ゆで卵のからに白身がくっつく原因上手くむく裏技はゆで方

ゆで卵のからに白身がくっつく原因と上手くむく為の裏技であるゆで方についてお伝えします。

朝食で手軽にたんぱく質を取るためにゆで卵を食べているのですが、イラッとするくらいからに白身がくっついてテンション下がる時ってありますよね。
ツルンとキレイにむく為の裏技を実践して朝からスッキリしましょう。

ゆで卵のからに白身がくっつく原因

ゆで卵のからをむいてツルンとした真っ白い白身を見ると美味しそうで何だか嬉しくなっちゃいます。

しかしです。
時に、からに白身がくっついてキレイにむけずイラッとすることがありますよね。
酷い時にはほとんど白身が口に入らないなんてこともありますよ。
そんな時は、ゆで卵の白身が好きな私は本当にガッカリしてテンションだだ下がりです。

「何が違うとこうなるんだ？」と感じたことのある人は少なくないでしょう。
そこで、この疑問をスッキリさせるために、ゆで卵のからに白身がくっつく原因を確認しましょう。

●原因は「二酸化炭素」
卵の中には、ニワトリの体内で作られた二酸化炭素が多く含まれているのですが、その「二酸化炭素」がゆで卵のからに白身がくっつく原因なんです。
「二酸化炭素」が卵をゆでる時に膨張することで白身を殻に押し付けてくっつけてしまうと言われています。
このように、白身が薄皮に張り付いてしまうのでからをむきにくくし、ひどい時は二酸化炭素が膨張しすぎることで茹でている間にからにヒビが入ることで白身が飛び出ちゃうなんてことも起こるんですって！

これで納得できました。
以前はゆでている最中、殻にヒビが入って白身が飛び出るということが今までしばしば起こっていたので、
「卵にキズなんて付けていないのに・・・　なぜ？不思議だ・・・」と思っていたんですよ。

新鮮な卵ほど「二酸化炭素」が多く含まれていて、日にちが経つほどにだんだんと少なくなっていきます。
卵の殻には気孔と呼ばれる小さな穴が卵が呼吸をするためにあいているんですが、時間の経過とともにこの気孔から二酸化炭素が抜けるということが起こっているからです。

ということで、気孔から二酸化炭素が抜けている状態の古い卵は殻が剥けやすいのです。
食材など、口から体に入れるものは新鮮なものがいいですがゆで卵を作る時に関しては、からがむけやすい古い卵を使うのがいいようですね。

ゆで卵のからを上手くむく裏技はゆで方にある

ゆで卵を作る時にからがむけやすい古い卵を使うのがいいということはわかりましたが、常に古い卵を用意するなんて事出来ないこともありますよね。
我が家では卵の消費も早く冷蔵庫が大きくないので、新しい卵しかない状態なんです。

そこで、新鮮な卵でもきれいにむける茹で卵をつくる裏技お伝えしますね。

それはゆで方にあるんです。
ゆでる前にヒビを入れればいいんですよ。
「白身が出ちゃうんじゃないの？」と不安に思う人も少なくないでしょうが、ヒビを入れる場所を間違わなければ大丈夫なんです。

卵のお尻側には薄皮と殻の間があいている気室と呼ばれる空気の部屋があるんです。
このお尻側の気室にヒビを入れれば卵を覆っている薄皮にはキズがつかないので白身は出てきませんよ。
そればかりでなく、ゆでている間に二酸化炭素が出ていってくれるんです。

是非とも試してみてください！

●ゆで時間で変化する固さ
次のゆで時間で変化する固さを参考にしてお好みのゆで卵を作ってくださいね。
我が家は沸騰後6分です。

■6分
【黄身】全体がとろりと流れ出る。
【白身】やわらかい。
■7分（半熟）
【黄身】外側が少し固まり中心部はとろとろ流れ出る。
【白身】やわらかく固まっている。
■8分（半熟）
【黄身】外側が少し固まり中心部はやわらかく切ると少し流れ出る。
【白身】やわらかく固まっている。
■9分
【黄身】外側は固まり中央は全体的にねっとりしていて固まり流れ出ない。
【白身】程よく固まっている。
■10分
【黄身】全体的に鮮やかな黄色ですが黄身の外側のみ白っぽく固ゆでになっている。
【白身】しっかり固まっている。
■11分
【黄身】中心部のみ鮮やかな黄色でその他は白っぽい固ゆで状態。
■12分（固ゆで）
黄身全体が白っぽくしっかり火が通っている。
■13分（固ゆで）
黄身も白身もしっかり火が通っている。