚くと「蚊の発生防ぐ効果」もあると言われています。

でも、「蚊取り線香を焚いていたけど蚊に刺されてちゃった。 効果があるのか疑問だわ。」という方もいるんですよね。
蚊取り線香を焚いていたけど蚊に刺されたという理由ははっきりしています。
蚊取り線香の効果の範囲を超えていたと考えられます。

蚊取り線香は煙の濃度によって効果が変わり煙の濃度が高いほどその効果が出やすいのです。

【線香の効果を発揮する範囲】
商品にもより多少の違いはあるかと思いますが、一般的に蚊取り線香の効果を発揮する範囲は次の通りです。

■風通しの良い場所 半径2m
■屋外       半径2m
■室内       約6畳~8畳

広い部屋や風通しのいい場所、屋外で使用する場合は必要以上に蚊取り線香の煙が拡散し濃度が薄まってしまうので、同時に複数個の蚊取り線香を焚く必要があるのです。

私の実家では昔から現在も蚊取り線香は夏の必需品です。
母いわく、「あの緑色のぐるぐる巻きが一番いい。」と言い切っていますよ。

蚊取り線香の効果的な使い方

蚊に刺されないように蚊取り線香は毎日焚くものですから、蚊取り効果をしっかり引き出せるように効果的な正しい使い方を確認し実践しましょう。
これで蚊取り線香をつけていたのに蚊に刺されちゃったなんてありえませんよ。

●風上に置く
蚊取り線香の煙がまんべんなく流れるようにするには風上に置くことが重要です。
屋内でも屋外同様です。

●低い位置に置く
煙は下から上に向かって昇っていきますよね。
蚊取り線香の煙も当然のことながら、下から上に向かって昇っていくので床や畳の上に置くのがベストなんです。

邪魔になるからなどの理由で高い位置に置いた場合には、煙は上の方で漂っているので足元を蚊に狙われてしまいますよ。

●蚊の出そうな場所に置く
風がない時は、蚊が侵入してきそうな窓やドアの近くに置くのがベストです。

煙がひと場所にたまらないように、蚊取り線香の置き場所を数分ごとに移動するのもおすすめです。

【換気に気をつけて】
蚊取り線香に大きな効果を期待して室内を閉めっきり状態にするのはやめましょう。
煙を充満させすぎると、頭痛・めまい・のどや目に痛みなどの症状が出る場合もありますからね。

もしも、風通しが良くない環境の時は扇風機やうちわで換気をするようにしましょう。

【私の場合】
私は中学生の頃、母に換気に気を付けなさいと言われていたにもかかわらず、蚊に刺されたくない一心で机の下の足元に一つと部屋の入り口に一つ置いて夜勉強していたところ、喉を煙でやられてしまって翌日に声がかすれてしまうという散々な目にあったことがあります。
机の下という狭い場所で長時間使ったなんて今想像すると怖いです。
狭い子供部屋で二つの蚊取り線香を一晩焚き続けたのですから、この結果は当然のことですね。

みなさん狭く空気の流れがない場所で使うことは控えましょう。

蚊取り線香の成分にがいはないの?

蚊取り線香のあの香りは一体何が主成分になっているのでしょう。
誰もが好むようなかぐわしい香りではないですよね。

蚊取り線香の主成分は「ピレスロイド」で、「ピレトリン」という除虫菊から生成される物質が原材料になっています。
除虫菊に含まれるピレトリンの成分に似せて作った化合物なんです。

ピレスロイドは市販されているスプレー式殺虫剤などの有効殺虫成分にもなってます。

蚊を殺す蚊取り線香の主成分「ピレスロイド」を人間が鼻や口から吸って大丈夫なのか心配する声があるかもしれませんが、このピレスロイドは昆虫類や冷血動物には「神経毒として作用」しますが、人間や家畜類のような温血動物には解毒作用があるので「人畜無害」とされてます。

間違った使い方をしなければ大丈夫なんですね。

 ⇒ 蚊取り線香は赤ちゃんに大丈夫?天然成分の除虫菊や電気蚊取り器は?

まだまだ未発達な赤ちゃんに蚊取り線香や電気蚊取り器を使っていいものかこちらからしっかり確認しましょう。

まとめ

蚊取り線香が効果を発揮する範囲は室内では約6畳~8畳、風通しの良い場所や屋外では半径2mです。
風上に、低い位置に、蚊の出そうな場所に、換気に気をつける、これらの事を考えて効果的に使用しましょう。

蚊取り線香の主成分のピレスロイドは、人間や家畜類のような温血動物には解毒作用があるので「人畜無害」とされてますが、間違った使い方をしないように気をつけましょう。

 ⇒ カブトムシの寿命と長生きする飼育のコツやNGな餌と蚊取り線香

カブトムシを長生きさせるために蚊取り線香はどのように扱ったらいいのか確認しましょう。