花粉症の主な症状と薬対策を始める時期 何科を受診?

花粉症の気になる主な症状と辛い症状を和らげてくれる薬対策を始める時期や何科を受診したらいいのかをお伝えします。

花粉症は今や日本人の3人に1人発症していると言われています。
一度発症してしまったら長いお付き合いになるので、ストレスを少しでも減らせるよう過ごしたいですね。

花粉症の主な症状

今までただの風邪の初期症状だと思っていた(風邪の初期症状だと思いたい)その症状はもしかして花粉症かもしれませんよ。
花粉症の初期症状は風邪の初期症状にとっても似ているんです。

そんな、風邪の初期症状にとっても似ている花粉症の主な症状4つを確認しましょう。
下記の4つの症状が出たら花粉症の可能性が高いと言えるでしょう。

「あれっ?」「なるほど・・・」「やっぱり!」と感じたら、症状の軽いうちに治療を始めることをおすすめしますよ。

●くしゃみ
くしゃみが立て続けに何回も出たら要注意です。
このくしゃみですが、それはそれは腹筋が辛くなるほどのくしゃみです。

通常の風邪ではそうは立て続けにくしゃみは出ませんよ。

【私の場合】
私は40年ほど前から花粉症なのですが、妊娠中の時はこのくしゃみで流産するのではないかと本気で心配したほどです。
くしゃみをする時は常にお腹を抱えていました。
通常ならたかがくしゃみとなるところですが、ホントに怖かったです。

●鼻水
最も簡単に花粉症と風邪を見分ける方法は鼻水の性質です。
花粉症による鼻水は透明でサラサラとした水のような状態です。
意識しなくても気づくと鼻からツーっと垂れちゃう鼻水です。

頻繁に流れ出る鼻水をティッシュふき取ったりかんでいるので鼻の下は赤く腫れたり傷ついたりする人が多いですね。

通常の風邪の場合でも初めはサラサラとした鼻水は出ますが、数日で黄色かったり青みがかってネバネバしてくるのでハッキリ違いが判ります。

●鼻づまり
両方の鼻がつまり鼻で息ができないくらい辛くなることがあるんです。
鼻で息ができない状態になると当然のことですが口で息をすることになるので、喉が痛くなることもありますよ。

そして、鼻をかんでもスッキリしないことが多いようです。
鼻をかみすぎて耳が痛くなる人もいます。

通常の風邪ではそこまで辛い症状にはなりませんよね。

●目のかゆみ
目のかゆみは花粉症に見られる大きなサインです。

このかゆみは尋常ではありません。
大げさではなく、目玉を取り出して洗いたいくらいかゆいんです。
充血したり目やにが出たりが出ることもありますよ。

一度目をかくともう止まりません。
目の周りの皮膚は薄いので傷が出来てそこから腫れてしまう場合があるので要注意です。

通常の風邪で目のかゆみはでませんね。

【私の場合】
私は毎年目のかゆみの症状が一強く出ます。
「お岩さん」のような人に見られたくない顔になった経験が何回もあります。
その度に「目の周りをこする行為はいずれシワになる可能性が大きいよ。」とかかりつけの先生に注意を受けているので、極力ガマンして目元に手を持って行かないように心がけているのですが、なかなか手強いかゆみです。

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花粉症の薬対策を始める時期は?

花粉症には薬が効果的です。
この薬対策は花粉症の症状が出てから飲み始めるのではなく、花粉が飛び始める約2週間ほど前から治療を開始(初期療法)することが最も効果的と言われています。

「初期療法」とは、花粉症状が出ていないうちから薬を服用することによって炎症を抑えることができ、花粉症の重症化を防ぐことができるというものです。

炎症がひどくなってから薬を飲んだのでは、薬の効果が出て症状が緩和されるまでには時間がかかってしまい症状の回復が遅くなってしまうんですね。

しかし、なるべく薬は飲みたくない。
つらい症状が出でいるにも関わらす、できるだけ我慢をしていて「もー限界・・・」ってなった時に薬を飲み始めるという人は多いんです。
実は私がそうでした。

