麻素材は数々の優れた特徴を持ち、洗濯は家庭で洗濯機でできることから経済的で、今、麻素材の洋服にとても人気が集まっています。
しかし、麻素材の洋服をいつまで着れるのか、冬に着ても大丈夫なのか? 疑問を持っている人もまだまだ少なくありません。
麻素材の洋服は夏の暑い季節だけのものだと思っているようです。

なんと、重ね着をすることで、一年中着用できる優等生なのです。
そこで、麻素材の洋服の魅力について紹介します。

また、麻=リネンと思っている人が多いですが、リネンは麻素材の中の1つです。

それでは本題に入りましょう。
参考になれれば幸いです。

麻素材の洋服の特徴

麻素材と呼ばれているものは、数種類の植物から作られる繊維の総称です。
麻素材を大きく分けると次の3つになります。

リネンと呼ばれるアマ科の植物
ラミーと呼ばれるイラクサ科の植物
ヘンプと呼ばれるアサ科の植物

これら3つの植物は、生えている姿はみな違うのですが結果的に光沢と通気性の良い繊維ができるため麻と総称されています。
それでは、麻素材とはどのような素材なのか優れた特徴を紹介します。

麻繊維の特徴 種類リネン・ラミー・ヘンプの違いは?

吸水性・発散性の両方に優れている

麻素材の優れた特徴の1つ目は、水分を素早く吸い取り(綿の4倍)吸い取った水分を素早く発散します。
お洗濯の時にも、吸水性・発散性に優れている特徴はとても良い効果を表します。

なんと生地の中に雑菌を残しにくいのです。

吸い取った水分を素早く発散する麻素材は、短時間でパリッと乾いてくれるので衣服を清潔に保つことができるのです。

ちなみに、私は、キッチンで使用するふきんや手拭きを全てリネン素材にしています。
洗濯した後、キッチンに干しているのですが、ビックリするほど乾きが早くパリッシャキッとした肌触りなので、清潔なふきんや手拭きを使って気持ち良くキッチンに立っています。

さらに嬉しいのは、リネンのふきんで食器やガラスコップを拭いても繊維がくっつくことはありません
食器やガラスコップを拭いて濡れてしまったふきんも、掛けておくとあっという間に乾いてしまいます。
だからもう、綿素材のふきんや手拭きはキッチンで使う気にはなれません。

熱の伝わるスピードが早く外部に熱を発散する

麻素材は熱の伝わるスピードも早く、外部に熱を発散してくれるので、爽やかな肌触りを感じることができます。
高温多湿のジメジメとした日本にはとっても適した素材です。

雑菌が入り込まない&汚れが落ちやすい

麻素材には繊維構造にペクチンが含まれているので、繊維の奥まで汚れが入り込むのを防いでくれます。
また雑菌が入り込みにくい、汚れが落ちやすい利点があります。

このような特徴のある麻素材(リネンは)常に清潔な状態で快眠をするために大切なシーツにもおすすめです。

こちらの記事も参考にしてください。
⇒ 夏場にシーツを洗う頻度とリネン素材がオススメの理由 快眠のための選び方は?

麻素材はとても丈夫

丈夫な麻素材は、水に濡れるとさらに強度が約60%もアップするので洗濯機で洗っても大丈夫なのです。

色々な表情を持っている

麻素材はナチュラルな風合いの中に、優雅で控えめな光沢があってしっとりとした上品さも持っています。

色々な表情を持っているので、TPOに合わせて麻素材のお洋服を身につけられたら素敵です。

このような優れた特徴を持っている麻素材ですが、「シワになりやすいのでは?」と心配し敬遠している方も多いようです。
しかしそのシワこそが、麻素材の風合いの一つとなっていて、またそれがオシャレなのです。

また洗濯する度に生地が身体に馴染んできます。
そして、麻素材は着れば着るほどさらに柔らかく身体に馴染んで、手触りが段々優しく心地よい肌触りに変化していきます。

これが良く言われる生地を育てるという感覚なのでしょうね。
だから長年着込んだお洋服には愛着がわいてくるのです。

洗濯機で大丈夫な麻素材の洗濯方法

麻素材はとても丈夫なので、手洗いでなく洗濯機で洗えますよ。
ただ、生地を傷めずに長持ちさせるためのポイントは押さえておきたいですよね。

麻素材の洋服を洗濯機で洗うポイント

・麻素材の洋服を洗濯機で洗う時の洗剤は、「おしゃれ着洗い」として販売されている洗剤を選びましょう。
または、漂白剤や蛍光増白剤の含まれていない中性洗剤を使用しましょうね。

・水、またはぬるめのお湯でOKですが、水が一番のおすすめです。
熱湯はNGですよ。
・できるだけ短時間で洗い、十分にすすぎましょう。
脱水時間は短く乾燥機はNGです。

