
さつまいもを甘く美味しく蒸すポイントやコツと電子レンジ・炊飯器・フライパンを使った蒸し方をお伝えします。
さつまいもはスイートポテト・大学芋・サラダなど食べ方は色々ありますが、先ずはさつまいもの味そのものを味わって食べる「蒸したさつまいも」を美味しく味わいましょう。
さつまいもを甘く美味しく蒸すポイントとコツ
「さつまいもって、種類によって甘さに違いが出るんでしょ?」
「高級なさつまいもじゃないから甘くないのかも?」
なーんて思っている人はいませんか?
確かにさつまいもの種類によって、甘さの違いは多少あるかもしれませんが、その差はほんのちょっとだけですよ!
実は、さつまいもの種類に関係なく甘く美味しく蒸すポイントやコツがあるんです。
それはズバリ「温度と時間」です。
さつまいもに含まれているデンプンは、加熱することによって酵素が働き出すのです。
働き出した酵素がデンプンを分解してブドウ糖を作ると言われています。
このように、ブドウ糖が作られることでさつまいもは甘くなるんです。
⇒ さつまいもの栄養成分と効能や調理法の注意点と長期保存するコツ
調理方法の注意点と長期保存するコツも参考にしてください。
さつまいもが甘くなる温度と時間
それでは、さつまいもが甘くなる温度と時間を確認しましょう。
酵素が一番効率良く働く温度は65℃~70℃です。
65℃~70℃で調理する時間(加熱時間)が長ければ長いほどさつまいもは甘くなるんです。
最低でも30分以上加熱しましょうね。
今ではほとんど見れなくなった、「石焼~きいも、おいも! 美味しいおいもはいかがですか?」と売りに来た、温められた石でじっくり焼かれた石焼いもはとっても甘く美味しく感じたのでしょう。
これで納得できます。
家庭でさつまいもを蒸す時は、さつまいもを蒸す温度を一気に上げないようにすればいいんです。
時間をかけてじっくり調理(加熱)すれば甘くて美味しい蒸したさつまいもを食べることができますよ。
さらに、グッと甘みを増すには
さつまいもを蒸す際の前日に、ひと手間かける時間の余裕があるならば、さつまいもを天日で一日干してみましょう。
グッと甘みが増してくると言われていますよ。
一日干して甘みが増したさつまいもを「温度と時間」を気にして調理することで、さらにあまく美味しく蒸したさつまいもを食べることができます。
試してみる価値ありますよ。
さつまいもの蒸し方(電子レンジ・炊飯器・フライパン)
さつまいもを甘く美味しく蒸すポイントやコツがわかったところで、電子レンジ・炊飯器・フライパンを使った蒸し方を紹介しますね。
色々試して、お好みの蒸し方を見つけてみましょう。
電子レンジを使った蒸し方
電子レンジを使ったさつまいもの蒸し方を確認しましょう。
電子レンジは簡単(時間が短い)に出来ていいんだけど、「味や食感はイマイチなんだよなぁ~」と感じている人は多いでしょう。
こけは短時間でさつまいもを蒸すことになるのがが原因ですね。
でも大丈夫、電子レンジを使う時も低温での調理を意識することで美味しくなります。
【蒸し方の手順】
(1)さつまいもを洗って、3ヶ所ほどフォークで皮に穴を刺します。
(2)電子レンジのターンテーブルに割り箸を2膳離して置いてさつまいもはその割り箸の上にのせます。
(3)電子レンジの出力は弱150W~200W(かなり低め)に設定します。
(4)加熱時間の目安は100gあたり約6分程です。
(200g → 約12分・300g → 約18分)
さつまいものg数を量れない時は、6分づつ様子を見ながら加熱していきましょう。
(5)竹串でさつまいもの真ん中を刺して「スーッ」と通ったら完成です。
炊飯器を使った蒸し方
炊飯器を使ったさつまいもの蒸し方を確認しましょう。
「えーっ!炊飯器でさつまいもを蒸すの?」と思う人は多いでしょうね。
この「炊飯器」を使う方法が一番簡単で甘く美味しくできると言われているんです。
さつまいもとお水を入れて炊飯器のスイッチを入れればOKだなんて、こんなに楽で嬉しいことはないですよね。
【蒸し方の手順】
(1)さつまいもを洗って炊飯器に入れます。
この時さつまいもを小さくカットする必要はないですよ。
(2)炊飯器にさつまいもに対して2/3程度のお水を入れます。
(3)炊飯器のフタを閉めてスイッチを入れます。
早炊きコースを選んでもOKです。
(4)炊飯完了の合図を聞いたら完成です。
フライパンをを使った蒸し方
「フライパン? フライパンって炒め物をするのに使う物じゃないの?」と思う人がほとんどですよね。
しかしこれがビックリ、「あれ? お砂糖を入れた? うっそー!」と思わず独り言を言ってしまいそうになるほど甘くしっとりとして、美味しくできると言われているので、ぜひぜひこちらも試してみましょう。
ちなみに、
このフライパンで作る蒸かしいもは私の一押しです!
【蒸し方の手順】
(1)さつまいもを洗って、適当な大きさの輪切りにします。
(2)さつまいもをフライパンに並べて、水を深さ2cmほど入れます。
(3)フライパンにフタをして、中火にかけて水を沸騰させ蒸し煮にします。
この時、急激に火を通すと甘さを引き出すことができないので注意しましょうね。
中火で沸騰させるが大きなポイントになります。
(4)フライパンの水が沸騰したら、すぐに弱火にしてゆっくり約30分程火を通します。(様子をみながら途中さつまいもをひっくり返す)
水が減りすぎた場合は適宜水を足してください。
(5)さつまいもに中心に竹串を刺して、「スーッ」と通ったら完成です。
まとめ
栄養たっぷりで、甘い香りが食欲をそそるさつまいもを甘く美味しく蒸すポイントは、「温度と時間」です。
これを意識すれは、「石焼~きいも、おいも! 美味しいおいもはいかがですか?」の石焼き芋にも負けません。
電子レンジ、炊飯器、フライパンで蒸し具合いを試してあなたのお好みの味や食感を見つけましょう。
食べ過ぎでカロリー気になる人は参考にしてくださいね。