赤ちゃんのダニ刺されの症状 対処方法と注意点や対策は?

赤ちゃんがダニに刺された時の症状と対処方法や注意点、刺されない為の対策を紹介します。

赤ちゃんはダニに狙われ刺されやすい条件が揃っているのでお母さんは心配ですよね。
しっかりチェックして、慌てず冷静に対処しダニから赤ちゃんを守りましょう。

赤ちゃんのダニ刺されの症状は?

ダニは柔らかい肌を好むんです。
だから、赤ちゃんの全身もちもちで柔らかい肌はダニの標的になりやすいのです。

見た目の症状

ダニに刺された箇所は、蚊に刺された時よりも大きい5mm~1cmくらいの赤みを帯びた数個の発疹が現れます。
ダニによっては、皮膚の一部がプクッとふくれた湿疹の中心部分に芯のようなものがありますが、刺されてすぐでは目立ちません。

また、左右非対称で数個の湿疹が近くにできます。
この湿疹は1週間ほど消えません

その赤みを帯びた発疹をよーく観察してください。
蚊に刺された時とは明らかに違う、ダニが噛んだ2つの跡がはっきりと見えます。

ダニは歯(キバみたいに二本ついている)で肌を噛むので2か所の噛み痕がつくのです。

赤ちゃんの行動による症状

ダニに刺されていつまでも消えないかゆみに、赤ちゃんは集中力がなくなり落ち着かない様子が目立ってきます。

体が温まるとかゆみがさらに強くなるので、赤ちゃんもぐずることが多いのです。
ダニがでる時期は外気温も高くなってきている時期ですからね、かゆみが気になってなかなか眠りにつけません。

これは赤ちゃんに限ったことではなく、大人でも同じですよ。

ダニに刺された時の強いかゆみは、蚊に刺された時と違いすぐに感じません。
6時間~8時間位経ってから急にかゆみを感じる事が多いと言われています。

これはダニが赤ちゃんの肌を噛んだ時に、わずかにダニの体液が皮膚に残ってしまうことが原因です。

ダニに噛まれたことで起こるかゆみは1週間ほど続き、腫れたり・水ぶくれになったりすることも良くあり、長いと2週間ほどかゆみが残る場合もあります。

ダニに刺されたときの対処方法

赤ちゃんの肌にダニに噛まれた跡を見つけたら、お母さんはどのように対処したらいいのか確認しておきましょう。

最初のケア

赤みを帯びた湿疹をかきむしったりすると、肌に跡が残る場合もあるので触らないようにしなくてはいけません。
とびひになったりしたら大変ですからね。

 ⇒ 幼児のとびひの原因と症状 大人にうつる?予防するには?

最初のケアは、まず患部を清潔にすることです。
湿疹が消えるまでは常に患部の周りは清潔に保って、汗などがつかないようにしてあげましょう。

汗やよだれ、ホコリなどがついてしまった時は、すぐに流水で患部と周辺を洗い流しましょう。
ダニに刺された患部はデリケートですので、強くこすると真っ赤に腫れあがり、水ぶくれになってしまうこともあるので、タオルかガーゼでポンポンと軽く水分を吸いとってあげてください。

赤ちゃんに対してできること

赤ちゃんの手が届くところに強いかゆみの湿疹がある場合は大変ですよね。
赤ちゃんの爪を短くきって(切りすぎ注意)患部を傷付けないようにしましょう。

赤ちゃんは加減というものを知らないので、お母さんが注意してあげましょう。

ダニに刺されたところをかき壊してしまうと、雑菌が入り「とびひ」になってしまいますよ。
患部は絶対に悪化させないことが重要です。

ダニに刺された時のやってはいけない3つの注意点

1. 湿疹を汚れた手や伸びた爪で触らない
雑菌が入るきっかけになりやすいのでこまめに手を洗うなど清潔にしておきましょう。

2. 湿疹に熱い湯をかけない
普段から赤ちゃんに熱いお湯をかけたりはしないと思いますが患部を刺激しかゆみが増すのでやめましょう。

3. 湿疹を潰したり押さない
湿疹の部位は皮膚が弱くなっているのでよけいに肌の表面が荒れてしまいます。
どうしても気になって、赤ちゃん自身が触ってしまうときは流水で流してあげると痒み和らぎますよ。
お風呂もぬるめの湯にしてあげましょう。

皮膚科を受診したほうがいいの?市販薬は?

