赤ちゃんが生まれ約1年間の間に、ジタバタ動き、寝返り、お座り、腹ばい、ハイハイ、立っち、あんよ、運動に関係することだけでもものすごい成長ですね。

その中でも、ハイハイは脳の発達にとても重要な役割をしていると言われています。
早く歩くことが良いと思っているお母さんにしたら、「早く歩くのは良くないの?」と心配なってしまいますよね。

確かに、赤ちゃんの運動面の成長は早ければ全ていいわけではない、と言われることもあります。
その背景には、脳の発育も運動面の発達と密接な関係にあるからなんです。
ただ、神経質になりすぎるのもよくありません。
参考程度に見てくださいね。

そこで、ハイハイの重要性、早く歩き出した時に注意すること、ハイハイの練習方法について紹介します。

参考に慣れれば幸いです。

では本題に入りましょう。

赤ちゃんのハイハイの重要性

子供の運動面の発達段階からみると、赤ちゃんの時期にハイハイを十分に経験することは、腕力(支持力)の発達や首、体幹、眼、手足が連動して働く運動強調動作の発達にもとても重要です。

赤ちゃんの成長過程は、次のような一つ一つの段階すべて十分に訓練を積んだ成長が理想的なのです。

手足のジタバタ → 寝返り → おすわり → ハイハイ → つかまり立ち → あんよ

 

一般的には、生後7~8ヶ月頃にはお腹をつけたずりばいでなんとか前進できるようになります。
さらに成長していくと、よつんばいになって足を交互に出すハイハイができるようになるのですが、早い成長を見せる優秀な子供はハイハイを飛び越えてつかまり立ちの段階に到達しちゃうんですよね。

お父さんやお母さんは早い成長を見せてくれるわが子を微笑ましく思い、もっともっとと期待してしまいがちです。
しかし、早ければ良いということではなく、つかまり立ちをしてあんよする前の「ハイハイ」はとても重要なのです。

ハイハイは、バランス感覚反射神経腕の力を鍛えたりするだけでなく脳の発達にも関係してきます。

 

ハイハイしながら片手でものをつかもうとするということは、逆の手で身体を支えていたりします。
これはかなりの訓練になっているのです。

ハイハイの期間がしっかりと長い方が、腕の力が鍛えられて「パッと手が出て体を支える」という行動ができ、ころんだ時に顔を打ってしまうことをさけられます。

また、ハイハイしながらいろいろなものをさわり、拾い上げたりするので、手指の「つまむ、つねる」などの繊細な動きも習得できます。

ハイハイをすることによって、手足からの十分な運動刺激が脳の発達を促し、言語能力や集中力が高くなると言われているのです。

 

赤ちゃんは、歩けないからハイハイしているのではなく、本能的にハイハイしながら脳を発達させているのかもしれませんね。
人間の脳にはそういう機能がもともとあるのかもしれません。

赤ちゃんが早く歩くのは良くないの?

赤ちゃんがひとり歩きを始める時期は、昔は1歳3ヵ月~1歳半でした。

しかし最近では、とても早くなっていますよね。
1歳(12ヵ月)頃です。

しかし、成長の優秀な早い子では6ヵ月で立ち上がり、バランスをとりながら歩き始める子もいます。
このように早い成長でも、ハイハイの時期が十分にあってしっかりできていれば問題にはなりません。
安心くださいね。

 

ただ、歩きだしに6ヶ月も差が出てくると、「私の子はなんて運動神経がいいのだろう。」と嬉しがってみたり、逆に「ハイハイしないで歩きだしたらこれから先の発達に影響があるのでは?」
と心配してみたり、お父さん、お母さんの思いも各家庭で違ってくるのではないでしょうか。

子供のことを思うお父さん、お母さんならなおさらですよね。

 

それでは、赤ちゃんが早く歩くのは良くないことなのでしょうか?

結論から言うと、ハイハイが十分でない場合、あまり良いことではないようです。

 

ハイハイは、腕や脚を使うことで筋肉が付くだけでなく、神経が発達していきます。

そして、腹筋背筋も鍛えられるのです。
これができていないと、あるき始めてから自分の頭の重さを支えられず、フラフラ前後しながら歩くようになることもあります。

これは筋力だけの問題ではなくて、ハイハイは頭を頻繁に上下左右に動かすことで三半規管が鍛えられ、バランス能力も鍛えられるのです。
さらに足の指を使って進むハイハイをすることで、指が強くなります。

 

これによって、走ってもバランスを崩しにくくなります。

このような経験(ハイハイ)をほとんどせずに早く歩きだした子は、走っていてぴたっと止まれなかったり、フラフラ進んでしまったり、ふらつきお尻で転んだりしてしまうことが起こるのです。
止まるための指先の力やバランス力などがが育っていない状態なのです。

 

早く歩きだした子は元々の運動神経は良いのでしょうが、今後運動が上手な子になるとは限らないと言えるようです。
因みに運動神経は遺伝だけで決まらず、後天的に良くなります。)

 

でも、ハイハイを十分やっていないかもと思える、もう歩きだしている赤ちゃんのお母さんまだ遅くはありません。
安心してくださいね。

ハイハイを遊びに取り入れて毎日少しずつでもやると良いですよ。

お母さんも一緒にやれば赤ちゃんは喜ぶし、お母さんの腹筋も締まるのでいいことずくめです。

歩くのと並行してでいいのです。
赤ちゃんにとって歩くことは楽しいことなので、止めないほうがいいですね。
というより、歩き出した赤ちゃんを止めることは、普通に考えて無理です。

