七五三を迎える姪や甥にお祝いは必要?金額の相場と渡す時期は?

七五三を迎える姪や甥にお祝いは必要か否か、金額の相場や渡す時期についてお伝えします。

可愛がっていた姪や甥がいつの間にか大きくなり七五三を迎える年齢になる、おじやおばにとっても感慨深いですよね。
気持ちを表すお祝いについて確認しましょう。

七五三を迎える姪や甥にお祝いは必要?

七五三のお祝いはこのようにしなくてはいけないという決まりはないのです。

以前テレビでも紹介していたことがありましたが、七五三のお祝いを結婚式の披露宴のようにビックリしちゃうくらい豪華に行う地域もあるんですよね。
またその逆もしかりで、家族だけで神社に参拝し記念写真だけで済ませるシンプルな場合もあります。

このように各家庭でも様々、地域によっても全然異なります。

様々なお祝いのやり方がある中で、「七五三を迎える姪や甥にお祝いは必要なの?」との問いには、
「身内の姪や甥に対しては一般的にお祝いを渡される方が多いですね。」とお答えします。

親戚や身内を家に招く食事会に招待されたり、場所を外に移してのお祝いの会に招待される場合はもちろん必要です。

同じように、家族だけで参拝し記念写真だけでシンプルに済ませる場合でも、今年は姪や甥が七五三を迎えると承知している場合はお祝いを贈ることをおすすめします。

七五三は子供たちの成長に感謝し健康で大きく育ってと願い祝うものです。
姪や甥となれば可愛いですよね。
大人同士も親しければ親しいほど、お祝いのやりとりはお付き合いのなかでとても大事なのではないでしょうか。

七五三を迎える姪や甥のお祝いの相場はどれくらい?

七五三のお祝いに特に決まりはないですよ。

そこで、一般的に姪や甥に渡すお祝いの相場を確認しておきましょう。
5,000円~10,000円です。

しかし、七五三を迎える年齢は3歳・5歳・7歳と3パターン。
年齢ごとに金額は変化させた方がいいのか悩んでしまうという人も多いようです。

決まりはないのですから、同額にしてもちょっとだけ金額に変化をもたせてもどちらでも大丈夫ということになりますね。

守るべき4つのマナー

年齢ごとの金額は変化は気にしなくても大丈夫なのですが次のような場合は、しっかりとマナーを守るようにしましょう。

兄弟(姉妹)が一緒に七五三をお祝いする場合

兄弟が一緒に七五三をお祝いする場合があります。
最近では、数え年や満年齢などお祝いする時期を柔軟に考えて兄妹一緒の七五三をという家庭が多いのです。

「じゃあ、お祝いを渡す側も兄弟だから一緒でいいと考えて、一つのご祝儀袋に2人分入れて渡してもいい。」なんてことはありませんからね。
一つのご祝儀袋に2人分のお祝いを入れて渡すことはNGです。

1人ずつそれぞれにご祝儀袋を用意して渡しましょう。

お互い様でお祝い金は無しの場合

次のようなケースもなかにはあります。

「お祝い事はお互い様だから、お祝い金は無しにしましょう。」
親同士(兄弟)との話し合いで、お互い様とする場合ですね。

それはそれで、お互いの家族が納得しているのであれば問題ないでしょう。

しかしその場合でも、「七五三おめでとう。」の気持ちを込めてメッセージと子供が喜ぶお菓子などをプレゼントしてもいいですよね。
全くなにも無しっていうのも、親はそれで面倒なこともなく良いかもしれませんが、子供の立場からしたらなんだか寂しいのではないでしょうか。

【私の場合】
私の場合これで寂しい思いをしています。
「お互い様でお祝い金は無し」と義母と義姉が決めていたようです。
七五三に限らず出産からお祝いは一切ありませんでした。
私が嫁になる前に義姉は出産も小学校入学も終えていたからでしょうか・・・
親はそれでいいかもしれませんが、子供たちは寂しい思いをしていたのではないかと思います。

七五三のお祝いは品物でもいいの?

七五三のお祝いは現金だけでなく、品物でも商品券や図書カードでもかまいません。
品物(プレゼント)で人気があるのは下記のものです。

●男の子
・おもちゃ
・ゲーム関係
・スポーツ用品(サッカーボールなど)

●女の子

・洋服
・絵本
・人形
・髪飾りやバックなどの小物

品物を贈る場合の注意点

■子供の欲しいものをリサーチする。
■子供の親の好みもリサーチする。
■その家庭に合ったものを贈る。

せっかく贈るのだから本人に喜んで欲しいけれど、相手の家庭で禁止されているゲーム関係のものを贈ってしまうとそれは問題ですよね。
また、相手が恐縮してしまうような高価すぎるプレゼントもNGです。

このようなことを考えると現金が一番無難のようですね。

お祝いを現金で渡す場合

お祝いを現金で渡す場合は、のし付きで水引きは赤白の蝶結びのご祝儀袋で渡しましょう。

【表書きの上段】
表書きの上段には、3歳・5歳・7歳の全年齢に共通してOKな「七五三御祝」「祝七五三」「お祝い」と書きます。

【表書きの下段】
表書きの下段には、贈る人(自分)の名前を中央に書きます。

筆や筆ペンを使用しはっきりと太く書きましょう。

七五三のお祝いを渡す時期

基本的に七五三のお祝いを渡す時期は、10月中旬~11月15日です。

ただ最近は、七五三を11月15日とこだわる家庭は少ないようです。
お父さんやお母さんの仕事の関係やお日柄を考慮し、10月中に七五三をとり行う家庭もあるので、その家庭の七五三が終わってしまう前に渡しましょう。

また、昔と違ってお祝いで頂いたお金を着物の購入や写真撮影にと考えている場合もあるかもしれないので、なるべく早めに渡したほうが喜ばれそうです。

まとめ

子どもの成長のお祝いには、お返しは必要ないというのがルールです。
しかし、気を使い内祝いをする家庭も多いので、お祝いや品物(プレゼント)を贈る際は、相手に負担がかからないように金額の相場を確認し、高価すぎるプレゼントにならないような品物を選びましょう。

 ⇒ 小学校の入学祝い 孫・姪・甥の相場とプレゼントなら?渡す時期はいつ?

姪・甥ともに七五三の次にやって来るお祝いは小学校入学ですね。