子供の咳で病院に行く目安と考えられる病気 何科を受診?

子供の咳が気になる時、病院に連れて行く目安と考えられる病気や何科を受診したらいいのかお伝えします。

最近は乾燥が気になる冬だけでなく、他の季節でも寒暖差が激しいですよね。
このような天候が続くと子供はすぐに鼻水を垂らしたり、「コンコン」と咳をしだします。

子供の咳で病院に行く目安やタイミング

特に年齢の低い子供は、乾燥や寒暖差などの変化によって鼻水を垂らしたり、「コンコン」と咳をしだしますよね。

このような子供に変化にお母さんは敏感に反応してしまいがちですが、基本的に子供が咳をしていても元気で食欲があって水分もしっかり取っている状態なら焦る必要はありませんよ。

病院を受診する目安(タイミング)は次のような症状が現れた時です。

「ケン、ケン」犬が吠えるように聞こえる咳(犬吠様咳嗽)で、息を吸う時に喉の下の柔らかい部分がペコンと陥没している。
この場合、気道に炎症が起きて閉塞気味になっている可能性があるので、病院に行って吸入をしてもらうとラクになります。
●咳がひどくぐったりしていて顔色も悪い
●咳がひどくて夜も眠れない
●赤ちゃんが1分間に60回以上の呼吸をしている。
●赤ちゃんが「ウーン、ウーン」うなりながら呼吸している。

咳の種類

咳の種類は、 咳の音によって大きく3種類に分けられます。
まずはお母さんが、子供の咳がどんなの種類(音)の咳なのかしっかり聞き分けましょうね。

(1)乾性咳嗽(かんせいがいそう)
軽い調子の「コン、コン」という乾いた感じの咳

(2)湿性咳嗽(しっせいがいそう)
痰がからんだ「ゴホン、ゴホン」という湿った感じの咳

(3)犬吠様咳嗽(けんばいようがいそう)
まれな「ケン、ケン」犬が吠えるように聞こえる咳

※咳嗽(がいそう)とは
一般的には咳(せき)のことです。
肺内の空気が音を伴って反射的に呼出される現象をいいます。

自宅で様子をみる目安

「コン、コン」「ゴホン、ゴホン」のような、いわゆる普通の咳で発熱もなく他の症状が何もなければ1週間くらい自宅で様子をみてみましょう。

■コン、コンという乾いた感じの咳の場合
風邪の引き始めや空気が乾燥しているときに出る咳です。

空気が乾燥している場合にでやすいので、部屋の加湿をしましょう。
熱などがある場合は今後悪化する可能性があるので注意しましょう。

加湿器を効果的に使うために、こちらの記事も参考にしてください。

 ⇒ インフルエンザの予防と対策に有効な加湿器の効果的な使い方と種類

■ゴホン、ゴホンと痰が絡んだような湿った咳の場合
風邪の治り始めにでることが多いようです。

子供は痰を上手に切ることができないので、水分を多く摂取させて痰をキレやすくしてあげましょう。
しかし、それでも咳が治らず続くような場合は病院へ連れて行きましょう。

できるだけ初期段階で回復させるように子供の様子や咳の種類(音)を注意深く観察しましょうね。

子供の咳から考えられる病気

咳をしていると子供に限らず大人でも普通は風邪を疑いますよね。
でも咳は、多くの呼吸器系疾患で見られる一般的な症状なんです。

だから、咳だけで子供が風邪にかかったとすぐに判断するのはやめましょう

咳が出る病気には、風邪のように発熱するものや発熱しないで咳だけが続くものがあります。
また、痰がからんだような湿った咳もあれば、痰の絡まない乾いた咳もあります。

風邪の他にも、下記のような子供特有の咳の出る病気があるので、しっかり確認しておきましょう。

普通感冒(かぜ症候群)

通常よく言われている「風邪」です。
普通感冒は子供から大人まで誰でもかかります。

鼻からウイルスが感染して鼻みずや鼻づまりとなって、3日程度で快方に向かい、その後に咳が始まることが多いです。

クループ症候群

「ケン、ケン」と犬が吠えるような咳(犬吠様咳嗽)が特徴です。

喉の奥が炎症を起こし腫れて、呼吸困難を起こす危険な病気です。

風邪の症状に引き続いて起こり、ほとんどがウイルス性です。
幼児に多くひどくなると入院治療が必要となります。

急性気管支炎

炎症が気管支に及んだ状態です。
どの年齢にもみられる病気です。

すぐに発熱し、同時に乾いた咳が続き次第に湿った咳(痰をともなう)へ変化していきます。
一般的に咳は激しくてつらく、子供は気管が細いので、「ゼイゼイ、ヒューヒュー」といった呼吸音も聞こえます。

肺炎

発熱・咳・多呼吸などが主な症状です。

子どもの肺炎の原因

子どもの肺炎の原因は年齢によって異なります。

【新生児期】
・B群連鎖球菌
・大腸菌等の腸内細菌

【1~2歳】
・肺炎球菌
・インフルエンザ菌 など

【2~6歳】
・肺炎球菌
・インフルエンザ菌
・肺炎マイコプラズマ
・肺炎クラミジア など

【学童期以降】
・肺炎マイコプラズマ
・肺炎クラミジア など
・百日咳
百日咳は病名のとおり、特徴的な咳や長引く咳がでる病気です。
幼い頃に受ける予防接種で、最近は患者数は少なくなっているのですが、地域的に小流行も起こしています。
今までは乳児に多い病気でしたが、最近では学童期以降や大人でも発症することがあるようです。

この年齢になると肺炎球菌やインフル工ンザ菌が原因とされることが少なくなります。

子供の咳で病院に行く時は何科を受診したらいいの?

子供の咳で病院に行く時は、迷わずにかかりつけの小児科を受診しましょう。

かかりつけの小児科なら、いつものお子さんの様子と比べて診察をしてくれます。
そして、今その地域で流行している病気からいろいろな可能性を考えて診断してくれるでしょう。

子供の場合、病気を早く治す道は、かかりつけの小児科を作っておく事です。
ただ、小児科を受診しに行ってインフルエンザや風邪などの感染症をもらってしまったなんて事になったら大変です。

なるべく混んでいることが多い週明けの午前中などは避け、混雑しない時間帯を狙って行くようにしましょう。

まとめ

一口に咳といっても、いろいろな病気があります。

ただの風邪だと思っていたら、思いがけない病気を発症していたなんて事もあり得ます。
だから「たかが咳」とあなどってはいけないのです。

咳だけで、発熱もなく他の症状が何もなければ1週間ほど自宅で注意深く様子を観察し、異変に気付いたり咳の音が変化してきたら早めに小児科を受診しましょう。

 ⇒ 赤ちゃんが鼻水を出す理由と病院へ行くタイミングや受診科は?

こちらの記事も参考に、咳が出る前の鼻水の観察をしっかり行ってくださいね。