それこそ、歩くのを無理やり止めることは赤ちゃんの自由を奪うことになり、発達に悪影響を及ぼしてしまいます。

ハイハイを遊びに取り入れるポイント

歩き出している赤ちゃん

親子で歌に合わせてハイハイしたり、リトミックにハイハイを取り入れたり、一緒に遊んであげましょう。

つかまり立ちが大好きでハイハイは苦手な赤ちゃん

まだ歩きだしていないのなら、歩行器に長時間乗せたり、歩かせる練習をさせるようなことは控えてください。

きれいな床で遊ばせるのが良いでしょう。
歩く練習などしなくて大丈夫、自然に任せても必ず歩き出します。

早く歩きだすことが、能力の高さの証明や、子どもの長所には決してならないことを忘れないでください。

とはいっても、ハイハイするかどうかはその子の個性でもあります。
ハイハイをしなかった赤ちゃんでも、その後ごく普通に成長していくので問題ないと言われています。

あなたの赤ちゃんがハイハイしないからと、心配したり神経質になる前に、赤ちゃんがハイハイしやすい家庭環境を整えてあげることが大切です。

赤ちゃんにハイハイをさせる練習方法

ハイハイをさせる一番のコツは、赤ちゃんが泣いても相手をしないで(無視することではありません。)、赤ちゃん本人からママを追いかけようとさせることです。
要はあまり手をかけすぎないということです。

しかしこれは精神的に難しいですよね。

「そんな泣いてるのに可哀想で出来ない。」というお母さんがほとんどかもしれませんね。

そこで、遊びの中で赤ちゃんにハイハイの練習をさせる方法を紹介します。

遊びの中での練習方法

その1

赤ちゃんのお気に入りのおもちゃや、音の出るおもちゃを置いて興味を引きます。
最初は赤ちゃんがおもちゃに触れることができるように、手を伸ばして届く距離に置きましょう。

この時、右手でおもちゃに触れたり、左手でおもちゃに触れたりすることで、赤ちゃんは片手で自分の体を支えることを覚えます。
片手で自分の体を支えるという動作は、次に自分の体を動かして進むということにつながっていくのです。

そこで、目標となるおもちゃと赤ちゃんの距離を少しずつ広げていきましょう。

最初は思うように、おもちゃに触れられず大泣きしてしまうかもしれません。。
でもそのうちに必ずコツをつかんできます。

赤ちゃんが体に筋肉をつけることで、おもちゃを追って「ハイハイ」ができるようになります。

赤ちゃんの成長は早いです。
「昨日はできなかったことが、今日突然できた!」なんてことは多いのです。

「この練習方法ではダメかも?」と思っても、お母さんは諦めずに根気よく続けることが大切です。

ただし赤ちゃんは泣きはするけど、痛いとも苦しいとも言いませんから無茶な練習はだめです。

その2

赤ちゃんをうつぶせの状態で上に持ち上げて、四つんばいの姿勢にします。

両手で手をつっぱった、四つんばいの姿勢を作り赤ちゃんに記憶させるのです。
しかし赤ちゃんが嫌がる場合には、嫌な記憶として残ってしまったら大変なので、無理強いはNGです。

 

この四つんばいの姿勢を覚えさせるのに効果的な布団山越え作戦を紹介します。

この方法なら、赤ちゃん自ら四つんばいになっちゃいます。

布団でも座布団でもなんでも構いません。
くるくるまるめて(乗ってもつぶれない程度の固さ)それを赤ちゃんの目の前に置きます。
最初は見向きもしないかもしれませんが、そのうちまるめた布団の上にずりばいで乗ってきます。

一番上に乗った状態がちょうど手足がついて四つんばいになるんです。

この布団の山を乗り越えることを繰り返すうちに、ハイハイをするようになるのでぜひ試してみましょう。

 

赤ちゃんのハイハイには様々な形があります。
水泳のバタフライのように、大きく腕を動かしてお腹でズリズリとはうこともあれば、腕を曲げてほふく前進のようにはう赤ちゃんもいます。

ハイハイは「これ」と決まっているわけではありませんが、あまりにも個性的な動きの場合は、その後の筋肉のつき方や手足の動かし方に偏りが出でくる可能性があるので、ハイハイの練習をしているときは、できる限りお母さんがサポートしてあげましょう。

その3

この時期、赤ちゃんに接する態度も少し変えてみるのも良いでしょう。

赤ちゃんの欲しいというものを、いつものように簡単に手渡しせずに、赤ちゃんが自分で移動して手にするという気持ちを持たせることも大切です。

まとめ

ハイハイは、赤ちゃんの身体や脳の発達に必要な基礎力を養ううえでとても重要な役割をはたすので、できるだけ順を追って成長してほしいですね。

世界中のお母さんが、自分の子供はまだ本来持っている能力を発揮していないと考えるようになれば、世界中が天才児であふれ、心優しい子供が幸せな世界をつくり、平和な世界がおとずれるのではないでしょうか。

親は子供にとって最良の先生でいれるよう、子供と一緒に常に成長していきたいですね。

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