七夕まつりに使う笹は何処で売っているのか、生の笹を長持ちさせるための保存方法や処分の仕方を紹介します。
出来るなら生の本物の笹を子供に触れさせたいですね。
しかし笹はどこで売っているのか、終わった後の笹の処分はどうしたらいいか気になりますよね。
七夕まつりに使う笹はどこで売っているの?
自宅で子供と一緒に七夕飾りを作り、願いを込めた短冊を笹に飾るのですから、出来るなら生の本物の笹を子供に触れさせたいですね。
⇒ 七夕飾りの由来と種類 五色の短冊の意味と願い事が叶う書き方
願いが叶う短冊の書き方はこちらを参考にしてくださいね。
七夕まつりに使う生の本物の笹は、
近所の花屋さん、ホームセンター、農協などで売っていますよ。
ただ、ホームセンターの中には生の笹ではなくて、ビニール素材やプラスチック素材で作られたようなものしか置いていないところもあるので、生の笹が欲しい場合は気をつけなくてはいけませんね。
どうしてホームセンターは、ビニール素材やプラスチック素材で作られた笹を扱っているのか・・・
その理由はただ一つ、生の本物の笹は日持ちが短いからです。
入荷する時期を事前に確認し予約をする
生の本物の笹の日持ちが短いために、花屋さんでも、ホームセンターでも、農協などでも、笹を早めに店舗に仕入れておくことができません。
早くから準備をし早めに販売することは不可能なのです。
だから、どこのお店でも笹が売れ残らないよう想定して、用意する数は少なめにしているようです。
とても厄介なのですが、早めにお店に行っても笹ががなくて買えない、当日行ってももしかしたら売り切れている可能性があります。
なので生の笹を購入したい場合は、
必ず事前に近所で行ける範囲の花屋さん、ホームセンター、農協などに、今年は笹の取り扱いがあるか、入荷する時期はいつなのかなどを事前に電話もしくは直接行って確認しておくことをおすすめします。
取り扱いがあると確認が取れたなら、その場で予約を入れるようにしましょう。
切ってしまった笹は枯れやすいので、出来たら使う直前に手元に来るようにすることをおすすめします。
早めに購入してしまうと管理が大変です。
生の笹が手元に来るのが直前でも、七夕飾りや短冊のお願い書きの準備を子供たちと先に進めておけば問題ありませんね。
生の笹の場合に限って、早めの用意はNGです。
七夕まつりに使う生の笹を長持ちさせる保存方法
笹はとても水揚げが悪い植物なんです。
笹を切った時点で、半日から1日くらいで葉の先がまいてきてしまい、葉先がとがってツンツンと痛く危険なくらいに乾燥します。
出来るだけ七夕飾りを飾っている間は笹をいい状態を保つようにしたいですよね。
一般的に、七夕飾りは6日の夕方に飾り付けをするものなので、生き生きとした笹の葉に七夕飾りを飾りつけるために次のような保存方法を行いましょう。
長持ちさせるには
6日の日中に笹を購入し家に持ち帰ったら、直ぐにお風呂に水を張って笹を浸けておきます。
【6日の飾り付けの前日(5日以前)までに購入してしまった場合】
笹全体を水に濡らし新聞紙で包んでおきます。
この時、包んでいる新聞紙も水に濡らすとさらに効果はアップします。
包んでいた新聞紙を取ると、おもしろいように笹の葉は急激に乾燥し始めます。
ただ、お風呂に入れなくなってしまうのが気がかりですね。
やはり、出来る限り間際に購入できるよう努力しましょう。
七夕まつりで使用した笹の処分の仕方
七夕まつりで使用した笹の処分はしっかりとしましょうね。
飾り付けをし願い事を書いた短冊を、カピカピに乾燥した笹に何日も放置されている姿は子どもには見せたくありません。
昔の風習では
昔の風習では、七夕まつりで使用した笹は七夕の翌日に下記のどちらかで処分していました。
【川に流す】
川に流した笹は海まで流れていき、そこから天に上がり天の川まで届くと言い伝えられていました。
【燃やす】
七夕飾り・願い事を書いた短冊・笹を燃やすことで煙が天まで届き、願い事を叶えてくれると言い伝えられていました。
しかし、現在ではどちらの方法も環境的にも住宅事情的にも難しいですね。
現在の笹の処分
現在の笹の処分は、市町村の区分にしたがってゴミと一緒に処分するというのが一般的です。
でも、ゴミと一緒に処分をするのではちょっと寂しく、また気が引けるという人も多いようです。
そこで、次のようにひと手間かけましょう。
七夕飾りや願事を書いた短冊は、笹から取り外し白い紙(半紙など)に包んでから、市町村の区分したがってゴミと一緒に処分しましょう。
「白い紙」というのは神を超える存在で、「包む」という行為は浄化を意味するそうですよ。
これで一件落着ではないでしょうか。
本格的な処分方法
それでも気になるという人には、本格的な処分方法を紹介しますね。
神社で燃やしてもらう、お炊き上げという処分方法です。
「お炊き上げ」とは
短冊に書いた願い事は一種の「欲」であるとされています。
これを浄化するために燃やして清め、清められた願い事を天に届けてもらうというものです。
このお炊き上げをお願いするには有料になるようですので、金額のことも一緒に近くの神社に確認してみましょう。
まとめ
最近はなんでも100均で揃う時代です。
しかし、日本古来からある七夕まつりです。
七夕飾りを手作りし、短冊に願い事を書いて、出来るなら生の本物の笹を子供に触れさせたいですね。
笹を購入するのもそれほど難しくはありません。
子供と一緒に歌を唄ったり、記念の写真を撮ったり、記憶に残る楽しい一日にしてください。
⇒ 七夕に食べるそうめんの由来とお菓子(索餅)の作り方 子供が喜ぶご飯は?
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