赤ちゃんと一緒に自転車に乗る際に、抱っこ紐でおんぶすれば月齢が小さくてもOKなのか、お座りで前乗せ出来るのはいつから（何か月頃）なのかお伝えします。
赤ちゃんとの移動に自転車はとても便利ですが、交通ルールや安全運転するための注意点を確認してルール違反にならないようにしたいですね。
赤ちゃんを自転車に抱っこ紐でおんぶして乗せるのはOK？
両手が空く抱っこひもはお母さんにとってとても便利なグッズです。
赤ちゃんもお母さんとピタっと引っ付いていられるからご機嫌ですよね。
ベビーカーでは移動に時間がかかってしまうことから、この便利な抱っこ紐を使用して赤ちゃんと一緒に自転車に乗りたいと考えるお母さんは多いでしょう。
しかし、この行為はルール違反になってしまうのではないか内心ハラハラなのも確かですね。
はたして、抱っこ紐でおんぶして自転車に乗ることはOKなのか確認しましょう。
道路交通法によると
道路交通法によると次のようになっています。
【一般的な自転車の場合】
交通法では原則として、運転者以外の人を自転車に乗せることはできないとなっています。
ただ例外があるんです。
次のような場合には幼児が同乗できます。
●運転者が16歳以上の場合
■幼児用の座席を付けた自転車には6歳未満の幼児を1人乗車させることができます。
■6歳未満の幼児1人を抱っこ紐やおんぶ紐で背負って運転することができます。
（ただし、抱っこ紐で前で抱っこしての乗車はルール違反）
【幼児2人同乗適合車に認定された自転車の場合】
■6歳未満の幼児2人を乗車させることができます。
■6歳未満の幼児を1人乗車させて、4歳未満の幼児1人を抱っこ紐やおんぶ紐で背負って運転することもできます。
このことからわかるように、抱っこ紐で赤ちゃんを背負っていればお母さんと一緒に自転車に乗ることはOKですね。
ただし、抱っこ紐で前抱っこしての乗車はルール違反です。
ルール違反の前に危険ですから絶対止めましょうね。
認められていない地域に注意
しかし、認められていない地域もあるとのことです。
細かい規則は各都道府県によって「道路交通法施行細則」で定められています。
赤ちゃんをおんぶして自転車に乗るときは、必ず居住地となる地域の規則を確認しましょう。
抱っこ紐でおんぶして自転車に乗るときの注意点
それでは、抱っこ紐でおんぶして自転車に乗るときの注意点をしっかり確認しておきましょう。
■抱っこ紐のおんぶに使用できる月齢を確認
各メーカーによって使用できる月齢は違うんです。
生後4ヶ月からの物もあれば、生後6ヶ月の物もあり、中には背負っておんぶできない抱っこ紐もありますよ。
■お母さんの背中に赤ちゃんをしっかりと固定する
抱っこ紐はゆるみがあると赤ちゃんの思い頭がグラグラ揺れて、お母さんがバランスを取りにくくなって危険ですよ。
ヘッドカバーがついている抱っこ紐ならばさらに安心ですね。
■自転車のサドルはなるべく低めに設定
お母さんの両足が付くように設定して、万が一バランスを崩しても転倒を避けられるようにしましょうね。
■傘さし運転・スマホや携帯電話・イヤホンの使用はNG
このような危険なことをしながら赤ちゃんと一緒に自転車にのるお母さんはいないとは思いますが、これはルール違反、道路交通法違反です。
■周囲の安全にも配慮する
抱っこ紐で赤ちゃんを背負って自転車に乗るときは、スピードを出し過ぎないようにしましょう。
自転車は道路交通法上では「軽車両」なので、道路交通法上は車道の左側通行が原則となっていますからね。
■安全な自転車に乗って
自転車のライト・ブレーキ・タイヤの空気圧などの点検はしっかり行ってくださいね。
新しく自転車を購入する場合は、国内の安全基準であるSGマークやBAAマークのついた自転車を選びましょう。
⇒ 歩車分離式信号で自転車は車と歩行者どちらの信号に従ったらいいの？
自転車は車と歩行者どちらの信号に従ったらいいのかしっかり確認しておきましょう
赤ちゃんを自転車のチャイルドシートに前乗せできるのはいつから？
赤ちゃんを自転車のチャイルドシートに前乗せできるのは、赤ちゃんがきちんと一人でお座りできるようになってからです。
チャイルドシートには生後9ヶ月からと書いてあるものが多いようです。
生後9ヶ月前でも腰が据われば乗せられますが、しっかり座ることが出来ていないとお母さんの気が赤ちゃんにいってしまい集中して運転することができませんよね。
集中して運転ができないと、転倒事故や周囲を巻き込んでの事故になり兼ねません。
使用できる月齢は守ったほうが良いでしょう。
赤ちゃんはお母さんの背中が大好きですので無理して早めにチャイルドシートに前乗せしないで、月齢の小さいうちは抱っこ紐でおんぶする方が安全です。
さらに、お母さんの背中が赤ちゃんとっては風よけになってくれているので居心地がいいんです。
まとめ
自転車は手軽なものと考えがちですが、道路交通法上では「軽車両」です。
運転をあやまると、赤ちゃんやお母さんがケガするだけではなく、周囲の人を傷つけたり死亡事故につながってしまう可能性があります。
そのことを十分に理解し子育てに自転車を活用しましょう。
保育園への送迎に自転車を使用する朝は走行中の車に気をつけましょう。
雨の日にはさらに注意が必要です。