花粉症と風邪の見分けがつかないと言う人はとても多いようです。

花粉が飛散するころは、季節の変わり目で気温の変化も激しいので、風邪もひきやすいんですよね。

くしゃみ、鼻汁、鼻づまり、ここまでは花粉症も風邪も変わりありませんが、眼のかゆみが現れたら花粉症を疑ってみましょう。

「大丈夫、これはただの風邪!」と思いたい気持ちはわかりますが、症状がひどくなってから薬を飲み始めてもなかなか症状は軽減されません。

そこで、花粉症と風邪の見分け方、症状の違い、また花粉症に効くと言われている食べ物や飲み物を紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

花粉症と風邪の見分け方

花粉症は風邪に似た症状が出ることも多いので、今まで花粉症に縁のなかった人は「これは花粉症じゃない。ただの風邪。」と思いたい人が大多数です。

風邪だと思い込み市販の風邪薬を飲んでいても治らない、病院を受診したらなんと花粉症だったという例もあるのです。

花粉症は症状がひどくなってから薬を飲み始めてもなかなか症状は軽減されません
早い時期から薬を飲んだ方が良いのです。

そこでなるべく早く、症状が似ている「花粉症」と「風邪」を自分で見分ける見分け方を紹介しますね。

見分けるポイントは大きく2つです。

ポイントは「鼻水」

鼻水の色と粘着性を確認してみましょう。

 

★花粉症の鼻水
花粉症の鼻水は、常にサラサラとした液体状で「スゥー」と自然に垂れるように続いて出てきます。

自分の意思とは裏腹に「スゥー」っと垂れてきてしまうサラサラの鼻水は花粉症。

 

★風邪の時に出る鼻水
風邪の時に出る鼻水は、初期症状では透明でサラッとしている鼻水でも、数日経つと黄色く粘着性のあるドロッとした鼻水に変わってきます。

自分で吸い上げることができる粘着性の高い鼻水は風邪。

 

ポイントは「くしゃみ」

くしゃみの回数を確認してみましょう。

 

「風邪をひいている時もくしゃみはでるでしょ。」と思う人は多いかもしれませんが、風邪の時のくしゃみと花粉症のくしゃみは比べ物にならないほど全く違います。

 

花粉症のくしゃみは連続してひどい時は何十回も出るんです。
もうそれはそれは恥ずかしくなるくらいです。
腹筋が翌日痛くなる場合もあるほどです。

発作のように何回もくしゃみが出る場合は、花粉症の可能性が高いです。

花粉症と風邪の症状の違い

それでは、花粉症と風邪の症状にはどのような違いがあるのか紹介しますね。

花粉症の症状で代表的な「くしゃみ」、「鼻水」、「鼻づまり」、「目のかゆみ」について風邪の症状との違いを確認しましょう。

くしゃみ

くしゃみは、花粉症、風邪のどちらでも症状として出ますが、圧倒的に花粉症の方が重症です。

花粉症の場合

花粉症の場合、鼻に入った花粉をくしゃみで外に出そうとする体の免疫機能が過剰に働き、アレルギー反応が起こり止まらなくなります。

 

くしゃみはの頻度はとても高くて、連続で何回も出てとてもつらいです。

ときには連続で10回以上出ることもまれでなく、腹筋が痛くなるほどです。

風邪の場合

風邪の場合、連続して2~3回程度です。

くしゃみがつらい花粉症との大きな違いは、風邪のくしゃみはした後スッキリします。

鼻水

鼻水は、花粉症、風邪どちらも早い段階で症状が出やすいです。

花粉症の場合

花粉症の場合、鼻水は無色透明でサラサラしていて、粘りのない鼻水が出ます。

自分の意思とは裏腹に自然に「ツー」っと鼻水が垂れてしまいます。

風邪の場合

風邪の場合、鼻水の色は最初は花粉症と同じく無色透明でサラサラしているのですが、次第に黄色く濁ってきて粘度が高い鼻水になります。

 

