蚊が刺す理由と対策 刺されやすい特徴・体質・血液型・色は?

蚊が人間を刺す理由と蚊に刺されない為の対策や刺されやすい特徴・体質・血液型・色についてお伝えします。

私たちは無防備でいたらいけないのです。
理由を知り刺されないよう対策してノンストレスな毎日を目指しましょう。

蚊が人間を刺す理由

蚊は「ブゥーン」とどこからともなくやってきて、私たち人間はいつのまにか刺されてしまいますよね。
蜂のように私たちが追い払おうとしてい蜂を威嚇してしまったのなら狙われても仕方ありませんが、大人だけでなく無抵抗の赤ちゃんまでも刺されてしまうのですから本当に困ったものです。

なぜ蚊は私たちを刺すのかその理由を確認しましょうね。

蚊は私たちを刺す理由は種族を保存するためなんです。
手当たり次第に私たち人間を刺しているように思える蚊ですが実はそうではないんですよ。

人間や動物を刺して血を吸うのはメスの蚊だけです。
オスの蚊は決して人間や動物の血を求めることは無いというのですからビックリです。

メスの蚊が人や動物から血液を摂取するには、産卵時に卵を育てるために必要となる高カロリー・高タンパクの栄養を得るためという理由があったんです。

蚊に刺されないための対策

種族を保存するためにメスの蚊が血を求めて飛んでいるならば、私たちは次のような蚊に刺されないための対策を取りましょう。

●メスの蚊の産卵場所を作らない
メスの蚊の産卵場所を作らないようにしましょう。
蚊の行動範囲は意外と狭く生まれた場所から半径15mくらいと言われています。

自宅でよく蚊に刺される場合、近くに蚊の産卵場所となる水場があるということになりますよね。
木の切株やベランダの排水管の中の小さな水たまりでも蚊は産卵して繁殖します。

特に、雨のあとの晴れた日に蚊は産卵することが多いので、雨上がりには庭やベランダなどに蚊取り線香を炊いておくといいですよ。

 ⇒ 蚊取り線香効果の範囲や効果的な使い方 成分に害はない?

蚊取り線香は、「蚊よけ効果」や「蚊の発生防ぐ効果」もあると言われています。
こちらの記事を参考にしてください。

蚊が水場に近づけないようにすれば産卵は出来ないのだから、産卵ができなければ自然と蚊の数は減っていくということになります。

●庭やベランダは風通し良くする
蚊は普段は植物の樹液や花の蜜を食料としているので、庭などの雑草はしっかりむしり伸びきった枝を剪定して風通し良くしておきましょう。

●足指を清潔にして靴下を履く
蚊は私たちの足指から発する臭いには特にとても敏感だと言われているんです。

だから裸足でいることは控え足指を清潔にして、夏でも靴下を履く靴下を履ようにしましょう。

●虫除けスプレーを活用する
市販の虫除けスプレーはとても効果的です。
足を中心に肌の露出部には約2時間おきに使用するといいですよ。

ただ赤ちゃんや小さい子供に、市販の虫よけスプレーを使うのは心配というお母さんも少なくないでしょう。
そんな時は、簡単に作ることが出来る安全なハッカ油スプレーを使ってみましょう。

 ⇒ 赤ちゃんの蚊よけ対策にディート注意 安全ハッカ油スプレーの作り方

簡単に作れる安全ハッカ油スプレーの作り方はこちらを参考にしてください。

蚊に刺されやすい特徴・体質・血液型・色

メスの蚊が産卵時にターゲットにするものは次の3つですよ。

■呼吸から排出される二酸化炭素
■高めの体温
■汗に含まれる乳酸

産卵時のメスの蚊は、人や動物の排出する二酸化炭素や体温・湿度、汗に含まれるアセトンや乳酸などの揮発性物質などに反応してターゲットを決め狙うんです。

蚊に刺されやすい特徴と体質

具体的にどのような人が蚊に刺されやすいのか確認しましょう。

●汗をかきやすい人
汗をかくときに出る乳酸は皮脂と混ざると強い臭いに変わるんですよ。

汗の成分の臭いに蚊は反応してくるので汗をかきやすい人は刺されやすいんですね。

●体温が高い人
蚊は熱をも感知することが出来るので体温が高い人へとめがけ飛んでいくのです。

だから、体温の高い赤ちゃんや子供は狙われやすいんですね。
以前、生命力の高い人が蚊に刺されやすいと聞いたことがありましたが、この体温が高い人と言うことだったんだと理解できました。

お風呂上りも汗をかき体温が高くなるので注意が必要ですよ。

●妊娠中の女性
妊婦さんの中でも妊娠後期の人は要注意です。

妊娠後期は通常より2割ほどお腹が肺を圧迫するので呼吸数も増えて二酸化炭素の排出量も増加し体温も高めになっているので蚊に刺されやすくなります。

●お酒を飲む人
摂取したアルコールを分解する時に二酸化炭素の排出量が増えるんです。

さらに飲酒後は呼吸数も増えて汗もかくので蚊に刺されやすい人になってしまいます。

蚊に刺されやすい血液型

刺されやすい血液型も知っておきましょう。
よく、「私ばかり刺されるのはなんで?」なんて言っている人いますよね。
これは血液型がかんけいしているかもしれませんよ。

●血液型がO型の人
血液型のO型の人が分泌する成分が他の血液型の人に比べて蚊を引き付けやすいと言われています。

次のような順番で刺されやすさが違ってくるようですよ。

O型 > B型 > AB型 > A型

どうして蚊は私たちの血液型がわかるのか不思議ですよね。
どうやら蚊は花の蜜とO型の血液は非常に近いと感じているらしいんです。

血液型物質は赤血球の表面に付着しているだけではなく汗・唾液・涙・尿・髪の毛にも含まれているので、人間の汗に含まれる血液型物質の匂いを毛状感覚子で感じ取って花の糖分に似たO型の血液を見分け狙いを定めているようです。

蚊に刺されやすい色

刺されやすい色も知っておきましょう。

●黒色のもの
蚊の色覚は白色と黒色の2色のみです。
それ以外の色は感知できないというのです。

2色のうち、蚊が近づくのは黒色なんです。
黒っぽい服を着ている人に近づくんですね。

光を反射する白系よりも光を吸収する黒色の服を着ている方が蚊に刺されやすいんです。
これもまた、蜂のようでビックリですよね。

 ⇒ 蜂が人間を攻撃する理由と狙われやすい色 刺されない服装対策は?

蜂が人間を攻撃する理由と狙われやすい色はこちらで確認してくださいね。

だから、日焼けした色黒の肌をしている人にも蚊は近寄ってくるようですよ。

その他

蚊に刺されやすい原因の一つになると言われているのが女性が生理中の時です。

基礎体温は下がっているはずなのですが、何となく微熱っぽいと感じたりするからなのでしょうか。

まとめ

産卵時にメスの蚊のみが血を求めているのです。
庭やベランダは常に風通し良くし、蚊の産卵場所となる水場を絶対に作らないようにしましょうね。

蚊の発生を防ぐ効果がある蚊取り線香を活用しましょう。
また蚊よけには、虫除けスプレーを約2時間おきに使用するととても効果的です。
汗が出たたらウエットシートなどでふいて常に清潔に保つようにし、黒い洋服はなるべく着ないようにしましょう。

 ⇒ 赤ちゃんが蚊に刺された時 跡が消えない時の対処と病院受診の皮膚状態

赤ちゃんのぷよぷよツルツルの肌には蚊に刺された時の跡は残したくないですよね。