火事見舞いにお酒をおくる意味や渡す時期と金額の相場は?

火事は、いつ誰に起こるかわからないから怖いですよね。

実は昨年、友人の自宅のお隣さん宅から火災が発生しました。

その時、私は火事見舞いのことを何にも知らなかったので相当慌ててしまったのです。

いざという時、慌てなくてもいいように火事見舞いのことを頭に入れておきたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

そこで、火事見舞いにお酒をおくる意味や、お酒以外では何が良いのか、渡す時期や金額の相場、について紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

火事見舞いにお酒を贈る意味

友人の自宅のお隣さん宅から火災が発生したと聞いた時は鳥肌が立ち、実際にこんなことがあるんだ、他人ごとではない居ても立っても居られない気持ちになりました。

どうしたらいいのかわからなかったので、仲間に連絡し、話し合って火事見舞いをおくろうということになったのです。
しかし、火事見舞いをおくろうと言っても、火事見舞いはどうしたら良いのか仲間の中で知っている者はいませんでした。

実際、火事はそうそう起こるものではないし、自分の近しい人が火事の被害に遭うなんてことはそうあることではないですからね。
そこで、近所の年配の方に聞いたり、母親に聞いたりしたのです。

 

その時、仲間みんなで色々調べたことを紹介しますね。

昔はこのような火事見舞いには、お酒をおくるのが一般的でした。
このお酒を贈るということの意味は色々あるようです。

 

昔は、「火事見舞いでおくられたお酒を酒屋さんが買い取ってくれる。」ということがあったそうです。
しかし近年では、お酒を買い取るなどということを酒屋さんはしてないとの事です。
お酒屋さん自体が少なくなってきていますもんね。

 

また、昔から火事見舞いには「水もの」をおくるとされていたようです。
早く火が消えるようにと、鎮火の願いを込めていたんですね。
そして、お酒には厄払いの意味もあるので、水もの = お酒 となったのでしょう。

今でも地域によっては、消火活動してもらった地元の消防団の方には、お礼も込めてお酒を渡しているようです。

火事見舞い お酒以外に何をおくる?

昔と違い現代では、酒屋さんで買い取ってもらえないのにお酒を大勢の方からおくられても、お酒は昔ほど貴重なものという感覚ではないし、日本酒は料理にしか使い道ないという家庭も多いでしょうから、すごい事になっちゃいますよね。

 

このような事から、近年の火事見舞いは一気に「現金」という風潮が広がっているようです。

 

ただ、被害にあったごくごく親しい友人や知人などには、現金の他に衣類やタオルなどすぐに必要となるものや、すぐに使えるものも喜んでもらえます。

火事見舞いを渡す時期はいつがいいの?

火事見舞いを渡す時期ですが、すぐにでも届けたいと思う方が多いのではないでしょうか。

しかし一般的には、被害に遭われた方は「精神的にも相当のダメージを受けているので、落ち着いた頃に。」と言われているようです。

 

ただ、自分と相手の方との関係性によっては、鎮火の願いを込めてと言う理由や、安否確認も含めて火事を知ったらすぐの駆けつけたり、なるべく早く持って行くという行動をとることが良いのではないでしょうか。

近親者の場合

親近者の場合は、すぐに駆けつけましょう。
無事を確かめ、何かお手伝いできることはありませんかという意味も含めてお見舞になります。

友人の場合

今までざっくばらんにお付き合いしていた友人の場合は、出来ればすぐにでも届けて「困っていることがあったら、出来るだけ力になるからね。」と声がけしてあげましょう。

会社関係や知人などの場合

会社関係や知人などの場合は、「落ち着いた頃に。」がいいかもしれませんね。

 

ちなみに、
私たちは友人の所へは3日後に伺いました。
友人も私たちの顔を見てホッと安心してくれました。

火事見舞いの金額や相場は?

火事見舞いの金額の相場を紹介しますね。

一般的には、相手の方に気を使わせない程度が良いでしょう。
そうでなくても落ち込み精神的に弱っています。

 

火事見舞いの場合は、基本的にお返しをしません。
それは、「火を返すという意味になってしまい、お返しをもらう側もいい気持ちがしない、縁起が良くない」ということからです。

 

なので、おくる側もあくまで無理のないようにするのがベストなのです。

では、一般的な金額を年代別に紹介します。

親、兄弟へ

・20代  (5,000円 ~ 10,000円)
・30代  (5,000円 ~ 20,000円)
・40代以降(20,000円 ~ 100,000円)

親戚へ

・20代  (5,000円 ~ 10,000円)
・30代  (5,000円 ~ 10,000円)
・40代以降(10,000円 ~ 20,000円)

職場関係へ

・20代   (3,000円 ~ 5,000円)
・30代   (5,000円 ~ 10,000円)
・40代以降 (5,000円 ~ 10,000円)

友人や知人へ

・20代   (3,000円 ~ 5,000円)
・30代   (5,000円 ~ 10,000円)
・40代以降 (5,000円 ~ 10,000円)

近所へ

・20代  (3,000円 ~ 5,000円)
・30代  (3,000円 ~ 5,000円)
・40代以降(3,000円 ~ 5,000円)

 

ただ親近者の場合は、親戚同士で相談をして金額を決めることもあるようなので、金額が高くなることも想定してお金は多く用意しておいたほうが良いかもしれません。

また本来は、会社の上司など目上の方に現金を贈ることは失礼にあたるようですが、火事見舞いのような災害の場合は差し支えないそうですので、安心してください。
職場関係の場合も近親者の場合と同様に、同僚や先輩の方々などと相談してみるのも良いのではないでしょうか。

お札はお祝い事ではありませんから、新札である必要はありません。
ただ、あまりに汚いものや、シワくちゃのお札は控えた方が良いですね。

まとめ

親、兄弟、親戚、友人、会社関係、知人、近所の方などが火事に遭ったら、力になってあげたいものです。

火事見舞いをおくる時期や駆けつける時期は、自分と相手の方の関係性から早い方が良いのか、落ち着いた頃が良いのか判断するようにしましょう。

現金での火事見舞いをする場合は、相手との関係や親密度によって、あくまでも無理のないようにし相手の方にも気を使わせない金額にしましょう。

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特に冬場は火を使うことが多くなります。
ぐれぐれも火事を出さないように一人一人が注意したいものですね。