花粉症に空気清浄機の効果は?おすすめHRPAフィルターと加湿機能の必要性

実際に使っている人から、「空気清浄機はつけたほうがいい、花粉症対策に効果が見込める。」と言う声が聞こえてきます。
おすすめはHRPAフィルター搭載の空気清浄機です。
さらに加湿機能がついていたらベストです。

花粉症に空気清浄機の効果は?

寒さから解放され段々と春に向かい暖かくなるのは嬉しいことですが、花粉症と付き合わなくてはいけない人にとって、花粉が飛び交う季節になると思うと憂鬱になってしまいますよね。
薬を飲んでいても鼻はムズムズし鼻水はダラダラと垂れ、目もかゆくて真っ赤っか、くしゃみもなかなか止まらないと言う人は珍しくありません。

このような一日中苦しく辛い花粉症の症状を軽減してくれるのが空気清浄機だと言われています。
今や空気清浄機は花粉症にとってマスト商品とまで言われ人気がありますが、「実際に効果はあるのか?もしかしたら気休め程度なのではないのか?」と思っている人も多いようです。

そこで、実際に使っている人に聞いてみたのですが、ほぼ聞いた人全員が「空気清浄機はつけたほうがいいよ。」、「空気清浄機を使ってから花粉症の症状が楽になったよ。」と言っているのです。

やはり空気清浄機は、花粉症の対策の予防に効果が見込めるようですね。
花粉症の症状がつらくて家の中でもゆったりくつろぐことができない状態や環境であるなら空気清浄機は使った方が断然いいと言うことになります。

花粉症だけでなく、風邪やインフルエンザ予防やハウスダストなどのアレルギー(アレルゲン)対策にも効果的と言われていますからね。

花粉症にはHEPAフィルター搭載の空気清浄機がおすすめ

花粉症の症状を楽にしてくれると言う空気清浄機ですが、電気量販店に行くとさまざまな種類が展示してあってどれを選んだら良いのかどれを選んでも効果は同じものなのか迷ってしまいますよね。
でも、どれでも同じ何でもいいと言うわけではありません。

●選び方のポイント その1. HEPAフィルター
空気清浄機はお値段も高いものなので「買う機種を間違えちゃった。」では済まないですから、花粉症のために購入する場合の選び方のポイントを確認しましょう。

まず一番にチェックして欲しいポイントはフィルターですよ。

スギ花粉の大きさは20~30μm(マイクロメートル)と言われています。
空気清浄機のフィルターの目の大きさが、スギ花粉の20~30μm(マイクロメートル)よりも小さければスギ花粉をしっかりキャッチしてくれることになりますね。

しかし、最近ではスギ花粉だけでなくPM2.5もとても気になる存在として現れてきました。
スギ花粉など問題にならないほどの、2.5μm(マイクロメートル)以下の小さな小さな粒子です。

 ⇒ PM2.5とは?症状や対策 飛来時期の間違った認識と飛散の多い地域

スギ花粉だけでなく、PM2.5にも対応できる空気清浄機でなければ意味が無いということになりますよね。
そこでおすすめなのが「HEPA(ヘパ)フィルター搭載の空気清浄機」なんです。
「えっ? HEPAフィルターって何?」ですよね。

【HEPA(ヘパ)フィルターとは?】
HEPAフィルターとは、空気中に含まれる微細なホコリを取り除くために利用する高性能のフィルターです。

なんと、0.30μm(マイクロメートル)のホコリを99.97%捕塵する性能を持っているんです。
何だかとっても凄そう。
HEPAフィルターならば、スギ花粉はもちろんですがPM2.5も残さずキャッチしてくれますね。

HEPA(ヘパ) → 「High Efficiency Particulate Air Filter」の略で、日本語では「高性能エアフィルター」とも呼ばれています。

もともとHEPAフィルターは、半導体や精密機器などの製造工場のクリーンルームや原子力施設の換気装置用として作られたものです。
非常に微細なホコリや放射性微粒子まで取り除いて、目に見えないとても微細なホコリまでもキャッチで出来ちゃいますね。

●選び方のポイント その2. 大きさ
次にチェックするポイントは大きさです。

家電売り場の空気清浄機コーナーでみかけるのは◯◯畳用という表示です。
一体何畳用を買ったらいいのか迷う人がほとんどでしょう。

空気清浄機の「◯◯畳用」という表示は、「◯◯畳の部屋の空気を30分でキレイにします。」という意味です。

しかし、厄介なことに私たちが部屋が快適な空気だと感じるのは30分ではなく「10分」だと言われています。
だから、この10分が部屋の空気がキレイになる目安になるんですよ。

もっと分かりやすく紹介しますね。

快適に過ごすためには、空気清浄機に表示されている◯◯畳で30分で空気をキレイにするのでは遅く、私たちが感じる10分でなければベストではないということです。

【例えば】
「24畳用の空気清浄機」があったとします。
「24畳用の空気清浄機」を24畳の部屋で使ったのでは、私たちは部屋で快適に過ごしていると感じにくく8畳の部屋で使うことで快適なベストな部屋だと実感できるということです。

オーバーサイズの空気清浄機を買うなんてもったいないと考えがちですが、部屋のサイズに合ったものを買ってしまうと「なんだか効果が感じられない。」なんてことになりかねません。

まずは表示されている数字通り(◯◯畳用)の性能はないと考えた方が良いようです。
それは自動車のカタログに記載されている燃費と実際の燃費に差があるのと同じようなもののようです。

だから、空気清浄機はオーバーサイズを選ぶのが鉄則です。
空気清浄機を購入するときは、実際に使用する部屋の大きさの倍以上の畳数に対応したものを選ぶことをおすすめします。

花粉症に空気清浄機の加湿機能は必要?

空気清浄機を購入する時に加湿機能が付いているものを見かけますよね。
最近の空気清浄機は加湿器の機能がついているものが8割を超えていると言われています。

「冬ならわかるけど、春に加湿器って一年中必要なの?」と疑問に思う人も少なくないでしょう。
加湿器を使う一番の理由は部屋の湿度をあげることですもんね。

しかし、空気清浄機を使うことで対策予防に効果が見込まれるとされる次のことに共通しているのも湿度なんですよ。

■花粉症の対策と予防
■風邪やインフルエンザ予防
■カビ対策
■乾燥対策(湿度対策)
■アレルギー(アレルゲン)対策
■ニオイ対策(ペットのニオイも)

花粉やホコリは水分を含むことで下に落ちる速度が速くなるので、加湿することで浮遊している時間が短くなり口や鼻から吸う確率が少なくなるんです。
風邪やインフルエンザウイルスやカビは湿度で活性が落ちますよ。

空気清浄機に加湿器の機能がプラスされることで、部屋の湿度の状態を適正に保つことができればさらに部屋の環境が良くなり一年中快適な生活を送れるということになります。

このようなことから、空気清浄機はHEPAフィルター搭載で加湿機能付きが良いということになりますね。

まとめ

空気清浄機は、花粉症以外のアレルギー(ハウスダスト)や風邪やインフルエンザなどの予防にも効果が見込まれています。
購入を考えるのであれば選び方のポイントは大きく2つ、HEPAフィルター搭載の加湿機能付です。
実際に使用する部屋より大きな部屋に対応した、オーバーサイズのものを選ぶことをおすすめします。

 ⇒ 花粉症の主な症状と薬対策を始める時期 何科を受診?

空気清浄機や薬で対策を予防して少しでもつらい花粉症に時期を快適に過ごしましょう。

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