母親が食中毒 母乳飲ませたら赤ちゃんにうつる?具体的な予防と対策

母親が食中毒になってしまったら赤ちゃんに母乳を飲ませていいのか、うつったりいないのか心配になりますが、赤ちゃんに母乳を飲ませて大丈夫です。
食中毒にならないための日頃の予防と対策をお伝えします。

母親が食中毒の時 赤ちゃんに母乳を飲ませて大丈夫?

気温や湿度が高くなる梅雨から夏、この6月から9月頃は菌が繁殖しやすいので食中毒が心配ですよね。

赤ちゃんは母親のおっぱいが大好きです。
その大好きなおっぱいが赤ちゃんの栄養となり水分補給にもなり赤ちゃんは日々大きくなっています。

だからもし、お母さんが食中毒になってしまったらと考えるととても恐ろしいでしょう。
赤ちゃんはミルクは嫌だと飲んでくれない、おっぱいが欲しいと火が付いたように泣く。

ミルクも飲んでくれる混合でOKの赤ちゃんだったら心配も小さくなりますが、完全母乳で育った赤ちゃんはミルクを嫌がって飲んではくれないですからね。
そんな赤ちゃんの姿を想像するだけで不安になってしまいますよね。

お母さん安心して!
赤ちゃんに母乳を飲ませて大丈夫ですよ。

以前、友人が食中毒になったことがあって、まだ赤ちゃんにおっぱいを飲ませていた彼女は、医者に聞いたそうです。
その時、医師は「食中毒の菌は血液に入り込むことはないので母乳に影響はありませんよ。安心して飲ませてください。」と言ってくれたそうです。

ただその時、医師から次のようなアドバイスがあったそうです。

≪医師からのアドバイス≫
母乳を飲ませることに問題ありません。
しかし、嘔吐や下痢を繰り返しているとお母さんの体内の水分量が減ってしまうので母乳の出が悪くなってしまう場合があります。

また、下痢や嘔吐で水分を失い、赤ちゃんに授乳することでさらに水分失うので、お母さんに脱水症状が現れないように、
こまめにスポーツドリンクなどを飲んでしっかりと水分を補給してください。

この医師の言葉からもわかるように、母親が食中毒になってしまったら、どうしようなどと心配したり悩んでいる場合ではありません。
悩んで心配しているうちに、脱水症状が現れてしまったら大変です。

早めに病院を受診し母乳に影響の出ないお薬を処方してもらい、短期間で体調を回復することを心がけましょう。
それが母親にとっても赤ちゃんにとってベストなのです。

母親の食中毒は赤ちゃんにうつる?

前述した通り、母親の母乳から赤ちゃんへ食中毒はうつりません
心配はしないで赤ちゃんが欲しがるだけ母乳を飲ませてあげましょうね。

お母さんは、しっかり水分補給して母乳の出が悪くならないように気をつけてください。
そして、お母さん自身が脱水症にならないように気をつけ、たっぷり休養できるよう家族にも協力してもらって一日も早く回復することだけを考えましょう。

