歩車分離式信号で自転車は車と歩行者どちらの信号に従ったらいいの?

歩車分離式信号って何?
自転車は、車と歩行者どちらの信号に従ったらいいのか・・・
私は、常に不安な気持ちで歩行者信号で渡っているのですが、本当はどちらが正解なのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

歩車分離式信号とは

近所の道路が長い工事をしているなぁーと思っていたら、最近とても道幅が広くなって完成しました。
交通量のとても少ない交差点で、なんなら信号無くても大丈夫なくらいのんびりした地域なんですが、それと同時に信号機も一新されたんです。

最初にその交差点を使ったのは車の運転していた時、赤信号の時でした。
赤信号で止まった時には歩行者も他の車もいない、私の車のみが交差点で止まっている状態。
その時に赤信号の脇の「歩車分離式信号」の表示に目がいきました。

「歩車分離式信号って何だろう?」って思ったけど、頭の中では、「今赤信号で止まっているのだから、次は青信号で進めだな。」と頭と体が準備体制に入りました。

でも・・・
次の瞬間、一方の信号が赤になったのに目の前の信号も赤のまま、歩行者用のすべての信号が青になったんです。

「あっ、歩車分離式信号ってこういうことなの?」と思いました。

そうなんです。
歩車分離式信号とは、歩行者が横断中に車が横切らないように車用のすべての信号が制御されるんです。

交差点の事故を減少させる効果があるんですね。

2002年9月に警察庁で「歩車分離式信号に関する指針」が制定され、全国的に整備が進んでいるそうですが、私は2019年の冬に遭遇しました。

しかし、びっくりしましたよ!
足が勝手にアクセルを軽く踏んでました。
慌ててブレーキをに足を戻せたのでセーフ、普段から歩行者の少ない交差点なのでホッとしました。

車に乗って運転している時は、心に余裕を持って目の前の信号をしっかり確認して運転しないと怖いですよね。
歩行者が横断を始めたと同時に、次は自分の進行方向の信号は青になると思い込んでアクセルを全開で踏み込んでしまったら、大変なことになってしまいますからね。

歩車分離式信号に要注意です。
スクランブル交差点の方が分かりやすいですね・・・

自転車は車と歩行者どちらの信号に従う?

歩車分離式信号に遭遇した数日後、自転車に乗って初めてその交差点を渡る時、私は迷ってしまいました。

自転車は車と歩行者どちらの信号に従ったら良いのか?
一見
どっちでもOKな感じしますよね。

その時、迷った私が選んだのは歩行者の信号でした。
歩行者の信号がたまたま青に変わったから。
自転車に乗ったまま普通に漕いで渡りました。

私のように、歩車分離式信号を自転車で渡る時の迷う人も少なくないですよね。

正解はどっちなのか・・・
自転車は歩道ではなくて車道を走るのが正しいと聞いたこともあるし、車道に自転車用のラインが引いてあるところもありますもんね。

ある時、あなた違反してますよと注意されるのは嫌だし、毎回悩むのも嫌だったので調べてみました。

やはり・・・
自転車は道路交通法により、「軽車両」として規定されていました。

原則として車道の左側を通行し、車の信号に従うということですね。

あらら、私は私は間違っていたんだと確認ができました。

しかし、次のような場合は自転車が歩道を通行することができるとのことです!
ここ重要ですので皆さんしっかり確認してくださいね。

●自転車の運転者が70歳以上の高齢の場合
●自転車の運転者が13歳未満の幼児・児童などの場合
●自転車の運転者が車道の通行が危険と思われる場合
●「自転車通行可」の標識看板もしくは路面標示がある歩道の場合

ただ、歩道内における自転車の進行方向については規定がなき、相互(対向)通行が可能となっているので、歩行者が危険にさらされない為に歩道内では歩道中央部から車道寄りを徐行することになっています。
これはしっかり守っていかなくてはいけません。

これらのことから

自転車で歩車分離式信号の交差点を進入した際に従うべき信号機は、自転車の通行状況によって変わることになります。

車道を通行する場合  車用の信号に従いましょう。
歩道を通行する場合  歩行者用の信号に従いましょう。

これで自転車の走行も歩車分離式信号でも迷うことはありませんね。

まとめ

悲惨な交通事故を1件でも少なくするために、自動車に乗る時も、自転車に乗る時も、歩く時も、交差点の信号の指示を守りスピードの出し過ぎに気をつけることはもちろん、見通しの悪い場所では一時停止をし、周囲の安全に気を配りゆずり合う気持ちの余裕を持つことが重要とですね。

私たち大人が模範となって子供たちに教えていきましょう。
 
 ⇒ 赤ちゃん自転車に抱っこ紐でおんぶはOK?前乗せはいつから?

赤ちゃんと自転車に乗る場合はさらに注意が必要ですね。