赤ちゃんに感染力の高いノロウイルスが感染した場合、どのような症状が現れるのでしょう。

冬には色々な感染病が流行りますが、免疫力の低下した赤ちゃんやお年寄りには、とてもリスクが高い病気と言われているノロウイルスはどのようにして赤ちゃんに感染するのでしょう。

そこで、赤ちゃんがノロウイルスに感染したときの症状、感染経路、予防策や対処方法について紹介します。

参考に慣れれば幸いです。

では本題に入りましょう。

赤ちゃんがノロウイルスに感染した時の症状

とても強力な感染力を持っているノロウイルスに赤ちゃんが感染した際の初期症状を紹介します。

・突発的に噴水のような嘔吐を繰り返えす。
固形物(離乳食)も水分(母乳、ミルク)も全部噴水のように嘔吐してしまい、水分が思うように取れない場合は、脱水症状を起こしてしまう可能性があります。

・嘔吐のあとは水っぽい白っぽい下痢を何度も繰り返し、おしりがかぶれることもあります。

・嘔吐や下痢で体力を使うため、ぐったりし不機嫌になります。

・嘔吐や下痢と同時に微熱や高熱を出す赤ちゃんもいます。

 

このようにノロウイルスは最初から辛い症状が続くので、早く初期症状に気づいてかかりつけの小児科を受診することが重要です。

脱水症状を疑う赤ちゃんの様子

赤ちゃんは下痢や嘔吐で、あっという間に脱水症状になってしまうことは珍しくありません。
脱水症状は命に関わる問題なので、次のような様子が見られたら急を要します。
どうしようか迷っている場合ではありません。
個人で判断せずに早急に病院を受診しましょう。

・赤ちゃんがぐったりしている
顔色や唇の色が悪い
目がうつろで反応が鈍い

赤ちゃんがノロウイルスに感染 その感染経路は?

ノロウイルス感染症の大元の感染源は、生ガキを食べると感染すると言われています。

しかし生ガキだけではありません。
カキなどの二枚貝の体内にノロウイルスは潜んでいて、加熱が不十分なまま(80℃以上で1分以上の加熱)二枚貝を食べた場合に、ノロウイルスは体内に侵入し胃腸内の細胞にとりついて増殖していきます。

ただ、赤ちゃんは生ガキや二枚貝は食べられません。

「ではなぜ、赤ちゃんがノロウィルスに感染する確率が高いの?」と不思議に思うお母さんは多いのではないでしょうか。

人体に侵入したノロウイルスは、体内で増殖し便や嘔吐物と共に体外へ排出されます。
この便や嘔吐物が感染源となって、人から人へ感染が拡大しノロウイルスが流行するのです。

このように、二次感染能力が強い点もノロウイルスの大きな特徴です。

ノロウイルスに感染した人の手から食事が作られて、その食事を食べた人にまたノロウイルスが感染する。
二次感染からどんどん広がってしまうと言うわけです。
とても怖いですよね。

免疫力の弱い赤ちゃんは簡単にノロウイルスに感染してしまいます。
感染した人の使ったお箸で一緒の料理を食べるだけでも、ノロウイルスは感染するとも言われているので、なんでも触りたがり口に入れてしまう赤ちゃんは、感染の確率がグーンと上がってしまうのです。

赤ちゃんがノロウイルスに感染しないための予防策や対処法

感染を未然に防ぐ予防策、これはすべての感染症に共通する重要なことです。

赤ちゃんがノロウイルスに感染しないようにするためには、外からノロウイルスを家に持ちこまないことです。
また、ノロウイルスの感染経路は基本的に口から入ってくるので、知らないうちに手についてしまったノロウイルスを口にいれないことが大切です。

赤ちゃんがノロウイルスに感染しないための予防策

赤ちゃんだけでなく、家族全員で予防しなけれは効果はありません。

 

帰宅時やトイレの後は、石けんで丁寧にしっかり手洗いする習慣をつけましょう。
そして30秒以上かけて、流水で手を洗い流します。

 

睡眠は十分にとり、バランスの良い食事をしっかり食べて、体力の低下を防ぎましょう。

 

食べ物はよく過熱してから食べるようにして、食品からの感染リスクを減らしましょう。
一般的に80℃以上で1分以上の間加熱すると、ノロウイルスが死滅すると言われています。

 