ただ、母親の母乳から赤ちゃんへ食中毒はうつらないから大丈夫と安心してはいけませんよ。
母乳以外からの感染は十分にありえます

下記の点に十分に注意し赤ちゃんにお母さんの食中毒がうつらないように気をつけましょう。

母親の手洗いが不十分な手で赤ちゃんの世話をしない

食中毒は感染力が強いので、お母さんがトイレ行った後や嘔吐した後手洗いを徹底しましょう。

正しい手の洗い方

食中毒になってしまった時の正しい手洗いの方法を確認しましょう。

爪を短く切り、時計や指輪は外します。

(1)流水でしっかり手をぬらした後、石鹸をつけ、手のひらをよくこすります。

(2)手の甲を伸ばすようにこすります。

(3)指先や爪の間を念入りにこすります。

(4)指の間を洗います。

(5)親指と手のひらをねじり洗いします。

(6)手首も忘れずに洗います。

(7)石鹸で洗い終わったら、十分に水で流し、清潔なタオルやペーパータオルでよく拭き取って乾かします。

母親の衣類と赤ちゃんや家族の衣類は一緒に洗わない

食中毒にかかって母親の衣類は、赤ちゃんや家族の衣類と別に洗いましょう。

家族が食中毒にかかったら、お風呂の残り湯を洗濯に使うのはNGです。

母親は赤ちゃん一緒にお風呂にはいらない

食中毒にかかっているお母さんは、最後にお風呂に入るようにしましょう。

赤ちゃんと一緒には入らないようにし、湯舟のお湯は毎日かえましょう。

家庭で食中毒にならないための具体的な予防と対策

家庭での食中毒予防は、食品を購入してから調理して食べるまでの過程が重要です。

細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」を実践しましょう。

 ⇒ 食中毒の症状と原因 家庭での対処方法と病院へ行く目安は?

食中毒の症状を知っておくことも大切です。

具体的な6つのポイント

1. 買い物

■必ず消費期限を確認して購入しましょう。

■スーパーなどで食材を購入するとき、肉や魚などの生鮮食品や冷凍食品コーナーは最後に見るようにし、買い物かごに長い時間入れておくことのないようにします。

■肉や魚などの汁が他の食品に付かないようにするため、エコバッグに入れる前に分けてビニール袋に入れましょう。

■寄り道をしないで、すぐに帰りなるべく早く家庭の冷蔵庫に入れましょう。

2. 家庭での保存

■冷蔵や冷凍の必要な食品は、家に持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に保管しましょう。

■肉や魚はビニール袋に入れておくか、別容器に移し替え、他の食品に肉汁がかからないようにしましょう。

■肉・魚・卵を取り扱うときは、取り扱う前と後に必ず手指をしっかり洗いましょう。

■冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保ちましょう。
細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になります。
10℃以下では菌の増殖はゆっくりとなり、-15℃以下では菌の増殖は停止します。

冷蔵庫に入れても、細菌はゆっくりと増殖しているので、早めに食べるようにしましょう。

■冷蔵庫や冷凍庫に詰めすぎないようにしましょう。
詰めすぎると冷気の循環が悪くなります

3. 下準備

■調理の前に石けんで丁寧に手を洗いましょう。

■野菜などの食材を流水できれいに洗いましょう。
カット野菜も洗った方が安心です。

■肉・魚・卵を触ったら手を洗ってから他の物をさわりましょう。。

■包丁やまな板は肉用・魚用・野菜用と別々にし、使い分けると安全です。

■冷凍食品の解凍は冷蔵庫や電子レンジを利用し、自然解凍は避けましょう。

■冷凍食品は使う分だけ解凍し、冷凍や解凍を繰り返さないようにしましょう。

■使用後のふきんやタオルは熱湯で煮沸した後しっかり乾燥させましょう。

■使用後の調理器具は洗った後、熱湯をかけて殺菌しましょう。
特に肉や魚を切ったまな板や包丁です。

台所用殺菌剤の使用も効果的です。

4. 調理

■調理の前に必ず手を洗いましょう。

■肉や魚は十分に加熱しましょう。
中心部を75℃で1分間以上の加熱が目安です。

5. 食事

■食べる前に必ず石けんで手を洗いましょう。

■清潔な食器を使いましょう。

■作った料理は長時間、室温に放置しないようにしましょう。

6. 残った食品

■残った食品を扱う前にも必ず手を洗いましょう。

■清潔な容器に保存しましょう。

■温め直すときも十分に加熱しましょう。

■時間が経ちすぎたものは思い切って捨てましょう。

■ちょっとでもあやしいと思ったら食べずに捨てましょう。

まとめ

母親が食中毒にかかってしまっても赤ちゃんへの母乳は心配しないで飲ませましょうね。

日頃から、細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」を実践し、家族で食中毒にかからないように気をつけることが重要です。

それでも万が一、食中毒にかかってしまったら、早めに病院を受診して短期間で治すように努めましょう。

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