高齢者は比較的家にいることが多いのに熱中症になってしまう確率が高いと言われています。

なぜ外にいるわけでも、運動しているわけでもないのに熱中症になってしまうのかその原因を私たち家族は知っておく必要があります。

症状も体温調節が上手くできないことから始まるかくれ脱水が多いようです。

だから、家族や本人が熱中症予防や対策の知識を持って生活することが大切なのです。

そこで、高齢者が熱中症になる原因と主な症状、熱中症予防や対策のポイントを紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

高齢者が熱中症になる原因

近年は昔に比べてとても暑いですよね。
体温より高い日を経験してしまうと、35℃を越える日が何日も続いても驚かなくなっています。

こんな時に気を付けなくてはならないのが熱中症です。

テレビでも高齢者は熱中症に注意しましょうとか、家の中で倒れていて緊急搬送されたなどのニュースを見ると、自分の親は大丈夫だろうかと心配になっている人は多いのではないでしょうか。

親と離れて暮らしていればなおさらら配になりますよね。

 

でもなぜ、外で動き回っているわけでも運動しているわけでもない、高齢者が家の中で熱中症になってしまうのか疑問だと思っている人は少なくありません。

 

そこで、高齢者が熱中症になる原因を紹介しますね。

高齢者が熱中症に陥りやすい原因は、昔からの習慣や感覚が大きく影響しています。

まず冷房を使用しない高齢者が多いのです。

体に良くないと思い込んでいる

特に80代の高齢者は部屋にエアコンが付いているにもかかわらず、エアコンは身体を冷やしすぎて良くない物だと思い込んでいる人が多いのです。

昔のクーラーのイメージが強いのでしょう。
確かに昔の冷房は体には優しくありませんでしたからね。

贅沢と感じ抵抗を持っている

エアコンを使うのは贅沢と感じて、使用することに抵抗を持っている人も多いようです。

昔はうちわで涼をとっていたこともあり、扇風機で十分だと考えているのでしょう。

 

だから、家族と一緒にいて、「暑いからエアコンをつけるわよ~」と家族がエアコンのスイッチを入れてしまえば、家族が暑いのならばと抵抗することもなくエアコンを使用できるのでしょうが、若い世代が共働きで日中は留守だったり、一人暮らしの場合はエアコンは我慢してしまうようです。

肌の感覚が鈍くなっている

高齢者になると肌の感覚が鈍くなってきます。

若い頃に比べて発汗作用が衰え始め、なにより外気温に対する感覚が鈍くなって暑さや寒さを感じることが難しくなるのです。

だから、自分の体温が上がっていることに気がつかなかったり、のどが渇いていることにも気づかない場合もあるそうです。

水分摂取を控えてしまう傾向がある

高齢者は夜間トイレが近くなる事を嫌います。

何回もトイレに起きるのはつらいですからね。

だから、就寝中にたくさんの汗をかいてしまうにもかかわらず、水分摂取を控えてしまう傾向があるのです。

「持病のせいかも」と思い込む

高齢になるとどうしても 糖尿病や高血圧、腎臓などの持病を抱えている方が多くなります。

だから多少具合が悪くても「持病のせいかも」と思い込んでそのままでいることが多いようです。

高齢者の熱中症 かくれ脱水から始まる症状は?

高齢者に多いのが、熱中症の一歩手前の体温調節に必要な水分と塩分が足りていない状態から始まる「かくれ脱水」です。

高齢者 かくれ脱水の症状

かくれ脱水症状は、頭痛めまいむくみです。

 

比較的元気に見えていても、赤ちゃんと同様アッという間にかくれ脱水から熱中症に症状は進んでしまいます。

手の甲をつまみ上げてみて、つまみ上げた皮膚が戻らずに富士山のようになっていたり、脚を指で押した後がそのままへこんでいたり、足がつるようならもうこれはかくれ脱水ですよ。

高齢者 熱中症の症状

・口が乾燥する

・舌が白いものに覆われている

・舌の赤身が強い

・首筋がべたつく

・爪を押したあと、色が白色からピンク色に中々戻らない

・皮膚に張りがない

・手足が冷たくなっている

・微熱がある

・食欲の低下

・便秘になる

 

このような症状が現れた時は、涼しい部屋で十分な水分と塩分をとり安静にしてもらい、衣服をゆるめて首や脇を冷たく冷やしたタオルなどで冷やし体温調節する必要があります。

それでも症状が改善しない場合は、かかりつけの医師に診てもらうか、救急車を呼ぶ必要があります。

高齢者の熱中症予防や対策のポイント

高齢者の熱中症予防は本人が自覚するまえに家族が気付いてあげることが一番です。

しかし中々そうもいきませんよね。
同居していても日中は一人だったり、一人暮らしだったりしたらなおさらです。

そこで、熱中症予防や対策をするポイントを紹介しますので参考してください。

部屋に温度計を置いて設定温度を決める

まずは部屋に高齢者が一目見てわかるような、デジタルの大きな数字て温度を表してくれる温度計を置いて設定温度を決めましょう。

「温度計が30℃になったら、エアコンを25℃設定でつける」などの家族間でルールを作ります。

 

高齢者本人の感覚で暑さ寒さで判断するのではなく、客観的に管理してもらうよう約束しましょう。

 

ちなみに、
私は母に、日本気象協会監修の携帯型熱中症計「見守りっち」をプレゼントし、常に携帯してもらいました。

「ピッピッピッ」という音と光で知らせてくれるのでこれはすすめです。
私自身も携帯しています。

2人のお嫁さんにもプレゼントして孫が熱中症にならないように携帯してもらっています。

水分は時間で飲むようにする

高齢者はのどの渇きに鈍くなっているので「のどが渇いて飲む」としたのでは、一日の水分量は少な過ぎてしまします。

それを防ぐために、「時間が来たから飲もう」というように時間を決めて小まめに水分を摂るよう約束しましょう。

本人にも気をつけてもらい、家族も時間があれば連絡を取り、きちんと水分を摂っているかの確認してあげるのが良いでしょう。

※高齢者になると、あまりに暑くて飲むことが出来ないという場合があるようです。
そんな時は、氷を舐めるとその後水分が摂りやすくなるようですよ。

水分を摂る上での注意点

コーヒーお茶ビールなどの利尿作用のあるものは避けましょう。

水分を摂っているような感覚になってしまいがちですが、逆に脱水症状になりやすいので注意しましょう。

 

スポーツドリンクは摂り過ぎないようにしましょう。

スポーツドリンクはスポーツをする人を基準に作られているので、運動しないで飲みすぎると「糖尿病」の心配がでてきます。

水で薄めるなどの工夫をすると良いでしょう。

 

一気に飲まないようにしましょう。
水分を一度にゴクゴク飲んでも飲んだ分の水分全てが吸収できるわけではなく、吸収できない分は尿として排出してしまうので、定期的に一定量飲むのがベストです。

 

冷たいものを取りすぎない
冷たすぎるものは夏バテの原因になるので、常温のものが理想です。

 

これらの注意点は高齢者の方に限ったことではありません。
私たち家族も水分補給には注意点をしっかり押さえて熱中症にならないよう気をつけましょう。

まとめ

高齢者の熱中症予防には、周りの家族がこまめに声をかけたり様子を見てあげることが大切です。

遠く離れて暮らしている場合は、小まめに電話をかけたり温度計をプレゼントしてあげると良いでしょう。

常日頃からご近所の方々とも積極的にコミニケーションを取り、かかりつけの病院名や電話番号、医師の名前など控えておくことも大切です。

湿度の高い猛暑、元気に乗り越えたいですね。

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