初節句のお祝い食事会の支払いは誰がする?時期や自宅でのやり方は?

初節句のお祝いの食事会での支払いは誰がするものなのか、お祝いを行う時期や自宅で行うホームパーティーのやり方についてお伝えします。

子供の内祝いとなる食事会ですから親が主催し支払いをするのが一般的ですが、中には祖父母が支払いをすることもあるようです。

初節句のお祝い 食事会の支払いは誰がするの?

初めてづくしとなる子供の初節句は、「無病息災」「健やかな成長」を願う大切な行事です。

一般的に、初節句には食事会をしてみんなで一緒にお祝いする家庭が多いですよね。
その食事会は誰が主催し、支払いは誰ががするものなのか・・・
わからないと言うお父さんやお母さんは意外に多いんです。

●一般的にはお初節句を迎える子供の親
主催は「初節句を迎える子供の親」ということになるので、食事会の支払いやホームパーティーの準備にかかる費用は初節句を迎える子供の親というのが一般的です。

お招きするということが、お祝いをお頂いた人へのお礼(お返し=内祝い)となるんです。

●各家庭の事情も色々
実際には各家庭の事情も色々あるようで、初節句を迎える子どもの親が食事会を主催し、祖父母がその支払をするという場合もあります。
祖父母の経済状況にもよりますが、若い夫婦の負担が大きい場合はこのようなことになるようですよ。

ただこの場合は、双方(父方と母方)の祖父母が相談して支払いが出来ると良いですね。
どちらか片方の祖父母が一方的に全て支払ってしまうことで、これから先の関係性がギクシャクてしまったら大変です。

当日バタバタしない為にも支払いについては事前によく話し合い、初節句を迎える子供のお祝いに全ての人が当日笑顔で楽しく過ごすことが出来るよう気を配りましょう。

【私の場合】
わが家には息子が2人いるのですが、二家族とも子供のお祝い事(初節句に限らず)で食事会をする時は、主催するのは親で、支払いは双方(父方と母方)の祖父母が折半となっています。
ただ、祖父母の経済状況もいつまでも良好のままとは限らないので、食事会の支払いも想定してお祝い金は控えめにしています。

※一番のポイント
子供夫婦と双方(父方と母方)の祖父母とも、出来る範囲で無理をしない派手なことをしたがらない、これがみんなが笑顔で行事を行う上で一番のポイントだと思っています。

 ⇒ 初節句お祝いのお返しは両親や親戚に必要?贈る時期や品物は?

お祝いのお返しについて参考にしてください。

食事会の予算の相場

食事会の予算の相場を紹介しておきますね。
しっかり確認しておく必要がありますよ。

一般的な飲食店(個室でお座敷)での食事会の予算は1人10,000円くらいが相場と思っていれば間違いありません。
お料理5,000円 + 飲み物代3,000円 + 追加料金などの予備費2,000円 = 10,000円くらいを目安にしておけば当日慌てることはありません。

やはり外食では飲み物代が高くつくんです。
お祝いの席では皆さん楽しくてついつい飲んでしまう、これはしょうがないですよね。

【ホームパーティーは費用を抑えれる】
自宅でのホームパーティーにすれは、お料理は手作りしたりデリバリーなどを利用し、飲み物を量販店などで用意することができるので間違いなく費用を抑えれられますよ。

初節句のお祝い 食事会の時期はいつ?

お祝いの食事会はいつ開催したら良いのか悩んでいる親も多いようです。
特に生まれて間もない場合などですよね。

生まれて間もない場合は、翌年に初節句のお祝いをするのが一般的です。
これは、少しでも初節句を迎える子供も一緒にお祝いを楽しめた方がいいと考えるからでしょうね。

【私の場合】
息子夫婦に4月に男の子が生まれた時、初節句はもちろん翌年の5月にお祝いをしました。
1歳でもわかるんですよね。自分が主役だってことが。
ご機嫌な孫を見ながらの食事会は楽しかったですよ。

細かい日程ですが、食事会に招待する祖父母や身内の都合のつきやすい、3月3日前後・5月5日前後の土曜日や日曜日に行うのがベストですね。
3月3日の桃の節句や5月5日の端午の節句になどと、必ずしもピンポイントで合わせなくて大丈夫ですから安心してくださいね。

昔は、大安や友引など日柄のよい日を選ぶ方が良いと言われていたようですが、今は気にしない家庭の方が多いです。

【ホームパーティーに招待する場合】
自宅でのホームパーティーに招待する場合は、お雛様や五月人形を片付けた後では寂しいですよ。
その点を考慮して日程を設定してくださいね。

初節句のお祝い 自宅でのホームパーティーのやり方は?