黄色い鼻水には、風邪の原因ウイルスや、そのウイルスと体内で戦った白血球の残骸が含まれています。

鼻づまり

鼻づまりは花粉症、風邪どちらも症状が出やすいですが、風邪よりも花粉症の方が重症の場合が多いです。

花粉症の場合

花粉症で、目のかゆみと同じくらいつらく、苦労するのがこの鼻づまりです。

鼻の両穴が詰まることも珍しくありません。

いくら鼻をかんでも、詰まりが治らないことは少なくありません。

 

たとえ、一時的に鼻の通りが改善しても、また直ぐに詰まるといった繰り返しで、鼻の両穴が詰まることで鼻で呼吸が出来なくなり、口で呼吸をするのでのどが乾燥して痛みがでたりします。

また、鼻のかみすぎで鼻の周りの皮膚がただれて傷になってしまったり、耳が聞こえにくくなったりする場合もあるのです。

風邪の場合

風邪の場合は、鼻をかめばスッキリします。

目のかゆみ

目のかゆみは花粉症のみの症状といっていいでしょう。

花粉症の場合

花粉症では、花粉が目に直接付着してかゆみが起きます。

目に付着した花粉を外に出そうとして、体の免疫機能が過剰に働きアレルギー反応が起こり、酷いかゆみが起こるのです。

 

かゆい目をこすり過ぎると結膜や角膜を傷をつけてしまい、 症状がさらに悪化してしまいます。

風邪の場合

風邪をひいて目にかゆみが出ることはほとんどありません

その他の症状「せき」

花粉症の場合

花粉症でせきが目立って出ることほとんどありません

 

しかし、少数派ですがせき症状が出てしまう人もいるようです。

せきが出る原因は、鼻汁が多く分泌されると少しずつ鼻水がのどの方へ落ちていくので、花粉を排除しようと免疫機能が過剰に働き、喉にアレルギー反応が起こるのです。

風邪の場合

風邪ではよくある症状です。

その他の症状「微熱」

花粉症の場合

花粉症の場合、熱はほとんど出ません

風邪の場合

ほとんどの風邪で微熱や高熱が出ます

その他の症状「頭痛」

花粉症の場合

花粉症の症状がひどい場合、頭痛が現れる人がいます。

 

原因は鼻がつまりで、脳へ供給される酸素の量が不足するために起こると言われています。

風邪の場合

風邪を引いた場合頭痛はよく見られます

その他の症状「のどの痛み」

花粉症、風邪どちらにも症状が出ます。

花粉症の場合

花粉症では、のどにかゆみを感じることがあります。

 

また、鼻が詰まり鼻呼吸ができないため口を開けて寝ていたりすると、のどが乾燥して痛みが出ることがあります。

風邪の場合

風邪では、唾を飲み込んだとき痛みがでます。

 

このように、花粉症と風邪の症状は確かに似てはいますが、異なる症状も多いですよね。

個人差もあるので、全てに当てはまるとは言えませんが、ぜひ参考にしてみましょう。

花粉症の症状に効く食べ物や飲み物は?

花粉症の症状を和らげるには、過剰な免疫反応を抑えて免疫力を高めることが重要です。

次の成分が過剰な免疫反応を抑えて免疫力を高めると言われています。

ポリフェノール

DHA

乳酸菌

 

特にポリフェノールは、強い抗酸化作用を持っているので、健康に害を及ぼす活性化酸素の排除をします。

花粉症の症状を和らげる食べ物

花粉症の症状を和らげると言われている食べ物を紹介しますね。

青魚(あじ・さば・いわし)

EPAやDHAは、健康食品やサプリメントとしてよく聞く成分ですが、青魚に多く含まれています。

EPAやDHAと言われる不飽和脂肪酸は体内で合成されない必須脂肪酸なので、花粉症予防にかぎらず積極的に摂りたい栄養成分です。

 

EPAやDHAなどの不飽和脂肪酸を摂ると、アレルギー症状を引き起こす物質、ロイコトリエンの原料である細胞膜の脂肪酸がEPAやDHAに変換します。
その結果、ロイコトリエンなどが生成されなくなるので、抗アレルギー作用をもたらすのです。

 

