おせち料理を食べる理由と種類やいわれ&重箱に詰める意味と詰め方

お正月におせち料理を食べる理由と種類やいわれと重箱に詰める意味と詰め方についてお伝えします。

おせち料理も重箱も人々の幸せを願うもので、お正月には欠かせないものです。
日本の良き風習を子供たちに伝えていくためにも大人は知っておきたいですね。

おせち料理をお正月に食べる理由

昔も今も、お正月にはおせち料理を用意する家庭は多いですよね。
でも、なぜお正月におせち料理を用意するのか、食べるのか、はっきりとした理由がわからないと言う人は多いんです。

「年が明けておめでたいから、いつもと違う食事をするのでは?」そんな風に思っていませんか?

私の息子たちは、子供の頃からずーっとそう思っていたと言っています。
きちんと「おせち料理を食べる理由」を教えてあげたかったな・・・
親として反省しています。
だから、息子たちが親になった今、自分の子供にはきちんと教えてあげられるようにと願いを込めて、これからお伝えする理由を数年前に伝えています。

●主婦(女性)への休養
お正月の三日間は主婦(女性)を働かせないように、ゆっくりと休養できるためにという意味が込められていると言われています。

毎日毎日、食事を作り続ける主婦(女性)がお正月の三が日の間くらいは、せっせとキッチンに立って食事を作らなくてもよいように、保存の利く食材を詰めたと言われています。

●歳神様へお供え物
おせち料理は本来、お正月に初日の出と一緒にやってくる歳神様へのお供え物なのです。
大晦日にお供えをし、年があけて家族全員で神様からのおさがりとしておせち料理を頂くと考えられて来たのです。

歳神様は農耕の神様です。
農耕の神様とは、食べ物の豊作と今年一年食べ物に困らないように祈る神様です。

神様にお供物を捧げて祈る三が日の間は次のような約束事があったのです。
神様がおられるので
台所で煮炊きや炊事をしない
物音をたてたり騒がしくしない
台所に入らない

このような風習があったため、日持ちのする料理を年末に沢山作り三が日の間はそれを食べるというのが一番の理由のようです。

今の若い人は信じられないでしょうが、昔は(私が子供のころ)元旦から三日間は近所のスーパーも小売店もデパートも全てお休みです。
元旦から初売りなんてなかったんですよ。
街中は本当に静かでした。
だから、初詣に行っても、帰りにどこかに寄って何かを食べるとか、買い物をするなんて一切なしです。
ゆえに、お正月には嫌でもおせち料理を食べるしかなかったのです。

おせち料理は「なるほど」と思える日持ちのする保存食ばかりです。
この保存のきく食材が中心というのは、正月に火を使うのは縁起が悪いという物忌みの考えも含まれているのです。

現代では、おせち料理の種類も伝統的な料理以外にローストビーフやスモークサーモンなど子供たちも大好きな、見た目の豪華なものも用いるようになりずいぶん様変わりしてきていますよね。
コンビニは年中無休、大型のショッピングセンターなども1月2日には開店しています。
おせち料理が食べたくなかったら、いつも食べているものがすぐに手に入ります。
なんと幸せなことでしょう。

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おせち料理の種類とそのいわれ

おせち料理はそれぞれの地域によっても品数は異なりますが、すべて揃えると種類は全部で20~30種類になるといわれています。
一つ一つの料理に家族の1年間の健康や幸せを祈り願いを込め食材の名前や形・色などで縁起を担いだものばかりです。

ここでは代表的なおせち料理をおめでたい意味やいわれと共に紹介しますね。

【黒豆】
邪気払いの意味と、黒く日焼けするほどまめに働くことができますようにとの願いが込められています。

【数の子】
数の子はにしんの腹子です。
卵の数が多いことから子宝祈願と子孫繁栄を願う縁起ものです。

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【田づくり】
片口いわしを農作物の肥料として使った田畑が豊作になったことにちなみ、五穀豊穣を願います。

【たたき牛蒡】
関東ではきんぴらごぼうを作る家庭が多いです。
牛蒡は地中深くに根が入っていくので、家の基礎が堅牢であることを願います。

【紅白かまぼこ】
紅白でめでたさを、半円は日の出の形を表現することから、成功祈願の意味もあります。
赤は魔除け白は清浄の意味もがありますよ。

【伊達巻き】
形が巻物に似ているため、知識が増えるようにと願いが込められています。
また反物の形から、衣装に困らない生活の祈願です。

【きんとん】
漢字では「金団」と書くので、黄金にたとえて金運を呼ぶ縁起物です。

【お多福豆】
たくさんの福を招くようにとの願いが込められています。

【紅白なます】
水引をかたどっているとされ、平安や平和の願いが込められています。

【鯛の姿焼き】
「めでたい」という言葉から、お祝いごとの象徴です。
また、恵比寿様が持つ魚として晴れの食卓にふさわしい魚です。

【鰤の照り焼き】
出世魚である鰤は、立身出世を願う縁起物です。

【海老】
茹でるとお年寄りのように腰が曲がることから、長寿でいられるようにという願いが込められています。

【昆布巻き】
「喜こぶ(こんぶ)」出来事に恵まれ、縁結びのご利益がありますようにとの願いを込めます。
また「子生(こんぶ)」と書いて子孫繁栄の願いを込めます。

【筑前煮】
蓮根は穴にちなんで将来の見通しがきくとされます。
里芋は小芋をたくさんつけることから子孫繁栄の縁起物とされています。
土の中で根を張る根菜を用い末永い幸せを祈願します。

おせち料理を重箱に詰める意味と上手な詰め方

おせち料理を重箱に詰める意味ですが、重箱は重ねて使うものですよね。
だから、おせち料理を重箱につめることで「幸せを重ねる」という意味があるんですよ。

おせち料理の重箱への上手な詰め方

おせち料理を重箱に詰める段になると、どう詰めたらいいのか悩んでしまう人がおおいですが、重箱におせち料理を詰めるのは難しいことではありませんよ。
決まりに従えば意外と簡単にキレイに収まってしまいます。

もともとは重箱は4段重ねでしたが、一般家庭では少量の2段から3段重ねが主流になっています。
上から順番に「一の重」「二の重」「三の重」と数えます。

■一の重
一の重には祝い肴を詰めます。

数の子・黒豆・田作り・紅白かまぼこ など 
黒豆は汁が出るので、他の料理にうつらないように小さな器に入れてからお重に詰めましょう。

味や彩りを考えてバランスよく詰めていきます。
斜めに詰めていくと色がきれいですよ。

■二の重
二の重には酢の物や口取りを詰めます。

きんとん・紅白なます・伊達巻 など 
なますは汁が出るので、小さな器に入れてからお重に詰めましょう。

■三の重
三の重には焼き物を詰めます。

海老・昆布巻・鯛 など 

おせち料理の中でもごちそうのものなので豪華に盛り付けましょう。

■与の重(四は縁起が悪いことから)
与の重には煮物を詰めます。

サトイモ・八つ頭・レンコン など

まとめ

お正月におせちを食べる理由やおせち料理のいわれを確かめながら、この一年が健康で、幸福が訪れるようにと願いを込め重箱におせち料理を詰めてみましょう。
おせち料理を食べる意味やおせち料理のいわれがわかると今までとは違っておせち料理に愛着が湧いてきますよね。

今年は家族と食卓を囲んで、おせち料理で食卓が盛り上がってみましょう。

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