私はいつも麻素材の洋服を洗濯機で洗う場合は、洗濯機は「おうちクリーニングコース」、洗剤は「エマール」で洗っています。
それはそれは、汚れもスッキリと落ちて、気持ちよくキレイに洗濯できますよ。

麻素材の洋服を干す時のポイント

麻素材の洋服の干し方にもひと工夫をしましょう。
麻素材の洋服は直射日光に当ててしまうと、生地が日焼けして変色したり傷んだりする可能性があるので、陰干ししましょう。

ある程度のシワは、干すときパンパンと手で伸ばせば乾いたとき気になりません
乾いた後の自然につくシワも、持ち味の一つです。

アイロンをかける場合のポイント

シワがどうしても気になるようなら、洗濯した際干す時にシワを伸ばしてから、まだ生渇きの状態でアイロンをかけるとパリッときれいに仕上がります。
アイロンをかける時は中温以下でかけ、当て布をすると布のテカリを防ぐことが出来ます。

麻素材の洋服はいつまで着れる?冬に着ても大丈夫?

一昔前の日本では、麻素材の洋服は「夏に着るもの。」と言われていました。
私も10代の頃に母から、「麻素材の洋服はオシャレで涼しいから夏にはもってこいなのよ。でもね、すぐシワになっちゃうのよね・・・」こんなことを聞かされていました。

しかし、現代では季節関係なく一年中着られる洋服になっています。

なぜ麻素材は夏に着るものと言われていたの?

なぜ麻素材は夏に着るものと言われていたのか?
これは、着物文化の影響が大きいようです。
たしかに、麻素材の着物は夏専用ですよね。

麻の最大の特徴である、通気性が良い、汗をよく吸い込むさらっとした触感、洗濯しても乾きが早い生地が丈夫なことなどから麻は夏のものとされたようです。

麻素材 = 着物 = 夏専用 これがずっと定着していたのでしょう。

けれども麻素材は、決して夏だけに適した素材ではありません。
洗濯しても乾きが早いし洗濯に強い、傷んだり破けたりしにくい、そして洗うたびに繊維がしっとりやわらかになり肌触りがよくなり馴染んでくる、繊維の中に含まれる空気が多いので冬でも暖かいのです。

このように、実際は一年中を通して着用可能な優れた素材です。
だから、「麻素材はは夏だけのもの。」という固定概念は捨ててしまいましょう。

一昔前と変化してきた衣替え

一昔まえは、4月になったらまだ肌寒くても冬の服は全部しまって春の服を出したり着たり、9月になったらまだまだ暑いのに秋の服を出して着ていました。
寒くても、暑くて我慢、それが季節を先取りする「おしゃれ」とされていたのです。

しかし現代は、昔のように衣替えをピシッとは行わないですよね。
その時の気温に合わせて洋服を選んで着ています。

学校の制服でさえ移行期間が設けられています。

このような事からも麻素材を夏以外の季節に着ていても違和感が無くなってきだしたのです。

麻素材の洋服を一年中着るには

それでは、すぐれた麻素材の洋服を一年中どのように着たら良いのか紹介しますね。

★麻素材100%のコートやジャケット類
麻素材100%のコートやジャケット類は、春、夏、秋までの着用にしましょう。
しかし、麻とウール混であったら冬でも大丈夫です。

★ワンピースやプルオーバー(シャツやブラウス)
ワンピースやプルオーバー(シャツやブラウス)などは一年じゅう着用して問題ありません。

たとえば、ワンピースの中にタートルネックのセーターを着て、ペチコートペチパンツ、タイツなどを履けば全然寒さを感じたりしません。
繊維が空気を含んでむしろ暖かいのです。

ウールのセーターやカーディガンの下に着るシャツが麻素材であったとしても夏っぽくは感じませんよ。
シャツやブラウスなどは肌触りよく暖かいので、インナーとして一年じゅう活用できます。

私は、麻素材のワンピースやブラウス、スカートを一年中着ています。
洗濯機で洗濯できるので経済的です。
洗濯した後の独特のパリッとした清潔感、なのに着ていると優しくしんなりとしてくる肌さわりはほかの素材では味わえません。
そして、びっくりするのは洗濯後の乾きの早さと汚れ落ちの良さです。
朝洗濯して、昼間には気持ちよく乾いています。

このようなことからも、「麻素材は夏」これは意味のないルールと言えるでしょう。

一年中、麻素材を堂々と着ておしゃれしましょう。

まとめ

麻素材の洋服はとても魅力的です。

このような魅力的な洋服を一年中着用しない手はありません。

洗濯方法も簡単です。
クリーニング代もかからず経済的な麻素材でおしゃれを楽しみましょう。

籠バッグも麻素材と同じように以前は夏に持つバッグと言われていましたが一年中愛用している人も増えています。
こちらの記事も参考にしてください。
籠(カゴ)バッグいつからいつまで持てる?お手入れと保管方法は?

意味のないルールは気にせず、素材を自分のルールでコントロールすることができたら素敵ですね。