電子レンジは「チン」するだけで、牛乳などを手軽に温められるので、朝の忙しい時間にとても便利です。

でも、加熱中や加熱後に牛乳が急に沸騰して、「ボコボコッボコ」と音をたてて吹きこぼれ、怖い思いをした事はありませんか?

また吹きこぼれた牛乳の始末は面倒ですよね。
時間短縮のために電子レンジを使っているのに、吹きこぼれてしまったら時間短縮どころではありません。

そこで、電子レンジで牛乳が吹きこぼれる理由、防ぐ方法、安全な温め方を紹介します。

参考に慣れれば幸いです。

では本題に入りましょう。

電子レンジで牛乳を加熱した時に吹きこぼれてしまう理由

電子レンジで牛乳を加熱していると、知らぬ間に吹きこぼれ半分近く電子レンジの中に流れ出ていたり、また加熱後、牛乳の中にコーヒーを入れカフェオレを作ろうとしたら「ボコボコッボコ」っと音をたてて牛乳が吹きこぼれ、これまたカップの中身が半分になっちゃったという経験をした人は少なくないでしょう。

なぜこのように牛乳が吹きこぼれてしまうのかその理由を紹介しますね。

は沸騰するとブクブク泡が立ちます。
そして、そのまま破裂して蒸発していきます。

しかし、牛乳は水とは違います。

牛乳は水に比べると、熱を加えたとき液中に水蒸気の泡ができやすく、この泡には牛乳中に含まれているタンパク質が集まっています。
この牛乳の水蒸気は水のようにそのまま破裂して蒸発しないのです。
なかなか壊れない薄い膜を作ります。

壊れない薄い膜は、加熱時に60℃を超えると牛乳の表面に姿を現します。

膜がつくられた後さらに加熱を続けると、この膜の下で次から次へと泡が増えて膨れ上がります。
さらには行き場を失い、溜まった泡はついには吹きこぼれてしまうのです。

このように牛乳の吹きこぼれは、加熱したときにうっすらとできるあの膜が原因なのです。

 

このような吹きこぼれは加熱中だけではありませんよね。

牛乳を加熱した後にカップの中にインスタントコーヒーを入れようとスプーンが牛乳に触れた瞬間、ボコボコッボコと吹きこぼれることもあります。
このような現象を「突沸」といいます。

※突沸とは
通常は液体が沸点に達すると、液体の内部から水蒸気が発生して沸騰状態になるのですが、まれに沸点に達しても沸騰しない場合があります。
このような液体が沸点に達しても沸騰しない状態の時に、ちょっとした刺激や振動(ゆする、かき混ぜる、砂糖・調味料を入れるなど)が加わると、突然一気に沸騰することを言います。

 

突然一気に沸騰する突沸はとっても危険です。
熱い液体が勢いよく吹きこぼれたり、爆発するように大きく飛び散ることもあるのでやけどに注意しましょう。

牛乳の吹きこぼれを防ぐ方法

牛乳の吹きこぼれを防ぐ方法は簡単です。

牛乳のなかなか壊れない薄い膜ができることが原因なので、膜を張らないように温めれば良いということになります。

 

ちなみに、
柄の長いスプーンや割り箸を牛乳を入れたカップの中に入れておくと、柄が蒸気を逃がす導管の役割をして、吹きこぼれを防いでくれるようです。

ただ、このやり方も、温めすぎると突沸する可能性があるので注意しましょう。

 

また、加熱が終わってもすぐに出さずに庫内で1分程冷ましてから取り出しましょう。
加熱後の突沸を起こしにくくすることができます。

牛乳が吹きこぼれない安全な温め方

なかなか壊れない薄い膜を張らないようにするにはどうしたら良いのか紹介します。

お鍋で温める場合

お鍋で温める場合は、なるべく目を離さないで表面をかき回して薄い膜を作らないようにします。

ただこれだけです。
拍子抜けしちゃうくらい簡単です。
これで吹きこぼれてしまう心配はありません。

電子レンジで温める場合

問題は電子レンジで温める場合でしたね。

牛乳を温める専用のコースが付いている電子レンジならば問題はありません。

 

牛乳を温める専用のコースが付いて無い場合はどうしたら良いのか紹介します。

一番注意しなくてはいけないし、NGなのはカップにラップをして加熱することです。

これは牛乳の薄い膜以上に強い膜でカップを覆うことになるので、牛乳が爆発したかのように一気に飛び散ってしまいます。
本当に危険なので注意しましょう。

 

電子レンジはお鍋で温めるのとは違って、急激に牛乳を温めることになるので、突沸を起こしてしまう可能性が高いです。

この突沸は温めすぎる起きてしまうことがあるので、電子レンジで加熱する時は時間を刻むのがポイントです。

短い時間で数回に分けて加熱します。
カップを一旦取り出して、その都度牛乳を軽くかき混ぜる手間をかければ吹きこぼれは起きません。

 

例えば、
600ワットで約30秒、熱々を飲みたいのならもう10秒加熱しましょう。

電子レンジの機種によってワット数も違うかもしれませんが、参考にしてくださいね。

突沸を抑えるには最初の10秒時点でドアーを開けてスプーンでかき回しましょう。
そして直ぐにまた加熱し、気になったらもう一度スプーンでかき回す。

まとめ

牛乳の吹きこぼれの原因は熱を加えたときにうっすらとできる牛乳の膜です。

膜を張らないようにすれば、牛乳が吹きこぼれる可能性は少ないでしょう。
加熱する時は短い時間で数回に分けて行いましょう。
柄の長いスプーンも有効かもしれませんが、加熱しすぎたら問題です。

ポイントは加熱しすぎないことなのです。

突沸をしないよう気を付け、電子レンジをうまく使いこなしましょう。