EPAやDHAなどの不飽和脂肪酸不飽和脂肪酸は、各種アレルギーの予防と改善に効果をもたらすと期待されています。

シソ

シソのエキスには、必須不飽和脂肪酸「αリノレン酸」が全体の成分の約70%含まれます。

この「αリノレン酸」に抗アレルギー作用があるので、花粉症予防の効果が期待出来るのです。

 

また赤シソには、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」や「ロズマリン酸」も含まれています。
特にロズマリン酸は、炎症を抑える作用があるので花粉症対策にはより効果的です。

 

シソは生でそのまま1日約10枚食べるのが効果的と言われていますが、これって現実的に難しいですよね。

だから、ジュースなどにして飲んだり、シソ油など、シソ配合の食品から摂るのが良いでしょう。

ヨーグルト

ヨーグルトは腸内環境を整える働きをします。

またヨーグルトに含まれる乳酸菌には、善玉菌を増加させて腸内に悪影響を及ぼす物質を除去し、腸の粘膜を健康な状態に回復させる作用があります。

 

花粉症は腸内環境が悪いのも原因の一つと言われているので、腸の粘膜を健康な状態にしてくれるヨーグルトは、アレルギー症状を和らげるのにも有効のようです。。

なるべく花粉の飛散が始まる前から、積極的に摂るようにしたいですね。

レンコン

レンコンに含まれるタンニンには、止血や消炎を抑える効果があります。

 

またレンコンには、抗酸化作用があるポリフェノールを豊富に含んでいるので、レンコンをすった汁を鼻の粘膜に直接塗るのも効果が期待できるようですよ。

花粉症対策に有効とされる食生活のポイント

花粉症対策に有効とされる食生活のポイントは次の通りです。

・食事は規則正しい時間にしましょう。

魚や野菜中心の食生活(和食)を心がけましょう。

身体が温ためる食材を選びましょう。

花粉症の症状を和らげる飲み物は?

花粉症の症状を和らげる飲み物は、普段の生活の中で意識的に積極的に摂るようにしましょう。

甜茶

甜茶は抗アレルギー作用があるのに、副作用がない安心安全な花粉症対策の飲み物として注目されていますが、選び方に注意が必要です。

甜茶には4つの種類あって、花粉症などのアレルギー症状を和らげてくれるのは、バラ科キイチゴ属の「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」だけです。

 

甜茶には、タンニンのひとつ甜茶ポリフェノールが豊富に含まれているので、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの原因となるヒスタミンの分泌や、炎症を抑える作用、眼の痒みの原因となるシクロオキシゲナーゼという酵素を抑制する効果があると言われています。

ルイボスティー

ルイボスティーは、体に有害な活性酸素を除去する働きを持つSOD酵素様物質を持つことで知られています。

このSOD酵素は老化を予防する働きがありますが、加齢によって失われてしまいます。

 

だからルイボスティーを飲み続けることで、SOD酵素を食品から摂ることができるのです。

そして何よりカフェインが含まれていないこと、また体内で合成できないミネラルが豊富なのも嬉しいですね。

 

ルイボスティーの成分は、「煮出す」ことによってより多く抽出されるようです。
甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)の茶葉をヤカンに入れてしっかりと煮出しましょう。

緑茶

緑茶には「ポリフェノール」、「カテキン」が多く含まれています。

カテキンには、アレルギー症状を引き起こす原因物質の「ヒスタミン」が多量に分泌されると、肥満細胞の働きを抑える作用があると言われています。

カテキンは体内に入ると吸収が早く、皮膚や粘膜を保護する働きも備わっています。

 

花粉症の予防のためには、緑茶は普段から積極的に飲みましょう。

 

ちなみに、強い渋みが特徴の「べにふうき(紅富貴)」という品種の緑茶が、花粉症予防に大きな効果が期待出来ると言われています。

 

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まとめ

花粉症は一度発症すると長いお付き合いになります。

それがわかっているので、花粉症の症状が出ていても風邪と思い込ませている人も少なくありません。

しかし、症状がひどくなってから薬を飲んだり、症状を和らげてくれるとされる食べ物や飲み物を飲んでもなかなか効果は表れにくいです。

早期に対策、予防することが最大の武器になるのです。