長時間強い紫外線を受け、日焼けした後のヒリヒリする痛みを早く治す方法やお風呂の入り方、痛みが続く期間について紹介します。
日焼け後、お肌が真っ赤になりヒリヒリと痛くなることがありますよね。
ヒリヒリと痛むこの症状は軽くやけどした状態と同じなんです。
ヒリヒリと痛い肌はどのように対処したら早く治すことができるのか、日焼け後のお風呂はどうしたらいいのか、
また気になるヒリヒリする痛みは何日続くのか確認しておきましょう。
日焼け後のヒリヒリと痛い肌の対処方法
日焼けした後のお肌の処置で重要な事は次の3つです。
日焼け処置の3原則
1.冷やす
2.水分補給
3.保湿
日焼け処置の3原則 1.冷やす
日焼けした後にヒリヒリと痛みがある時のお肌は、痛々しいくらい真っ赤なって火照っていますよね。
これは軽いやけどと同じ状態です。
皮膚は紫外線を受けることによって、皮膚細胞が破壊されるのです。
その結果、UV対策をしないで長時間紫外線を受けてしまうと、軽いやけどのような炎症を起こしヒリヒリした痛みが出ちゃうんですね。
そこで、日焼けした後のヒリヒリする痛みを早く治すためにまずやることは、出来るだけ早く火照った肌を冷やすことです。
やけどをした時も、まずは流水などで冷やすと言われていますよね。
日焼けをした時も同じなんです。
火照った肌の冷やし方
火照った肌を冷やす方法は一つではありませんよ。
次の冷やし方の中から自分に合う方法を選んでくださいね。
■15℃くらいの流水(シャワー)で冷やす
■タオルの上から保冷剤を使用して冷やす
■冷したタオルなどで10分~15分ほどしっかり冷やす
日焼けをした当日は、痛みが和らぐまで数時間おきにしっかり繰り返し冷やしましょう。
【15℃とは】
ここで気になるのが15℃ってどれくらいの温度なのかですよね。
15℃は、ちょっと冷たいかなと感じる温度です。
例えばお水を飲んだ時、私たちが美味しいと感じる温度になります。
皮がむけてしまった患部の手当
背中や肩などを日焼けした後には、皮膚の皮がむけてしまうことがよくありますよね。
寝る時に、寝具と皮がむけた皮膚がすれて眠れないほどのつらい痛みを経験をした人は多いのではないでしょうか。
このような状態になってしまったら、皮がむけてしまった患部を我慢してそのままにしておくのはNGです。
簡単な手当をしましょう。
白色ワセリンを患部に薄く塗って、その上にガーゼをかぶせてあげるとだいぶ痛みは和らぎますよ。
【息子の場合】
息子が小学校の頃、夏休みのサッカー合宿の最終日、上半身裸で川遊びをしたそうです。
とても楽しかったそうです。
しかし、帰ってきたその晩大騒ぎになりました。
もう真っ赤っかで、肩と背中が軽いやけど状態になっていて、熱くて痛くて眠れないのです。
この時、白色ワセリンを薄く塗って、その上にガーゼをかぶせてあげたのです。
痛みはだいぶ和らいだようで、すったもんだの後寝てくれました。
翌日、患部を見たら余りにも痛々しかったので、皮膚科を受診しました。
日焼け処置の3原則 2.水分補給
日に焼けた肌はとても熱っぽく乾燥している状態なので、外からと中からの両方から十分な水分補給をしましょう。
●身体の外から水分補給
直接水分をお肌に与えましょう。
しかし、お肌に強い刺激を与えるのは良くないので、刺激の少ないものを選んでくださいね。
普通の水道水を霧吹きでこまめにシュッシュッとお肌にかけてあげてもOKです。
●身体の中から水分補給
身体の外から直接水分をお肌にかける他に、
意識してたっぷりと水分補給しましょうね。
ビタミンCの摂取も重要です。
日焼けした後、シミやそばかすが急に増えることが多いので、意識してビタミンCを摂りましょう。
ビタミンCは、日焼けの修復を早めると共に、日焼け後のシミ、シワを防ぐのに効果的と言われています。
日頃から、ビタミンCを含んだフルーツを食べたりやサプリメントで予防しておくと尚良いですね!
