宮崎県で栽培されているみなさんご存知の果実といえば、「日向夏」や「マンゴー」ですよね。
でもでも、宮崎県ってそれだけじゃないんです。
寒~い冬に忘れてならない果物があるんです。
それは、宮崎の冬を代表する果実である「完熟 きんかん(金柑)たまたま」です。
宮崎県では金柑が「たまたま」の名前で、なんと、ブランド化されているのです。
加工専用だった金柑の常識を、フルーツへと一気に変えてくれたのが「完熟 きんかん たまたま」です。
通常、金柑は11月~4月頃まで長い間出回りますが、「完熟 きんかん たまたま」は1月中旬に出荷が解禁され、2月をピークに3月まで出荷予定です。
そこで、「完熟 きんかん たまたま」の名前の由来や、食べ方、エクセレントとは何かについて紹介します。
参考に慣れれば幸いです。
では本題に入りましょう。
完熟きんかんたまたま 名前の由来
宮崎県でブランド化されている金柑「たまたま」について、またちょっと愛嬌のある名前の由来について紹介します。
完熟 きんかん(金柑) たまたま とは
「完熟 きんかん たまたま」は、宮崎産のJA系統のブランドで、生で食べることを目的としている金柑です。
ハウス栽培で、6月の金柑の花の開花から木の上で210日(約7か月)経過し完熟させること。
糖度16度以上で、玉のサイズが直径2.8cm以上の食味、外観の優れた果実しか名乗ることを許されていません。
「完熟 きんかん たまたま」と呼ばれるには、この宮崎県で決められた厳しい基準をクリアしていなければならないのです。
この基準を満たした甘く美味しい「完熟 きんかん たまたま」を生産するために各金柑農家さんは努力し、丹精込めて作業をしているのです。
完熟 きんかん たまたまの名前の由来
この愛嬌のある「たまたま」は何を意味するのでしょう。
きっと最初に聞いたとき、みなさん聞き返しませんでしたか?
私は聞き返しちゃいました。
「えっ?! なになに? たまたま? うそでしょ!」って。
一緒に聞いていた友人は笑いながら「なんかふざけてない? やだぁー!」って、何を考えていたのでしょうか。
そこで、「たまたま」の名前の由来を調べてみました。
宮崎県は、きんかんの生産量が全国の60%以上と日本一です。
生産量だけではなく品質も日本一を目指そうと「たまたま」「たまたまエクセレント」という完熟きんかんのブランドを作ったのです。
「たまたま」というこの愛嬌のあるこの名前は、宮崎県の小学生の意見を取り入れて決められということです。
小学生な純粋な意見ということなので、私の友人が思い描いたものではないことがわかり安心しました。
「たまたま」は金柑の形状から来る「玉々」ではありません。
美味しい金柑が金柑の生産量のわずか2%しかできないこともあって、「時々」、「たまたま」「偶然」にしか生らないところから由来しています。
「たまたまできた。」「たまたまできてしまった。」ということから「完熟 きんかん たまたま」と名前が決まったのです。
金柑の生産量のわずか2%ってことを知ると、「たまたま」という名前のこともさることながら、とっても貴重な金柑なんだってことが理解できます。
完熟きんかんたまたまの食べ方
とっても貴重な糖度16度以上の甘い美味しい金柑はどのように食べるのか紹介します。
皮ごと丸かじり
基本的に、完熟きんかん たまたまは皮ごと丸かじりしましょう。
まずは水で軽く洗いへたを取り、そのまま丸かじりし種は出しましょう。
甘みが果皮に集中(糖度が16度以上)しているので、最初はとても甘く中ほどは種の周りに少し酸味があって、甘酢っぱいきんかん独特の風味が味わえます。
食べやすく2等分
皮ごと丸かじりと言っても、お客様にデサートして出したり、子供のおやつに出す時には、種を取り除いた方がいい場合がありますよね。
そんなときはちょっとオシャレに、横向きに切りましょう。
そうすれば種も切ることになるので、親指と人差し指でキンカンの両端を持って少し圧力をかけると種がほとんど出てきますよ。
種は、包丁の先端を使ってかき出してもいいでしょう。
ただ、貴重な果汁が流れてしまうのはもったいないので、やはりおすすめは丸かじりです。
金柑の栄養と効能
朝食代わりに2~3個食べることで、ビタミンCやカルシウムが摂取できます。
ビタミンCやカルシウムは風邪予防や抗ストレスに効果的です。
そして何といっても果物なので、身体が喜ぶ酵素もいっぱい入っています。
完熟 きんかん たまたま エクセレントとは?
エクセレント = 優秀な・優れた・最高に素晴らしい
「完熟 きんかん たまたま エクセレント」は上記の文字の意味通りです。
金柑の中から厳選された完熟きんかんを「完熟 きんかん たまたま」
完熟 きんかん たまたまよりも、さらに厳選された完熟きんかんを「完熟 きんかん たまたま エクセレント」
と言うのです。
簡単に言ったら、「たまたま」より、さらに優秀で、優れた、最高に素晴らしい「たまたま」ってことですね。
それでは、どれほど優秀で、優れいて、素晴らしいのか紹介しますね。
「たまたまエクセレント」は「たまたま」に比べて甘みが強く、そしてマイルドな口当たりです。
全体生産量の2%程と、とても収穫量が少なく貴重なのです。
このようなことからも、金柑の最高峰と言われているのです。
金柑の比較
通常スーパーなどの店頭に並んでいる金柑のサイズは直径28mm未満。
そして名前は「きんかん」と言います。
完熟きんかんたまたま
・等級 A品・B品
・糖度 16度以上
・サイズ L以上(28mm以上)
・その他 ハウス栽培で開花から210日以上を経過し、樹上で完熟させ食味や外観の優れた果実です。
完熟きんかんたまたまエクセレント
・等級 A品
・糖度 18度以上
・サイズ 2L以上(33mm以上)
・その他 ハウス栽培で開花から210日以上を経過し、樹上で完熟させ食味や外観の優れた果実です。
※完熟きんかんの生産地
宮崎県内
JA宮崎中央、JAはまゆう、JA串間市大束、JA都城、JAこばやし、JAえびの市、JA尾鈴、JA西都、JAさいごう、JA高千穂、JA日向
まとめ
元東国原知事が全国にアピールして、大ヒット一躍有名になった「完熟 きんかん たまたま」です。
甘く大きく美味しくて、素晴らしい栄養素がたぁーっぷり含まれれている「完熟 きんかん たまたま」を一度ぜひ食べてみませんか?
私は、「完熟 きんかん たまたま」は食べたことがあるので、次は「完熟 きんかん たまたま エクセレント」を食べてみようと思います。
金柑からのたくさんの栄養や効能も期待しちゃいましょう。
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