切り花は一年中活躍してくれますよね。
正月花から始まり、卒業式、入学式、母の日、父の日、送別会、お誕生日など数え切れないたくさんの場面で私たちの心を癒してくれます。

出来るだけ切り花は長持ちさせでたいですよね。
水きりや延命剤は良く聞きますが、熱湯での湯あげや10円玉にも効果はあるのでしょうか?

また、選ぶ花の種類によっても長持ちさせることが出来るようです。

そこで、切り花を長持ちさせる方法と長持ちする花の種類を紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

切り花を長持ちさせる方法

一年中私たちを楽しませてくれるお花には、人の心を穏やかに豊かにする力を持っています。

お花をプレゼントしたり、頂いたり、自宅に飾るために購入したり、仏さまにお供えしたり、いずれの時もなるべく切り花が長持ちさせたいと思いますよね。

どのような点に注意したら良いのでしょう。

切り花を購入するときののポイント

購入時のポイントは、花に限ったことではなく当たり前のことですが、新鮮な花ほど長持ちします。

買う場合には出来るだけ新鮮なお花を選んで買うようにしましょう。

 

また、信用が置ける花屋さんや販売所を日頃から探しておけると良いでしょう。

 

私がお花を買うならここと決めているお花屋さんは、「このお花は今日来たばかりの新鮮なお花ですよ。」とか、「このお花は少し日数が経っているので安くなってます。」とか、「売り物には出来なのでサービスします。」などと教えてくれるのです。

こんなお花屋さんと親しくなれたらラッキーですよね。

家に切り花を飾る時のポイント

家に切り花を飾る時のポイントは、置き場所を選び、水替えの頻度や水の量などのお手入れです。

お花は持ち運んでいる間に切り口が乾いていることもあるので、花瓶にそのまま生けるのではなく切り戻しや水あげをしましょう。

また正しい置き場所を選びましょう。

 

切り花が嫌う場所は、冷暖房の風が直撃するところや高温多湿の場所です。

私たち人間と同じなのです。
冷暖房の風に長時間当たると、私たちも身体がだるくなったり、頭痛がしたり、お腹が冷えて痛くなったり、風邪をひいてしまうこともありますよね。

 

だから、冷暖房のきいた部屋に切り花を置くときは、直接風にあたらない場所を選んであげましょう。
これは切り花に限りません。
鉢植えでも同じですよ。

 

また切り花は、暖房のよく効いた部屋や、日当たりの良い暑くなるリビングや、温度の高い所では水の中の細菌が増えやすくなるので長持ちしません。

リビングのように暖かく明るい場所よりは、どちらかと言うと暗めでひんやりとした玄関などの方が、切り花を長持ちさせるには適している場所といえます。

切り花を長持ちさせるためのポイント

切り花の葉がしおれてくるのは、発散する水の量に対して吸水する水の量が少ないことが原因です。

それでは発散を少しでも防いで、吸水しやすくなるお手入れの方法を紹介しますね。

水切りをしましょう。

切り花を花瓶に生ける前に、きれいな水の中で水切りをしましょう。

水切りをすることで、茎の断面が空気に触れることなく効率よく水あげを促進できます。

花瓶を清潔に洗いましょう。

切り花を生ける前に、花瓶の中を台所用洗剤でしっかり洗いましょう。

花瓶の水を取り換える時も花瓶の中もきれい洗い清潔に保ちましょう。
水を新しくするだけではダメなんです。

特に夏などは、バクテリアの影響で1日で水が腐ってしまいます。

毎回水切りをすると効果的です。

花瓶の水を取り換える時は、毎回茎を水切りして茎の断面を清潔に保ちましょう。

下部の葉は取り除きましょう。

花瓶の水につかる部分は茎だけにして、下部の葉は取り除きましょう。

花瓶の水に茎の下部の葉が浸っていると、葉が腐りバクテリアが繁殖しやすくなってしまい、水分がうまく花の方まで上がっていきません。
茎の色が変わったり、茎の皮が腐ってヌルヌルした部分はきれいに洗うか、または傷んだ茎は思い切って切ってしまいましょう。

しおれた花は取り除きましょう。

しおれた花から、エチレンというガスが出ています。
このエチレンは他の花のしおれる速度を進めてしまうので、早めに取り除くことが大事です。

 

このようなお手入れ方法を紹介しましたが、「忙しくて毎日そこまで手入れはできないかも?」という人や、ちょっとずぼらさんにおすすめしたいのは、お花屋さんやホームセンターで売っている切り花の延命剤です。

ただ、「この延命剤を使えば1週間は花瓶の水を取りかえなくても大丈夫なくらい。」という人もいますが、それは言い過ぎです。

◇切り花延命剤の効果
・バクテリアの繁殖を抑える働き(抗菌)をする
・界面活性剤の成分が水揚げを助ける
・栄養を補給する
・銀イオン剤入りのものは切り花の老化を防止する など

切り花を長持ち 熱湯を使った湯あげや10円玉に効果はあるの?