授乳の際は、赤ちゃんが口にする哺乳びんの乳首やおっぱいなどを清潔に保つことが重要です。
同じように調理器具の洗浄や消毒をきちんと行うことも予防につながります。

赤ちゃんがノロウイルスに感染した場合の対処方法

家族で予防策を実行していていたにも関わらず感染力の高いノロウイルスが赤ちゃんに感染してしまった時の対処方法紹介します。

赤ちゃんにノロウイルスが感染した疑いがあるとき

1.あわてずに様子を観察します。

2.脱水症状を起さないようにこまめに水分補給をします。

3.早めにかかりつけの小児科医を受診します。

診察後、ノロウイルスと診断されると点滴や整腸剤などが処方されます。
処方された薬はしっかり飲ませましょう。

 

自己判断で小児科医を受診ぜずに、家にある解熱剤や下痢止めを飲ませることはやめましょう。

嘔吐が激しい場合の母乳やミルクの与え方

一番大切なのはこまめな水分補給です。

・1回に飲む量は少なめにします。

・授乳後30分~1時間の間に吐かないようならさらに飲ませてみましょう。

・吐いた後はすぐに飲ませたりしないで、しばらく様子を見ましょう。

 

赤ちゃんが全く母乳やミルクが飲めない場合は、脱水症状になる可能性高いのですぐにかかりつけの小児科医を受診しましょう。

また母乳やミルク飲んでいても、嘔吐の回数が多い場合は脱水症状になってしまう可能性があるので、かかりつけの小児科医を受診する必要があります。

離乳食が進んでいる赤ちゃんの場合

離乳食が始まっているとお母さんも焦ってしまうかもしれませんが、赤ちゃんが食べたがらない場合は無理に食べさせる必要はありません。

赤ちゃんが食べ物を欲しがった時は、おかゆや柔らかくクタクタに煮込んだうどんゆでたじゃがいもなどのでんぷん質の多いものを少量ずつ食べさせてみましょう。

 

回復してきたら食べるものの種類や量を増やすようにし、通常の離乳食になるべく早く戻すようにしましょう。

◇回復するまで避けておきたい食材
脂っこい食べ物
食物繊維の多いもの
刺激の強いもの
・柑橘類やその他の果汁など

これらの食べ物は胃に負担がかかるので、完全に回復するまでは食べさせないようにしましょう。

赤ちゃんが完治した後の対処方法

赤ちゃんが完治した後、再度ノロウイルスに感染しないように、また家族に移らないようにするための対処法を紹介します。

ノロウイルスの免疫は持続期間が短く、種類も多いので、1度ノロウイルスに感染し免疫ができても、違う種類のノロウイルスに簡単に感染してしまう可能性が多いのです。
信じられないと思うかもしれませんが、一冬に2回ノロウイルスに感染することは十分にあり得る事なのです。

 

ノロウイルスは基本的にアルコール除菌では死滅しないので、塩素系漂白剤で消毒する必要があります。
消毒液は、水5リットルに対して50mlのハイターなどを入れましょう。

・洗濯物は赤ちゃんのものと家族のものは別にします。
赤ちゃんのものだけ熱湯で1分以上付け込みましょう。

 

・赤ちゃんの嘔吐物はキレイに拭き取ります。
塩素系漂白剤をしみこませた布などでキレイに拭き取りましょう。
素手でなく、必ず使い捨てのビニールの手袋を使用しましょう。

 

・布団などに嘔吐物が付いた場合は塩素系漂白剤で拭き取った後に外に干します。
干すことが無理な時は、拭いた場所をしっかりと布団乾燥機やドライヤーで乾かします。

対処(掃除)する場合のポイント

ドアノブやトイレ、嘔吐後などに消毒液をスプレーして拭き掃除する場合、使い捨て手袋とマスクを必ずつけてから行います。

汚物を拭きとった雑巾やペーパータオル、マスクや使い捨て手袋などはビニール袋に入れて、固く口を縛ってから捨てるようにします。

同様におむつ替えの時も、必ず使い捨て手袋やマスクをし予防することを忘れないでください。
マスクや使い捨て手袋はビニール袋に入れ、汚れたおむつもビニール袋に、しっかり固く口を縛ってから捨てるようにします。

 

ここで重要なのは、使い捨て手袋をして作業をしても、手洗いは石鹸を使用してしっかり洗い、 30秒以上流水で洗い流すことです。

 

こちらの記事も参考にしてください。
赤ちゃんノロウイルスの嘔吐や下痢はいつまで?離乳食やお風呂は?

まとめ

ノロウイルスから大切な赤ちゃんや家族を守るためにも、予防対策と対処方法をしっかりお母さんが身につけておきましょう。

赤ちゃんがノロウイルスに感染してしまっても、あわてずに落ち着いて対処し、二次感染しないように気を付けましょう。

脱水症状にならないように注意して様子を観察し、気になる場合はすぐにかかりつけの小児科医を受診しましょう。