【私の場合】
以前の私は、「薬は眠くなるし、我慢できるだけ我慢しなくちゃ。」そんな思いで花粉症と戦っていました。
そしてもうどうにもならない位最悪の状態(花粉症に負けたという気持ち)の時に薬を飲みました。
でも、辛くなってから飲み始めるのでは遅いということが内科の先生の話を聞いてわかったんです。
薬は眠くなる → これも私の思い込みでした。
今は薬を飲んで眠くならないんですよね。
10年位前から、かかりつけの内科の医師から「初期療法」の話を聞き、花粉が飛び始める約2週間ほど前から薬を飲み始めるようになりました。
それからですよ!
今までは花粉症の症状が数カ月間続き憂鬱な日々を送っていましたが、「あれっ?」と感じるほど症状は軽くなりました。

一般的にスギ花粉は、九州や関東では1月下旬から、関西では2月上旬から飛び始めると言われています。
ということは、1月中旬までに医師に相談して自分の生活スタイルに合った花粉症対策を始めることがポイントになります。

ただ、花粉の飛び初め(飛散時期)はその年の地域の気候によって多少違ってきます。
医師も言っていましたが、毎日伝えられるテレビや新聞やインターネット上の花粉情報はしっかり確認しましょう。

花粉症の症状が出る前から薬による花粉症の初期療法を始めることで、辛い症状の発症を遅らせ飛散シーズン真っ只中でも症状を和らげることができると知ると何だかホッとしますよね。

花粉症は何科を受診したらいいの?

花粉症は、目・鼻・喉など色々なところで症状が出てきますよね。
その症状も人によって出てくる場所はさまざまです。

初めて花粉症を発症した人は何科を受診したらいいのか迷ってしまいますよね。

花粉症の症状が出てしまった時は、その時一番症状がひどく辛いところの診療科を受診するのがおすすめです。

例えば、目のかゆみがひどい時は目玉を洗いたくなるくらい辛いですよね。
そんな時は迷わず眼科で受診しましょう。

鼻水が滝のように四六時中流れてしまったり、息をするのが辛いくらい鼻がつまってしまう場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。

ただ、この花粉症の時期は耳鼻咽喉科や眼科は大変込みあうので、内科を受診するのもOKです。
内科でも花粉症の内服薬、点鼻薬、点眼薬を処方してくれますよ。

【私の場合】
私は目に一番強い症状が出るので初めのうちは眼科を受診していました。
点眼液と軟膏を処方して頂いていました。
しかし、10年前頃、かかりつけの内科医に「初期療法」の話を聞き内服薬を処方してもらってからは症状が穏やかになっているので、眼科は受診しなくても大丈夫になりました。

また、病院を選ぶ時の重要なポイントとしては家から通いやすいかどうかです。

評判のいいところに行きたいと思うのは当然ですが、通いづらい場所の病院では意味がありません。
花粉症は風邪のように3日~6日で治るものではありません。
1ヶ月~人によっては数ヶ月お世話にならなくてはいけませんからね。

症状や時期、通いさすさを考えて受診できる病院や診療する科を選んでくださいね。

前述しましたが、花粉症には初期療法が辛い症状を和らげてくれます。
初めて花粉症を発症した人は別ですが、毎年花粉症に悩まされている人は病院が花粉症で大混雑するシーズン前に病院に行くのが一番賢い選択ではないでしょうか。

まとめ

花粉症の症状はとても辛いので症状が出ていないうちから薬を服用(初期治療)し、花粉症の重症化を防げると良いですね。
花粉が飛び始める前に医師に相談して、初期療法を始めることがポイントになります。
辛い症状を少しでも和らげ、花粉の時期を乗り越えましょう。

毎日伝えられるテレビや新聞やインターネット上の花粉情報はしっかり確認しましょう。

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