年賀状を夫婦連名で出す時と返信する時の宛名の書き方 子供はどうする?

年賀状を夫婦連名で出す時と、夫婦連名の年賀状が届き返信する際の宛名の書き方や、子供の名前が記載されていた時の宛名の書き方について紹介します。

毎年書いているはずの年賀状ですが、「あれっ? どうしてたんだっけ?」と悩んでしまいますよね。
今年は悩まずスムーズにさっさと書き上げましょう。

年賀状を夫婦連名で出す時の書き方

年賀状の宛名を夫婦連名で出す場合は、それぞれの名前に敬称をつけましょう。

年賀状を夫婦連名で出す場合、どのように書いたらいいのか悩んでしまう方は多いようです。
新しい年に最初に届ける年賀状で間違った書き方は避けたいですよね。

●縦書きの場合
世帯主の名前(フルネーム)を右側に書き、隣(左側)に奥さまの名前(または「奥様」)を苗字は省略して書きます。
または、世帯主の名前(フルネーム)を右側に書き、隣(左側)に「ご家族様」・「皆様」と書いてもOKです。

●横書きの場合
世帯主の名前(フルネーム)を上に書き、下に奥さまのお名前(または「奥様」)を苗字は省略して書きます。
または、世帯主の名前(フルネーム)を上に書き、下に「ご家族様」・「皆様」と書いてもOKです。

【正しい例】
◯◯ 太郎 様
   花子 様

◯◯ 太郎 様
    奥 様

◯◯  太郎 様
   ご家族 様

◯◯ 太郎 様
    皆 様

縦書きも同様になります。

このように夫婦連名にする場合は、世帯主であるご主人を先に書くようにましょう。
男女平等とはいえ、今までのしきたりから一家の主人が先で、奥様が後になるのが一般的です。
一家の主人が先で奥様が後という書き方が見慣れているので、逆にして出した場合は受け取った先方はとても違和感を感じちゃいますからね。

【間違った例】
◯◯ 太郎 ・ 花子 様

縦書きも同様になります。

このように、どちらか一方だけに「様」を付けることはNGです。
「様」をつけないということは、相手の方を呼び捨てにしたのと同じことになってしまい失礼にあたりますよ。

必ずすべての名前に「様」をつけましょうね。

夫婦で名前の字数が違う場合

夫婦連名で宛名を書く時に、上記の例のようにご夫婦の名前の字数が同じならバランスよく見た目もキレイです。
しかし、必ずしも同じ字数とは限りません。

字数が違いバランスが取りにくい場合は、なるべく「様」が同じ位置にくるように、下記のように字数の少ない方の苗字と名前の間を何文字か空けて同じになるように工夫しましょう。

◯◯ 武   様
   美智子 様

◯◯ 紳一 様
   茜  様

夫婦連名の年賀状が届き返信する際の宛名の書き方

お正月に夫婦連名の年賀状をいただいた場合、ご夫婦お二人と親しくしているなら、夫婦連名で返信すればいいので何の問題もありません。
しかし、どちらか一方(ご主人様か奥様)は面識がなく知らない場合は宛名をどのように書いて返信したら良いのが悩んでしまいますよね。

この場合、特に決まったルールはないので、あなたと相手のご夫婦との関係性を考え決めましょう。

●どちらか一方(ご主人様か奥様)に面識がない場合
あなたが年賀状をもらった奥様(ご主人様)の友人または知人で、会ったことも話をしたこともないご主人(奥様)の名前を年賀状に書き、夫婦連名にして返信することに違和感がある場合には、夫婦連名はやめて奥様(ご主人様)の名前だけにしてはいかがでしょう。

ただ、友人または知人にあたる奥様(ご主人様)のご主人様(奥様)がこれから先、あなたとそれなりにお付き合いをしていこうと考えている場合は、片方の名前だけを宛名に書いたのでは、宛名に書かれていない方は少し寂しいと感じるまもしれませんね。
このような場合は、年賀状の返信の宛名は夫婦連名で書いておくほうが無難と言えます。

それでも、奥様(ご主人様)との付き合いがメインなんだからご主人様(奥様)を宛名に書くのはやはり違和感があるという場合は、年賀状の宛先は友人または知人である奥様(ご主人様)の名前のみ単独で書き、
はがきの文面に「ご主人様(◯◯さん)にもよろしくお伝えくださいね。」や「ご主人様と一緒に遊びに来てくださいね。」など一言書きそえておけばOKです。

きっと届いた年賀状をご夫婦で見るでしょうから、文面に自分の名前が記載されていることで寂しい思いはされないでしょう。

相手の方との関係性のまとめ

■ご夫婦どちらともお付き合いがある場合、返信の宛名は夫婦連名にする。
■どちらか(ご主人様または奥様)片方との付き合いがメインの場合、宛名はメインの方(ご主人様または奥様)のみの名前にする。
■奥様(ご主人様)との付き合いの方がメインであるが、これから先それなりにご夫婦とお付き合いをしていこうと考えているので、返信の宛名は夫婦連名にする。
■奥様(ご主人様)との付き合いの方がメインであるが、これから先それなりにご夫婦とお付き合いをしていこうと考えているけれど、とりあえず宛先はメインの方(ご主人様または奥様)のみにし、文面に一言書き添える。

夫婦+子供も連名の年賀状が届き返信する際の宛名の書き方

夫婦連名の年賀状が届いただけでも悩むのに、そこに+子供の名前が記載されていたりしたらさらに悩みは深くなっちゃいますよね。

世帯主の名前(フルネーム)を右側に書き、隣(左側)に奥様の名前(または「奥様」)を書き、そのまた隣(左側)に子供の名前を苗字は省略して書きます。
または、世帯主の名前(フルネーム)を一番右側に書き、隣(左側)に「ご家族様」・「皆様」と書いてもOKです。

一般的には夫婦連名の宛名にして、子供の名前は省略して送る方が多いですよ。

ただ、前年頂いた年賀状の差出人欄を見て、2年続けて子供の名前まで記載してきている場合は、夫婦連名+子供の名前を宛名に入れて返信することをおすすめします。
相手が年賀状を受け取った時に、「家族の一員として子供も宛先に入れてくれてる。」と新年早々嬉しく感じてもらえることでしょう。

まとめ

必ずすべての名前に「様」をつけましょう。
どちらかだけに「様」を付けることはNGです。
「様」をつけないということは、相手の方を呼び捨てにしたのと同じことになってしまい失礼にあたります。

年賀状の宛名を夫婦連名にするかどうかなど、特に決まったルールはありません。
あなたと相手のご夫婦との関係性を考え決めましょう。

新しい年に最初に届くのが年賀状です。
お互いが嬉しい気持ちになるような心づかいをしたいですね。

 ⇒ 年賀状の余りは交換して有効活用 手数料は?そのまま使える?

年賀状の返信も終えた時、書き損じのハガキや年賀状が余っちゃった場合はそのままにせず有効に活用しましょう。