熱湯を使った湯あげで切り花は長持ちする?

熱湯を使った湯あげの方法は、お花屋さんでは良く行われている方法です。

あまり一般的には知られていないので、「お花を熱湯につけて大丈夫なの?」と心配してしまうかもしれませんが、大丈夫なので安心して試してみましょう。

 

湯あげの原理は、茎を熱湯につけることで導管内の空気を外に押し出し、それによって導管内に水をスムーズに吸い上げるのです。

一般的に水あげが難しいとされているバラにもこの湯あげは効果があります。

また、庭で摘んだ草花(マーガレットやヤグルマソウなど)をお部屋に活けようとしても、水を吸い上げてくれなくてうまく活けることができないという時も、この湯あげの方法がおすすめです。

 

ただし、チューリップやスイセンなどの球根植物や、ガーベラなどの茎が太く水分が多い花には向いていません

 

それでは、湯あげの手順を紹介しますので試してみましょう。

湯あげの手順

1.切り花の茎の下部を20cmほど残して、新聞紙で包みましょう。
茎がまっすぐになるようにしっかりとくるみ、蒸気が花や葉に当たらないように根元の部分をピッチリと止めましょう。

 

2.茎の先を斜めに良く切れるハサミでスパッと切りましょう。
「良く切れるハサミでスパッと切る」とよく言われますが、茎の導管の入口がつぶれてしまわないようにという理由からです。

 

3、斜めに切った茎の先を熱湯につけます。
茎の先端から空気が押し出されて、ブクブクと泡が上がってきます。

 

4.茎の先を熱湯につけてゆっくりと20数えたら、あらかじめ用意しておいた冷水に勢いよく入れましょう。
深い容器を用意して、たっぷりの冷水の中になるべく立てておくことが重要なポイントです。

このままなるべく涼しい所に置いて、2時間ほど経つと葉の先端までしっかりと水があがっています。

花や葉の先端にしっかり水があがってから、改めてお好みの長さに切って花瓶に生けるましょう。

10円玉に切り花を長持ちさせる効果はあるの?

花瓶の中に10円玉を入れるとその10円玉の銅がとけて、何もしないよりは水が腐るのを遅らせ、バクテリアの繁殖を抑える効果があるようです。

しかし、延命剤の栄養や水揚げを助ける効果はないので、普通に花瓶に生けるより少しましという程度でしょう。

花瓶に10円玉を入れる場合は1枚では全然たりませんよ。
10円玉1枚でコップ1杯分と考えましょう。

切り花が長持ちする花の種類は?

どんな花の種類が長持ちするのでしょうね。

比較的長持ちすると言われている花を紹介します。

 

菊は日本古来からあり、日本の気候に合っている花です。

最近ではマムと呼ばれるヨーロッパで品種改良された、花の形状が変わったものがよく出回っています。

ピンポン菊という種類のまんまるい形のものや、キレイなグリーンの花でシャムロックという品種は花びらが細くシャープな印象です。

昔の菊のイメージとは違うものもあるので、飾りたいイメージに合わせていろいろ選べます。

スターチス(リモニウム)

 

ドライフラワーとしてもよく使われる花ですが、最初からドライフラワーのようにも見えます。

かすみ草

 

フラワーアレジメントのよく使われています。
このかすみ草が入ると一気に華やかになります。

ユリ

 

存在感があって飾っているのを見るだけで元気がでるユリは、とても水揚げがよく暑い時期でも長持ちします。

つぼみが複数ついている事も多く、最後のつぼみまで開き花を楽しむことが出来ます。

さらに長持ちさせるために、百合の雄しべの部分の黄色い花粉を摂りましょう。
花粉がついたままでは花も汚れ、受粉してしまうと種を作る方にエネルギーを使うため花持ちが悪くなります。

カーネーション

 

母の日の定番のカーネーションも切り花として長持ちします。

硬く咲きそうにもないつぼみは最初に摘み取っておくことが長持ちするコツです。

トルコキキョウ

 

切り花の場合、つぼみは開かない事が多いので、出来るだけ咲いているものを選ぶというのがコツでしょう。

お花屋さんで購入する時から咲いている花は家で生けてからもずっと長く咲いたままでいるので安心してくださいね。

長持ちする花の種類を紹介していて気づきました。
これらの花のほとんどが仏花に使われる花ですね。

まとめ

切り花を手軽に長持ちさせるのは切り花延命剤です。
これなら忙しくお手入れができない場合も安心ですね。

しかし、時間をみつけて、ちょっとだけでも手間をかけてお手入れすることで、さらに切り花が長持ちしますよ。

こちらの記事も参考にしてください。
正月飾りと正月花の種類と意味 喪中や忌中の時はどうする?

お花のお手入れをする事で優しい気持ちになれ、心豊かな時間を過ごすことができるでしょう。