
いつ泣き出すかわからない赤ちゃんを連れて、帰省や旅行などで新幹線を利用する場合、やはり指定席を予約することをおすすめします。
では、指定席を予約する際におすすめの座席はどこなのでしょう。
また授乳やオムツ替えはどこでしたら良いのでしょう。
初めて赤ちゃんと一緒に新幹線を利用する際、どのように過ごしたらいいのか不安を感じてしまうお母さんは少なくありません。
そこで、新幹線の指定席を予約する際のポイント、新幹線の中での授乳やオムツ替えに利用したい多目的室や多目的トイレの場所や利用方法、赤ちゃんとの過ごし方について紹介します。
参考に慣れれば幸いです。
では本題に入りましょう。
赤ちゃん連れで新幹線を利用するとき指定席は予約する?
新幹線を使うときは、ゴールンウィークやお盆、年末といった混雑している時期が多のではないでしょうか。
赤ちゃん連れで新幹線に乗るときは奮発して、迷わず指定席を予約しましょう。
始発をねらい、駅に早くから並んで自由席を確保するのも経済的ではありますよね。
しかし、それはそれは大変ですよ。
新幹線に乗る前から、お父さんやお母さんはクタクタになること間違いないでしょう。
この始発を狙ったり、早い時間から並ぶのは大人だけで出かける場合には有効ですが、赤ちゃん連れの場合は絶対に無理とおぼえておきましょう。
赤ちゃんも早朝からぐたっと疲れさせてしまってご機嫌が悪くなると、乗った後のことが思いやられてしまいます。
万が一、席が取れなかったらデッキに親子でずっと立っていなければなりません。
そんな状況を考えただけでゾッとしてしまいますよね。
赤ちゃん連れで新幹線に乗る際は、絶対に指定席は必要と考えましょう。
新幹線の指定席を予約する際のおすすめの座席は?
新幹線の指定席は乗車日の1か月前からの予約が可能です。
赤ちゃん連れにおすすめの、うれしい条件を満たす席は赤ちゃん連れなら誰もが欲しい席です。
多くのお父さんやお母さんが狙っていると考え、できるだけ余裕を持って早めに予約を入れるようにしましょう。
赤ちゃんの授乳時間やお昼寝の時間がほぼ決まっているなら、赤ちゃんがいつも寝ている時間と新幹線の乗車時間をかぶらせるのも良いでしょう。
せっかく予約を入れるのですから、賢く予約をしましょうね。
それでは、おすすめの座席を紹介します。
予約を入れる時のおすすめの座席は、一番前の座席か一番後の座席です。
一番前の座席は足元がゆったりしているので、荷物が多くても足元に置きやすいです。
一番後ろの座席はシートの間に20~30cmの隙間があるので、何かと荷物が多くなってしまう赤ちゃん連れにはとっても便利なスペースとなります。。
また、一番前の座席も一番後ろの座席も車両の端なので、すぐにデッキに移動できるので便利です。
東海道新幹線の場合、座席は2席と3席にシートが分かれています。
予約の際は2席シートの方を選びましょう。
3席シートのうちの2席に予約を入れたり、まさかないとは思いますが、お父さんとお母さんが別々に離れて座るようなことは極力避けましょう。
基本的には、「一番前の座席」または「一番後ろの座席」でかつ、「2席シート」で「通路側」の席が良いでしょう。
赤ちゃんの泣く声や子供の声に敏感な人や、たとえ赤ちゃんは泣いていなくても赤ちゃんの存在自体が落ち着かないと感じる人も中にはいたりする可能性もあります。
赤ちゃん連れは何かと周りの目が気になるところですが、きちんとすばやく対応できる席に座っていれば問題はありません。
そしてさらにおすすめの車両があるのです。
その車両は、「11号車」です。
この車両は赤ちゃん連れに嬉しい多目的室があるんです。
※新幹線によって位置が違うので予約の際に確認しましょう。
新幹線の多目的室位置
日本国内の新幹線には、ほぼ全列車に「多目的室」と呼ばれる個室が必ず1つ設置されています。
・東海道新幹線(全列車)11号車
・山陽新幹線(16両編成)11号車
・山陽新幹線(8両編成)7号車
・九州新幹線(8両編成)7号車
・九州新幹線(6両編成)5号車
・東北、北海道、山形、秋田新幹線(E5/H5系10両編成)5号車
・東北、北海道、山形、秋田新幹線(E2系10両編成)9号車
・東北、北海道、山形、秋田新幹線(E3系6両編成)11号車
・東北、北海道、山形、秋田新幹線(E6系6両編成)12号車
・上越、北陸新幹線(E2系10両編成)9号車
・上越、北陸新幹線(E2系8両編成、E7系12両編成)7号車
・上越、北陸新幹線(E4系8/16両編成))8/16号車
多目的室とは
多目的室は身体の不自由な方や、歩行困難な方が優先して利用できる個室です。
ただ身体の不自由な方の利用がない場合には、小さな子供連れの方の授乳や健常者の着替え、体調不良の場合などにも利用できます。
多目的室の利用方法は?