患部が腫れている時は、悪化している可能性があります。
腫れがひどい場合は皮膚科を受診しましょう。

ただ、市販薬でかゆみをおさえられればと思うお母さんがいるかもしれませんね。
市販のかゆみ止めを購入するときは注意が必要です。

大人用の虫刺されの市販薬や軟膏クリームでは刺激が強すぎるので、必ず低刺激のベビー用を選びましょう。
「大人の薬の方が効くだろう。」このような判断は絶対にしないことです。

 ⇒ とびひ 塗り薬の塗り方!市販薬でも効果ある?塗るのはいつまで?

参考にしてください。

赤ちゃんがダニに刺されないための対策

ダニはジメジメとした季節に活動するものだと思っていませんか?
実は一年中活動しているんです。

「ジメジメとした季節だけでしょ。」そう思っていたのは私なんですが、
現在の住宅事情は快適に過ごせる代わりに密閉空間も多く、家の中は一年中ダニの生息に適している場所といってもおかしくないんですよね。

ダニは高温多湿を好みます。
家の中に生息するダニは気温20~30℃、湿度75~85%を好み、気温が25℃を超えると一気に増えると言われています。

つまり、春にダニを放置したままにすると、梅雨の時期や夏にはさらに数が増し赤ちゃんが狙われてしまうのです。

できることなら梅雨に入る前、夏がやってくる前にダニ対策しておきましょう。

ダニの種類を知っておきましょう。

ダニの種類

ヒョウヒダニ(チリダニ)

アレルギーの原因になると言われています。

布団やカーペット、布製のソファーなどにいます。
人を刺したりしませんが、ダニの体や死骸、糞がアレルギー性疾患の原因となるので、特に小さい子どもがいる家庭は徹底して退治をしましょう。

ツメダニ

人を刺すタイプのダニです。

梅雨時期に大発生し、刺されると赤いブツブツができてかゆみが生じ皮膚炎を発症します。

ツメダニはヒョウダニや、コナダニと呼ばれる繁殖力がすごいダニを好んで食べるので、まずはヒョウヒダニやコナダニを発生させないことが、ツメダニの被害を防ぐポイントです。

ダニを発生させない対策方法

こまめな掃除と湿度を下げることです。

具体的には次の通りです。

天日干しで乾燥させる

ダニは高温多湿を好むので、汗を吸った寝具類は格好のすみ家になってしまいますよ。

天日干しや布団乾燥機で、布団そのものを乾燥させることが重要です。
十分に乾燥させたあとは、布団用の掃除機でダニの死骸や糞を除去を忘れないように!

もしも、花粉症の時期などベランダや庭で天日干しが出来ない場合、室内の日光が当たる場所に布団をおけばOKです。

スチームアイロンを使用する

ウールや混紡のカーペット、布製のソファーは保湿性が高いので、ダニにとっては居心地の良い場所になっています。

普段からこまめに掃除機をかけるのは必須です。
さらに徹底するには、スチームアイロンを使うのがおすすめです。

アイロンを掛けても大丈夫な素材かどうかの確認はしてくださいね。
アイロンの温度を最強にすれば温度は100℃を超えるので、ダニはひとたまりもありません。

こまめにコロコロを使用する

人間の髪の毛やフケはダニの大好物なんです。

カーペットに絡まった髪の毛などは、掃除機で取りきれない時がありますよね。
そんなときに活躍するのがコロコロ型の粘着テープです。

音を立てずにできるので夜でも周囲に気にすることなく使用でき、あまりお高くないお値段が嬉しいです。

十分な換気を心がける

こまめに部屋の空気を入れ替えて湿度を低く保ちましょう。

まとめ

こまめな掃除でダニの餌になる髪の毛やフケを取り除き、部屋を乾燥させるダニ対策を是非実行しましょう。
梅雨時期に入る前のこの季節にダニを部屋から一掃して、健康的で快適な夏を過ごしましょう。

腫れが気になる時は迷わず皮膚科を受診してくださいね。
悪化させてとびひになったら大変です。

 ⇒ 赤ちゃんが蚊に刺された時 跡が消えない時の対処と病院受診の皮膚状態

赤ちゃんが蚊に刺された時もしっかり対処してあげましょう。