ポインセチアが赤い理由と花言葉 クリスマスに使われるのはなぜ?

ポインセチアが赤い理由と気になる花言葉やクリスマスに好んで使われる理由についてお伝えします。

緑と赤のコントラストが華やかで美しく、ポインセチアがお部屋に1つあるだけで、一気にクリスマスモードになっちゃうから不思議ですよね。

ポインセチアが赤い理由

ポインセチアは赤と緑のあのコントラストが印象的ですよね。

子供の頃に初めてポインセチア見た時は造花だと思っちゃいましたよ。
生花だと知り子供ながら、「何だか不思議な花だなぁ~。」って思ったことを今でも覚えているほどです。
キョーレツでしたね。

でもですね、「何だか不思議な花だなぁ~。」と思った私の子供の頃の想いですが、まんざら外れてはいなかったんです。

なんと、ポインセチアの花だと思われているあの赤い部分は「花ではない」んです。

「えっー! それじゃあ、ポインセチアには花がないの?」って声にでちゃいますよね。
いえいえ、花はちゃんとありますよ。

よーく見てください。
中心に小さな黄色いつぶつぶしたところがあるはずですから。
その「小さな黄色いつぶつぶ」がポインセチアの花なのです。

小さな黄色いつぶつぶの花の周りの赤い部分は苞(ほう)と呼ばれ 葉が変化したものだったのです。

ではなぜこの赤い苞は、花と一緒に生えてくるのかその理由を確認しましょう。

それは、受粉を助けてくれる虫や鳥などを呼び寄せるためです。
ポインセチアは花がとても小さいので、虫や鳥が見過ごしてしまう可能性があります。
そこで苞を赤くすることで、虫や鳥を引き寄せて受粉をしやすくしていたんです。

実際に実験をしたそうです。
赤い苞がある通常のポインセチアと赤い苞を取り外したポインセチアを用意して、そこにちょうちょを放しました。
その結果は次のようになりました。

【赤い苞がある通常のポインセチア】
赤い苞がある通常のポインセチアには、次々とちょうちょが寄ってきたそうです。

【赤い苞を取り外したポインセチア】
それに引き換え赤い苞を取り外したポインセチアには、全くちょうちょが寄ってこなかったことが確認されたそうです。

植物ってすごいですね。
やはり華やかさって重要なんですね。

人間も同じ?
華やかさって重要かもしれませんが、見かけだけではなく中から溢れ出すものを磨きたいですよね。

華やかなポインセチアの花言葉

クリスマス時期になると出回るポインセチアですが、花言葉これがまたロマンティックで情熱的なんです。
ぜひ、おぼえておきましょう。

最近では、赤以外の白やピンクの変わり種のポインセチアも店頭で見るようになりましたよね。
ポインセチアの花言葉は色によって違うので、それぞれの花言葉を確認しましょう。

【赤いポインセチアの花言葉】
・祝福する
・私の心は燃えている
・聖なる願い
・聖夜

【白いポインセチアの花言葉】
・慕われる人
・あなたの祝福を祈る

【ピンクのポインセチアの花言葉】
・おもいやり
・純潔

ポインセチアでも色によって花言葉が随分違っていますが、どの花言葉をとっても素敵ですね。
今年は花言葉でポインセチアを選んでみるのも楽しいかもしれませんよ。

でも私は、やっぱり子供の頃からのイメージが強烈な赤のポインセチアを選ぶと思います。

ポインセチアがクリスマスに使われる理由

ポインセチアがクリスマスに使われる理由は、赤と緑のコントラストからも、花言葉からもクリスマスにふさわしくてピッタリなイメージですが、なるほどと思わせる幾つかの理由を紹介しますね。

【理由その1】
●ポインセチア原産地メキシコでの別名
ポインセチアの原産地で有名なメキシコでは、ポインセチアは「ノーチェ・ブエナ」と呼ばれています。
ノーチェ・ブエナには「聖夜」という意味があります。
「聖夜」まさにクリスマスですね。

【理由その2】
●ポインセチアの葉の形
17世紀 メキシコに住み着きポインセチアと出会ったフランシスコ修道会は、ポインセチアの葉の形からベツレヘムの星(クリスマスの星)を想像し、クリスマスにポインセチアを飾っていたといわれています。

【理由その3】
●ポインセチアの色
クリスマスカラーと呼ばれる「色」にも大きな理由があります。

クリスマスカラーとは次の3色です。
キリストの流した血の色
もみの木などの常緑樹の色
エバーグリーンが永遠の命や愛をあらわす。
純潔の色

赤と緑の葉で樹液が白いポインセチアはまさにクリスマスカラーそのものなんです。
クリスマスツリーとポインセチアで最強のクリスマスになりますね。

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アッ、最強にするにはフライドチキンとケーキが必要でしたね!

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ケーキは大きさを確認してから予約しましょうね

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このような理由から、ポインセチアはクリスマスの生誕祭の行列に使われるようになったといわれています。

さらに、ヨーロッパでは、クリスマスに「赤」を飾る習慣があります。
古くから赤い色は魔除けの力があると信じられているので、ポインセチアは魔除けの花とされているのです。

このように、赤いポインセチアがクリスマスに重宝されるのはなるほどと納得できますよね。

ちなみに、
「ポインセチア」という名前は、ポインセチアをアメリカに紹介した『ポインセット氏』に由来しています。

まとめ

ポインセチアはなぜ赤いのか?
花言葉ってなんだろう?
クリスマスに使われるようになった理由はなぜ?

疑問がすべて解決したら、クリスマスケーキやフライドチキンと同じように今年からポインセチアは外せないもの(花)としてプラスされる人は増えるのではないでしょうか。
また、ポインセチアと並んでシクラメンもクリスマス時期に好まれるお花です。

 ⇒ シクラメンの選び方 元気で丈夫な株の購入時期や室内での育て方

お好みのお花を飾って素敵なクリスマスをお過ごしください。