とびひは高温多湿の悪環境の中で、幼児があせもや虫に刺された刺にさされたところがかゆくて、かきむしることがきっかけでおこります。

原因はかきむしることだけなのか、どのような症状が現れるのかお母さんは気になりますよね。

そのままにしておくと、とびひは体のあちこちにうつりますが、抵抗力のある大人にもうつるものなのか、予防するにはどうしたらいいのか知りたいでしょう。

そこで、とびひの原因になる菌や症状、大人にうつるものなのか、予防方法についてお伝えします。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

幼児のとびひ 原因と症状

日本の夏は高温多湿です。
このような悪環境の夏、皮膚の抵抗力の弱い幼児に多く見られるのがとびひです。

とびひは通称名で、正式な病名は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」です。

あせも虫刺され湿疹すり傷など患部をかきむしったところに細菌が二次感染して、火事の飛び火のように症状が広がるのが特徴です。

 

このとびひの広がり方は本当にすごいのです。
わが息子が幼いころ経験しました。

転んですりむいた患部(膝)は消毒をしていたのですが、グジュグジュに化膿してしまい、かきむしった形跡はありませんでしたが、グジュグジュは次々に広がってしまいました。
とどうやら、治りかけの渇いたカサブタを息子がはがしたようです。

怖くなってあの時は小児科を受診し塗り薬のみ処方してもらい短期間で治りました。
先生から、「早く受診して良かったね。症状がひどくなってからだと完治するのに時間がかかるから。」と言われたことを覚えています。

 

それでは、次々に広がる「とびひ」の原因を紹介します。

とびひになる原因

とびひは、次の3つの要因が揃うと発症します。

皮膚バリヤ(防御機能)の破壊

あせもや虫刺され、アトピー性皮膚炎などの湿疹が一番多いですが、擦り傷、鼻のかみすぎなどで起こる皮膚のただれなどが原因になる場合もあります。

このように特別なことではなくて、日常生活の中のありとあらゆるささいな出来事が原因になる可能性があるのです。

化膿性の細菌

化膿性の細菌は下記の2種類に分けられます。

・水疱性膿痂疹(水疱ができるもの)  黄色ブドウ球菌が原因
・痂皮性膿痂疹(かさぶたができるもの)化膿性連鎖球菌が原因

乳幼児や幼児がうつりやすいのは、水泡ができる黄色ブドウ球菌が原因の水疱性膿痂疹です。

※黄色ブドウ球菌とは
鼻の穴、のど、皮膚などに存在している常在菌で、誰もが持っている菌です。
健康な皮膚に黄色ブドウ球菌がついてもなんの問題もありません。
しかし、皮膚バリヤが壊れてしまった皮膚には、黄色ブドウ球菌が簡単に侵入し、菌が増殖するときに毒素を出し悪さを始めます。

かきむしること

あせもや虫刺され、アトピー性皮膚炎、湿疹などのかゆみに加え、細菌の繁殖によってさらに強くかゆみが増します。

幼児の場合は、寝ている間など無意識のうちにかきむしって皮膚を傷つけ、細菌が増えやすい状態にしてしまうので、どうしても悪循環に陥ることが多いのです。

 

細菌がたくさんいるのはとびひからでるネチャとした汁です。
とびひをかきむしった指で、他のところをを触ることで、次々と広がるのです。

とびひの症状

主な症状を紹介します。

・赤いブツブツ
・水を持った湿疹(カサカサしていない)
・皮がめくれた感じ
・膿みをもった水泡ができる
・さまざまな大きさの破れやすい水疱
・水泡の中の液は透明~淡黄色ににごっている
・ジュクジュクとした汁をもち、かさぶたが付く
・かゆみが強く次々に広がっていく

幼児のとびひは大人にもうつるの?

基本的に、大人は免疫が強いので子供のように感染する可能性は低いです。
しかし、アトピー性皮膚炎の方や、皮膚のバリア機能が低下している時は要注意です。

 

子供がとびひになってしまい、お母さんが患部に塗り薬を塗るときは十分に注意をいなくてはいけません。
不用意にとびひの患部を直接指などで触れないようにしましょう。
塗り薬を塗る時は、使い捨ての薄手のビニールの手袋を使用することをおすすめします。

また、子供のとびひのところを拭いたタオルをそのまま大人が使用した場合うつってしまうので、タオルを家族で共有するのは避けましょう。

 

とびひの感染力はとても強いので、完治するまでは周囲の人にうつしてしまう可能性があります。
完治するまでは油断しないようにしましょう。

大人がとびひになってしまうと、子供よりも症状が重くなりやすいです。
清潔な皮膚の状態を保つことを心がけましょう。

幼児がとびひにならないための予防方法

皮膚を清潔に保つ毎日のスキンケアが重要です。

・汗をかいたらシャワーを浴びてこまめに着替えをしましょう。
・夏場でも億劫がらず入浴して、石鹸でしっかり洗い、きれいに洗い流しましょう。
・湿疹やアトピー性皮膚炎の治療をしましょう。
・虫さされや、比較的軽い症状のあせもは短期間で治すように心がけ、かきむしらないように気をつけましょう。
・手洗いを習慣化させて、外出や遊んだ後にはしっかり手を洗いましょう。
・爪は長くなる前に切って、皮膚を傷つけないようにしましょう。
・鼻に指を突っ込んだり、ほじったりしないようにしましょう。

※とびひの再発
とびひは細菌が原因で発症し、免疫ができるものではないので何度でも感染してしまいます。

まとめ

とびひは日頃から、お母さんが子供の体を良く観察し、清潔を保つ毎日のスキンケアを実行することで避けられます。

万が一、とびひを疑うような症状を見つけた場合は、早めにかかりつけの小児科や皮膚科を受診し、早期完治を心がけましょう。

⇒ とびひ 塗り薬の塗り方!市販薬でも効果ある?塗るのはいつまで?

こちらも読んでとびひがうつらないように対策してください。