お盆に必ずお供えする砂糖菓子は、ピンク色、緑色、黄色などに着色され蓮の花の形をしていて、飾り物のようで食べて美味しいとは思えませんよね。

「砂糖菓子は食べれるの?」とお下げした後に捨てている人もいるようですが、美味しく食べ切ることが出来るのです。

そこで、お盆には欠かせないお供え物の砂糖菓子をお下げした後に食べ切るための方法や名前と由来も紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

お盆のお供え物の砂糖菓子を下げた後美味しく食べ切るには?

お下げしたお供え物をいただくことは供養になる

お供え物の「供える」には、「共に供する」、「一緒にいただく」という意味があります。

だからお仏壇にお供えした食べ物をお下げしたら、ご先祖様と同じものをいただくことも供養になるのです。

 

また、ご先祖様はお供えした食べ物の湯気や香りを召し上がると言われているので、いつまでもお下げせずにお供えしたままというのも良いことではありません。

湯気や香りが消えるころには下げましょう。

 

お下げしたならば捨てたりせずに供養のため、無駄にならないように家族で頂きましょう

 

お盆ではお供え物としてお菓子やフルーツを頂きますが、ご挨拶に来ていただいたお客さまにお出しして、一緒に食べて頂くようにしましょうね。

お盆のお供え物の砂糖菓子は食べれるの?

お供え物はお下げした後、供養のためにも家族で食べるのがいいことはわかっていても、あの砂糖菓子は食べれないという人は多いようです。

スーパーなどに山積みされている砂糖菓子は見た目も美味しいとは思えませんし、実際食べても美味しくありません。

 

噛むと口の中でジャリっとして、変に甘くて、口の中の水分を全部吸い取られてしまい、口の中はパッサパサ、粉っぽいんですよね。

 

実は私も子供の頃に食べた時のこの感じがキョーレツだったので、大人になってからも砂糖菓子は食べずに数年前まではゴミ箱に捨てていました。

でもゴミとして処分するのは気が引けてました。

お仏壇からお下げしたものを「ポイッ」捨てるのは、なんとなくご先祖様のも申し訳ない気持ちにもなるし、もったいないですもんね。

でも、砂糖菓子の有効活用する方法を知ってからは、美味しく食べ切れるようになりました。

 

そこでこの砂糖菓子の活用方法を紹介しますので、ぜひ試してください。

砂糖菓子の活用方法

砂糖菓子はそのまま食べるのではなく、おろし金ですり下ろしたりまたはミキサーにかけて使いましょう。

 

砂糖菓子の原料は、お米などから抽出したデンプン、砂糖、水飴です。

 

だから調味料のお砂糖として利用することが出来るのです。

通常使う砂糖の分量の半分を、砂糖菓子をすり下ろしたりミキサーにかけたものに代用します。

 

あのはっきりし過ぎる、着色された色が気になるかもしれませんが問題ありません。

 

ただし、砂糖菓子を溶かすととろみがでるので、単純に砂糖として使うには注意しましょう。

おすすめの料理やお菓子

次のような料理やお菓子に使うのがおすすめです。

肉じゃが

すき焼き

クッキー

パンケーキ

おすすめの飲み物

次のような飲み物に使うのがおすすめです。

生姜湯

甘酒

 

しかし、お仏壇にあげた食べ物を食べることに抵抗があるという人も中にはいるようです。

ゴミとして処分する場合は、お供えして頂いた方の思いやご先祖様への感謝の気持ちは忘れないようにしましょう。

白い紙に包んで清めてから処分したらいかがでしょうか。

 

ちなみに、
私が子供の頃は、頂き物やご馳走がある時は母から「まず、お仏壇にあげてからね。」と言われていました。

お下げした後に食べることができたので、子供の頃はいち早く食べたいがために、まずはご先祖様って思っていました。

また朝は、お仏壇に炊きたてのご飯とお水をお供えしていましたが、その下げたご飯を食べると頭が良くなると教えられました。

いつまでもお供えしておくと干からびてしまいますが、湯気や香りが消えるころにお下げすれば美味しいまま頂けます。

 

だから、お供え物のお下がりは有り難く頂くのがいいみたいですよ。

 

このように昔は、今幸せに暮らしていられるのはご先祖様のお陰なのだと、また食べ物は無駄にしないということを、子供たちに日々の生活の中で教えていたのですね。

お盆お供え物の砂糖菓子の名前や形は?

お盆お供え物の砂糖菓子の名前は「落雁(らくがん)」といいます。

 

蓮の花をかたどった、ピンク色、緑色、黄色などに着色された落雁は、お米などから抽出したデンプンに砂糖と水飴を加え着色し乾燥させて作られています。

砂糖菓子と言っても落雁は決して美味しいものではありませんが、暑い時期のお盆では日持ちの面から考えるとお供え物に向いているのです。

 

落雁の形に蓮の花をかたどったものが多いのは、極楽浄土を象徴する花が蓮であることからです。

他にも桃などの果物の形のものもあるようですが、蓮の花の形のものが一番多くお供え物に一番好まれて使用されています。

お盆に砂糖菓子(落雁)お供えする由来

お盆に砂糖菓子(落雁)をお供えするようになった由来を紹介します。

お盆に砂糖菓子(落雁)をお供えするようになったのは、木蓮尊者(もくれんそんじゃ)が行った盂蘭盆会(うらぼんえ)と呼ばれる施餓鬼(せがき)という供養が由来します。

 

木蓮尊者の母は、我が子かわいさから餓鬼道に堕ちました。

※餓鬼道は生前贅沢をしたり、強欲で嫉妬深かったりと貪りの心や行為をした者が堕ちるところです。

 

餓鬼道では飢えと渇きに苦しみます。

木蓮尊者が母親の前に供物を出しても、炎を上げ燃え尽きてしまいます。

 

母親を救いたい木蓮尊者は釈迦に教えを請いました。

 

釈迦に教えを請いた木蓮尊者は、餓鬼道から自分の母親を救うためには、自分の母親だけ救済しようとするのではなく、修行僧や恵まれない方たちにたくさんの食べ物を振る舞うことが唯一ははおやを救う方法と知るのです。

こうして行われたのが「施餓鬼」と呼ばれ、この時振る舞うものは得に甘いものが良かったのです。

※施餓鬼とは、生前の悪行を行い亡者の世界に落とされた人や無縁仏となっている人たちにも、食べ物や飲み物などの供物を施すことで餓鬼の供養を行うこと。

 

施餓鬼の影響から現在においても、砂糖菓子(落雁)がお供え物とされるのです。

お盆の時期は暑く果物はすぐに腐ってしまうので、落雁はお盆の暑い時期でも日持ちするということから、果物を模して代わりとしても用いられているのです。

まとめ

今まで、砂糖菓子(落雁)はお下げした後、捨てていた方も多かったのでないでしょうか。

お菓子としてそのままいただくには美味しくない砂糖菓子(落雁)ですが、処分せずに料理やお菓子作りに使用して有効活用しましょう。

ちょっとお値段は高くなりますが、和菓子屋さんなどでは美味しい落雁を販売しています。

そちらを購入して、お菓子として最初から美味しく頂くのも良いでしょう。

私はここ数年、和菓子屋さんの美味しい落雁と、スーパーに並んでいる色が鮮やかな砂糖菓子と両方をお供え物としています。