当日、空いている場合に限り車掌さんの判断によって順番制で利用します。
普段はカギがかかっているので勝手に使うことはできません。
利用を希望する場合は、車掌さんに「授乳したいのですが・・・」と申し出ましょう。
普段はカギがかかっているので勝手に使うことはできません。
この多目的室は1.5人がけくらいの座席がある小さな個室で、あくまで体の不自由な方が優先です。
次に、授乳や体調不良の方が優先となります。
さらには、子供がうるさくて周囲に迷惑をかけるような場合も空いていれば無料で使用させてもらえます。
多目的室が使用中の場合、別に車掌室などの個室を貸してくれる場合もあるようです。
まずは、遠慮せずに相談しちゃいましょう。
出来れば多目的室近くの座席をを予約して、乗車時に車掌さんに(多目的室と車掌室は隣り合った車両です)使う可能性があることを先に伝えおくといいでしょう。
授乳の時間が、どの駅付近になるのか確認しておいて「◯◯駅付近なったら多目的室を借りたいのですが」と具体的に伝えておけば、さらにいいですね。
車掌さんが見あたらない時や見つからないときは車内販売の人に声をかけてみましょう。
多目的室が使えたとしても長時間にわたって居続けるのは他の方の迷惑になるのでやめましょうね。
あくまで体の不自由な方が優先です。
赤ちゃん連れで新幹線を利用 授乳は座席でケープをすればOK?
赤ちゃん連れで新幹線を利用する場合、ケープをして座席で授乳しても良いのか悩んでいるお母さんは少なくありません。
たとえお父さんが外側に座って隠してくれたとしても、全くの死角ではありません。
ケープの中は見えないかもしれませんが、何をしてるか想像がついちゃいますよね。
そしたら、周りの人たちはケープから目をそらさなくてはいけません。
周りの人たちにそのような気を使わせてしまうのはどうでしょう。
ケープをして座席で授乳は出来ないことはありませんが、それを不快に感じる方もいるかもしれないのでやめておいたほうが良いでしょう。
このような授乳のとき、前述した多目的室を利用してみましょう。
赤ちゃん連れで新幹線を利用 座席でオムツ替えは非常識?
座席でオムツ替えはありえません。
いくら赤ちゃんとはいっても公衆の面前でおむつ替えは非常識です。
臭いも周りに漂ってしまうし、下半身や汚物が見えちゃうかもしれません。
新幹線の中で周りの人を不愉快な気持ちにさせてしまうことは慎みましょう。
まずは、乗車するまえに駅のベビールームやトイレのオムツ替えシート台などでオムツを替えておきましょう。
もちろん新幹線にもおむつ替えシートのついたトイレがあります。
特に東海道新幹線の11号車には多目的室がありますが、その向かいに多目的トイレもあります。
この多目的トイレは広いのでオムツが替えやすいのでおすすめです。
まとめ
新幹線という慣れないところに赤ちゃん連れで乗車することを考えるとお父さんもお母さんも緊張してしまうでしょう。
でもあまり神経質になってしまうと、その緊張がそのまま赤ちゃんに伝わってしまいます。
早めに指定席の予約を取り、余裕をもった行動を心掛け、多目的室を有効に利用させてもらいましょう。
参考
赤ちゃんと飛行機にはいつから乗れる?耳抜きのタイミングと注意点
赤ちゃんがもしぐずってしまっても、周りの方への配慮を忘れなければ大丈夫です。
周りの方々も、ちょっとのことは赤ちゃんだからと大目にみてくれることでしょう。