初節句のお祝いの食事会は、飲食店を予約して外で行う家庭が多いですね。
でもね、自宅でのホームパーティーは大変そうに思われがちですが次のようなメリットもたくさんあっておすすめなんですよ。

●外で食事会を行う際の問題点
初節句を迎える子供はまだまだ赤ちゃんですよね。
離乳食中の赤ちゃんの場合、子供の食事はどうしましょう。
さらに、ヨチヨチ歩けるようになっていたら、100%おとなしく座っていてくれないですよ。

好きなように遊ぶことが出来なくて、ぐずって泣いてしまうこともあるのは当たり前のことと考えましょう。
他のお客様に迷惑をかけてしまうかもしれませんよね。

このようなことをずっと気にしていたのでは、食事会を主催する親は疲れてしまいます。
美味しいお料理が運ばれてきても、ゆっくり味わうなんてことは出来ません。

ましてや、孫と触れ合うことを楽しみにしている祖父母はちょっと寂しい思いをするかもしれませんね。

●ホームパーティーのメリット
自宅でのホームパーティーならこれらの心配が一気に解決できちゃうんです。

周りの人たちに遠慮することも時間を気にする心配がないのは嬉しいで事です。

子供はいつもの場所で、お気に入りのおもちゃで遊びまわれます。
おっぱいやミルクを飲んだり、離乳食を食べてお昼寝することも出来ますよ。

何より、可愛い孫と触れ合える祖父母はそれだけで満足してくれるでしょう。
成長した孫の様子を見れて幸せを感じる初節句になること間違いありません。

雛人形や五月人形の前でみんなで記念写真を撮ったり、お祝いの様子をビデオに撮ったり、スペシャルな一日になることでしょう。

自宅でのホームパーティーのやり方

初節句のお祝いを自宅でのホームパーティーにする場合、どのようにしたら良いのかお母さんとしては不安になりますよね。

初節句のお祝いのやり方にこれといった決まりないので、「主役は子供。」これを一番に考え、難しく考え過ぎるのはやめて楽しく初節句のお祝いをしてあげましょう。
それでは、初節句らしいホームパーティーにするために用意するものを紹介しますね。

3月3日の桃の節句の場合

【季節の花】
桃の節句にふさわしい季節の花「桃」を飾りましょう。
桃が持つ不思議な力によって人々が救われたという数多くの伝説があるように、桃の花は美しいだけではなく、厄払いや魔除け、長寿をもたらす力も持っているといわれています。

【お菓子】
ひし餅・ひなあられを用意しましょう。

ひしもちもひなあられもキレイな赤(ピンク)・白・緑色ですがこれにはちゃんと次のような意味があるのです。
■赤 健康を祝い桃の花を表わしています。
■白 清らかさを意味し春の雪を表わしています。
■緑 春の生命力に溢れる若草を表わしています。

【料理】
■ちらし寿司
■はまぐりのお吸物
■白酒 など

 ⇒ ひな祭りの由来と初節句のお祝いメニュー 食事とお菓子が持つ意味

初節句のお祝いメニューを紹介しています。
参考にしてくださいね。

5月5日の端午の節句の場合

【季節の花】
端午の節句にふさわしい季節の花「菖蒲」を飾りましょう。
菖蒲は尚武、勝負に通じると言われていて、「世間に負けずにたくましく育つように」という願いが込められています。

【お菓子】
柏餅を用意しましょう。
柏餅には、カシワの葉が使われているのですが、それはカシワの葉は新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、子孫繁栄(家系が途切れない)という縁起をかつぐ意味があります。

 ⇒ 子どもの日に柏餅を食べる由来や理由 葉っぱも食べれる?冷凍保存できる?

【料理】
■赤飯
■お煮しめ
■お吸い物
■鯛や鰹

お祝いだからと張り切ってお料理を頑張るのも良いですが、子供がまだ離乳食の場合などは離乳食も用意しなくてはなりません。
ここで疲れて切ってしまわないためには、仕出しの折弁当オードブルなどデリバリーを利用したり、ケータリングを頼んだりして楽しいホームパーティーを演出しましょう。

できる範囲で無理をしないことが一番です。

まとめ

初節句のお祝いの食事会は、親が主催し支払いをするのが一般的です。
ただ、さまざまな事情から祖父母が支払う家庭も少なくありません。
しっかりと相談をして、当日はみんな笑顔で子供の初節句をお祝いしましょう。

 ⇒ 初節句の内祝いにお礼の手紙やメッセージカードは必要?書き方と文例を紹介

外で食事会をするのも良いですが、できる範囲で無理をしないホームパーティーもおすすめです。