日焼け後のシミは、後から徐々に姿を現すこともあるので気をつけてください。
日焼け処置の3原則 3.保湿
保湿も重要です。
日焼け後のケアには、アロエ水やアロエオイルが良いと言われています。
日やけ後のお肌はカラッカラの乾燥状態なので、お肌に赤みや痛みが無くなったらアロエ水を使って水分補給をし、アロエオイルの油分で保湿するのがおすすめです。
くれぐれも、ヒリヒリとした痛みがある時に保湿はするのはまだ早いので気をつけましょう。
【私の失敗談】
息子たちが小学生の頃、私は毎週土日サッカーの応援で朝から夕方まで炎天下の中にいました。
帽子はもちろん被っていました、日焼け止めクリームも家を出る時には塗りました(1度塗っただけではダメ)が、紫外線をたくさん受けてしまいました。
その時は若かったこともあり、シミなんて気にならなかったのですが、数年経った時、ガッツーンと顔と手の甲にシミが出現したんです。
数十年経った今、消えているはずもありません。
日ごろからビタミンCでもっと予防をしていたら、しっかりと日焼け止めクリームを塗っていたら違っていたんじゃないかと今も悔やんでいます。
日焼け止めクリームは効果的に使用しないと効果は表れにくいですよ。
⇒ 日焼け止めのSPF・PAの意味と顔に塗る順番や効果的な塗り直し方
使用期限や保管場所にも気をつけたいですね。
⇒ 去年の日焼け止めは使える?未開封の使用期限と保管は冷蔵庫でいいの?
※日焼け後1週間くらいたっても痛みやかゆみが改善されない場合は、迷わず皮膚科を受診しましょうね。
日焼け後のヒリヒリ痛い肌のお風呂の入り方
日焼け後のお肌が赤く熱くヒリヒリ痛い時に、普段通りシャワーやお風呂に入るのは要注意です。
日焼け後、皮膚がヒリヒリしている状態は軽いやけどと同じだから、痛いだけでなく赤くカッカッと火照っているはずです。
このような状態で温かいシャワーや湯船に浸かるのはとっても危険なんです。
では、冷水ならいいのかと言うと、冷水も体に良くないのです。
15℃くらいの温度がベストです。
冷水ほど冷たくなく、ぬるいお風呂よりも冷たい程度です。
この温度でシャワーを浴びて、日焼けしたところが痛い感じたらまだ温度が高いということになるので、もう少し温度を下げてくださいね。
サッと汗を流す程度でとどめておいて、せっけんなどで体を洗うのは控えましょう。
多分痛くてできないはずです。
数日間はこのように汗を流すだけで十分です。
痛みが治まってきたら刺激の少ないせっけんで、手の平を使い優しくお肌をなぜる程度に洗います。
タオルやスポンジで普段通り強くこすると肌にダメージを与えてしまう可能性があるので気をつけましょう。
痛みも治まり、完全に赤みが無くなったら、少しずつ通常に近い洗い方にしましょう。
日焼け後のヒリヒリする肌の痛みは何日続くの?
ヒリヒリする肌の痛みは個人差もありますが、ピークは6~24時間後と言われていますが、
痛みが続く期間は、その時の日焼けの度合いによっても変わってきます。
早い人だと2~3日程度で回復するのですが、1週間程度痛みが続く人もいます。
また、真っ赤になって痛みが出るだけでなく、ひどい状態になると水ぶくれになります。
水ぶくれになってしまうと大変です。
このような水ぶくれになるほど炎症がひどい場合は、迷わず皮膚科を受診しましょう。
まとめ
日焼けはしないに越したことはありません。
しかし夏は、海水浴やプール、野外でのスポーツやキャンプ、バーベキューなどの外での遊びが多くなります。
日焼け止めクリームを塗る、薄手の長袖のシャツなどを着て肌を露出しないなど、日焼け対策も怠らないようにしたいですね。
ビタミンCを日頃から摂取するのもおすすめです。
⇒ 日焼けした皮膚の皮むけ対処方法と再生にかかる期間&ケア方法
日焼けの予防は完全にはできませんのでケアが大切ですよ。
日焼けしてしまったら、なるべく早く冷やして症状が悪化しないように対処しましょう。
数日経過しても症状が改善されなかったら皮膚科を受診しましょう。