シクラメンをクリスマス時期購入すると、クリスマス用に飾って、そのままお正月用にも飾れ、さらには卒業式や入学式の時期まで咲き続けてくれます。
とてもお得なお花ですよね。

しかし、すべてのシクラメンが長い期間咲き続けるわけではありません。

そこで、元気で丈夫なシクラメンの選び方のコツや購入時期、室内での育て方について紹介します。

参考に慣れれば幸いです。

では本題に入りましょう。

元気で丈夫なシクラメンの選び方

シクラメンを購入する際、失敗しない選び方のポイントを紹介します。

まずは、ギフト向けの良いものが置いてある、元気な株を仕入れている、信用できるお店を選びましょう。

 

安いからといって、ホームセンターやスーパーなどで購入するのはおすすめできません。
単純に安さだけで購入した場合、全てではありませんがシクラメンが弱っていて春まで咲いてくれない場合が多いようです。

購入時は、しっかり観察して元気で丈夫なシクラメンを選びましょうね。

 

購入時のポイントは「葉、花、蕾」この3つです。

購入時のポイント 葉

シクラメンは、ひとつの葉に対してひとつの花芽を作るという性質があるので、葉の数からシクラメンがどの位の数の花を咲かせるかを予測することができます。

葉の数が多く鉢が葉で覆われているシクラメンを選びましょう。

葉の形

葉の形は重要です。
不自然でいびつな奇形の葉が混じっていないか注意深くにてくださいね。

シクラメンの葉のバランスのいい形はハート型です。

ハート型の葉の形をしたシクラメンは、適切なタイミングで肥料を与えられ、適切な日当たりと温度環境で育てられた健康なシクラメンの証です。

不自然でバランスの悪い形の葉が多く目につくシクラメンは安くても購入は避けておいたほうが無難です。

葉の大きさ

葉の大きさも気にしましょう。

小さな葉から大きな葉、いろんな大きさの葉がたくさんあって、特に小ぶりな葉がバランスよく含まれているのが良いシクラメンです。

「どうして小さい葉がいいの?」大きな葉の方が良いのではないかと思ってしまいますよね。

でも違うのです。
小さな葉がバランスよく含まれているということは、新しい葉が次々に生まれている生育が旺盛な証拠です。

これからすくすく育っていく元気なシクラメンということになります。

小さな葉が極端に少ないシクラメンは、何らかの理由で生育が衰えたり、止まったりしている可能性があるのです。

葉の色

葉にシミや変色が無いことも確認しておきましょう。

葉にシミがある株は、シクラメンのかかりやすい病気のひとつ「灰色カビ病fd」を抱えている可能性があります。
葉が黄色く変色している株は、水の与え方や土の状態に問題があるときなどに発生しがちな「萎凋病(いちょうびょう)」にかかっている可能性があります。

購入時のポイント 花

花の高さが揃っていることを確認しましょう。

花が鉢の中心に集まり、葉の上3~4cm以上の位置で咲いているのが理想です。
この状態で咲いているということは、肥料が偏ることなく無く、適切な時期に与えられていることを表しています。

花びらにシミが無いことも重要です。

害虫の被害があると、花びらや蕾にシミが出てきます。
蕾にシミが出てきていてはきれいな花は咲きません。

購入時のポイント 蕾

細長くきれいな形をした蕾が、たくさん上がっているシクラメンを選びましょう。

蕾が萎縮していてシミがある場合、スリップスという害虫の被害を受けているかもしれません。

シクラメンの適切な購入時期

シクラメンを購入する適切な時期を紹介します。

店頭に早い時期から並んでいるシクラメンを見ると、思わず部屋に飾って眺めてみたいと思いますよね。
しかしそこはちょっと我慢しましょう。

シクラメンは暑さに弱い植物です。
10月後半~11月中に購入した場合、葉はすぐに黄色くなってしまいます。

質の良いシクラメンを購入するには、シクラメンにとってベストな環境の「12月に入ったら」が一番のおすすめ時期です。

12月の最初に大小の卸売市場でシクラメンの品評会があります。
生産者はこの品評会に合わせで、お歳暮商戦に質の良い物を出荷してくるので、12月になるまで待って購入するのが良いでしょう。

シクラメン 室内での上手な育て方

購入の際に、元気で丈夫なシクラメンの選べれば、室内で育てるのは簡単です。

長い期間シクラメンを楽しめる日常の管理方法を紹介します。

育て方のポイントは「置き場所、水やり、肥料、花がら摘み」この4つです。

育て方のポイント 置き場所

シクラメンは日光が大好きな植物です。
日光不足になると、下の葉が黄色く変色して徐々に株が弱ってきます。

お日さまの当たる窓辺が一番ベストです。

かなり明るい部屋でもテーブルや棚の上、玄関などは日光不足になりがちです。
時々鉢の向きをかえて株全体に光が当たるようにしましょう。

生育に適した温度

シクラメンの花が次々と咲く生育に適温した温度は15℃~20℃です。
「意外に低温なんだ。」と思われたのではなでしょうか。

比較的低温で、昼夜の温度差の少ない所で管理しましょう。
この「温度差の少ない」が重要です。

昼と夜の温度差が10℃位が理想ですが、15℃までなら大丈夫です。

昼間の室温が18℃度以上にならないように管理するために、室内でも暖房でぽかぽかのリビングはできれば避けましょう。

エアコンなど暖房器具の近くに置くと、空気の乾燥や急激な温度差で花の寿命が短くなり、株を傷める原因になります。

育て方のポイント 水やり

常に土の表面が湿り過ぎているのは良くありません。

水は球根や葉に直接かからないようにたっぷり与えますが、土の表面が白く乾いたり、葉がしなやかになってから次の水やりをしましょう。
1回の水やりで、晴天が続いても4~5日ぐらいは持つでしょう。

水のやりすぎは、黄葉や根腐れの原因にもなってしまうので要注意です。

最近の鉢は底面給水方式(受け皿付き)が多くなったようです。
底面給水方式の場合は、鉢底に付いている受け皿に水を注ぐだけでOKです。

育て方のポイント 肥料

シクラメンに春まで次々とキレイな花を咲かせる為には、栄養補給(肥料)が必要です。

肥料は固形と液肥とありますが、シクラメンの場合「併用」がベストです。

まず、大粒の化成肥料を鉢土に転がしておきましょう。
更に、液肥を1週間~10日おきに花や葉に直接かからないよう、株元へ鉢底から流れるほどたっぷり与えましょう。

底面給水方式(受け皿付き)の場合は、固形の肥料は同様に大粒の化成肥料を鉢土に転がし液肥は受け皿に注ぎましょう。

育て方のポイント 花がら摘み

花が咲き終わってそのままにしておくと、株が老化してしまいます。

自然に交雑して受精した子房が肥大し、タネを育ててしまうからです。

タネができると、つぼみの発生や開花が鈍くなってやがて休眠に入ってしまうので、タネを取る目的がなければ花がらを摘み取りタネをつけないようにしましょう。

花がらを摘み取るポイント

一般の草花や花木の花がら摘みは、花が枯れてから行います。

しかし、シクラメンの場合は花が枯れてからでは遅いのです。
花が枯れる前、早い時期に行いましょう。

花が古くなって、花弁の色が変わってきたときがベストです。

咲き終わった花は茎を45度ぐらい回転させ、摘んで抜きましょう。

まとめ

シクラメンの選び方、購入時期、育て方(管理方法)をしっかり身につければ、クリスマスから入学シーズンの春先までキレイ花を眺めることができます。

いろいろなイベントの場面でシクラメンを活躍させましょう。