汗をたくさんかく夏場にシーツを洗う頻度とリネン素材のシーツがオススメの理由や快眠のためのシーツの素材選びについてお伝えします。
夏場の睡眠は涼しく感じることが出来るのが一番のポイントですよね。
それにはやはり洗濯の頻度とシーツの素材がカギになります。
夏場にシーツを洗う頻度はどれくらい?
通常、私たちは寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われていますよね。
そしたら夏場のシーツは汗まみれッてことになりますよね。
毎日洗わないとダメ?
シーツやベッドカバーを毎日洗うことが出来るのならそれに越したことはありませんがそれは理想ですよね。
実際は難しい。
そこで、どのくらいの頻度で洗濯をするのがベストなのか確認していきましょう。
●シーツ・ベッドカバーは週に1度の洗濯がベスト
夏に限ったことでありません。
週に1度の洗濯が適切です。
寝ている間にかく、大量の汗をそのままにしてシーツを使用し続けると雑菌が繁殖してしますよ。
またシーツには汗の他にフケや髪の毛もつくので、ダニが大好きな環境になってしまうことからダニの繁殖原因となってしまいますから要注意です。
⇒ 麻繊維(麻素材)の特徴と種類 リネン・ラミー・ヘンプの違い
麻繊維の特徴を知って生活に生かしてみましょう。
●枕カバーは可能な限り毎日の洗濯がベスト
寝具はシーツ・ベッドカバーだけではありませんね。
中でも一番汗をかきやすいのが頭に触れる枕カバー。
この枕カバーは特に要注意なんです。
枕カバーは一番汚れやすいアイテムなので、可能な限り毎日洗濯して清潔を保つようにしましょう。
シーツ・ベッドカバーより断然扱いやすいですからね。
しかし、枕カバーとはいえ毎日洗濯するのは無理という場合は、枕にタオルなどを巻いてそのタオルを毎日洗濯するようにすしましょう。
こんなちょっとした工夫で快適に過ごせますよ。
これだったら苦にならずに毎日続けられるんじゃないでしょうか。
ちなみに、
夏ほど汗をかかないと思われがちな冬でも一晩にコップ1杯分の汗をかいているそうです。
油断することなく、シーツは週1回、枕カバーは毎日、年中同じ頻度で洗濯する習慣をつけましょう。
夏場のシーツにリネン素材がオススメの理由
睡眠時間は一日の大半を占めていて身も心も休めるための大切な時間です。
でも、「夏場は汗もたくさんかくし、寝苦しいし、熟睡できないし、身も心も休んでない。」と悩んでいる人が多いですよね。
こんな夏の暑い季節には、少しでも涼しく感じられる素材のシーツを選びましょう。
快適に眠るためにはシーツ選びはとっても重要です。
そんな快適に眠るためのシーツでオススメなのがリネン素材のシーツなんです。
「シーツにリネン? ピンとこないわ。 なんだかゴワゴワしてるイメージがあるけど大丈夫?」と思う人も多いかもしれませんね。
しかし、ヨーロッパでは昔からリネンが使われているんですよ。
なんだかゴワゴワしてるイメージがあると思われている肌触りですが、使っていくうちに肌にどんどん馴染んで柔らかくなるんです。
さらに、リネンは柔らかくなっても擦れには強い特徴を持っているので、シーツに最適なんですよね。
また麻(リネン)は、天然抗菌効果が高く通気性に優れ乾きやすいのも特徴の一つです。
また、肌に密着せずにサラッとしていて、麻(リネン)に含まれる天然のペクチンには汚れをはじく効果もあるというのですから嬉しいですね。
このことから、汗や皮脂の臭いが付きにくく雑菌の繁殖も抑制されるということになりますね。
そして、麻(リネン)は天然繊維の中で吸湿性、放湿性、熱伝導性にもっとも優れている優等生なんです。
熱を吸収して常に温度を低く保つので肌触りがひんやりしているので気持ちいいですよ。
このような特徴を知れば知るほどリネンシーツは夏にぴったりな素材といえます。
麻(リネン)の良さは夏だけで終わらない
麻(リネン)というと夏のイメージが強いですよね。
しかし、麻(リネン)の良さは夏だけで終わらないから嬉しいんです。
なんと、オールシーズン使えちゃう快適素材なんです。
特に、ジメジメした梅雨時期には威力を発揮し常にさらっとした肌触りで快眠を得られます。
他の素材と比べてみましょう。
【綿(コットン)】
同じ天然素材の綿(コットン)と比べてみましょう。
綿(コットン)は吸湿性はとても優れていますが、放湿性がないので湿気を吸って重たく感じるときがあります。
Tシャツを着ていて汗をかいた時のことを思い出してみましょう。
汗は吸い取ってくれるけど、汗で濡れたTシャツはすぐに脱ぎたくなりますよね。
【ポリエステルなどの化学繊維】
ポリエステルなどの化学繊維と比べてみましょう。
ポリエステルなどの化学繊維はさらさら素材ですが、吸湿性が少なく静電気を発生しやすいため心地よく眠れないでしょう。
静電気が発生するとホコリやチリを吸い寄せることになるので、アトピーやアレルギーの原因になる可能性もないとは言えませんね。
人は肌触りが「心地よい」と感じると、寝付きが2倍良くなると言われています。
このようなことから、吸汗性や通気性にすぐれ夏は涼しく冬はあたたかくオールシーズン使うことのできる天然素材のリネンのシーツは一押しなんです。
夏場に快眠を得るためのシーツの選び方のポイントと人気のあるシーツ素材
夏場の寝苦しい熱帯夜を少しでも涼しく快眠を得るためのシーツの選び方のポイントとリネンシーツ以外の夏に人気のあるシーツ素材について紹介します。
【夏に最適なシーツ 選び方のポイント】
夏に最適なシーツを選ぶポイントは次の3つです。
■吸湿性が高い
■通気性が高い
■放熱性が高い
とかく肌触りの良い柔らかな素材のシーツを選びたくなりがちですが、柔らかい素材のシーツは寝返りをうつと一緒になって体にまとわりついてきてしまうので余計に暑さを感じてしまいます。
「肌触りのいい柔らかい素材のシーツを選んだら寝苦しかった」なんてこともあるので気をつけましょう。
生地に凹凸(でこぼこ)があるかをチェックしましょう。
凸凹(でこぼこ)から熱が逃げていき、肌がシーツに接する面積が若干ですが減るので寝苦しさが軽減されますよ。
要は通気性が良いということになります。
通気性が悪いと熱がシーツにこもってしまうので、暑さを感じ寝苦しくなるのです。
化学繊維を使っていないものを選ぶのもポイントの1つです。
【夏場に人気のあるシーツ素材】
●クールひんやりシリーズ
最近いたるところで目にする、クールひんやりシリーズはさまざまな会社から発売され今は一番人気のようです。
シーツだけでなく、敷きパット、肌掛け、枕などさまざまなアイテムが販売されています。
ただ、当然ですが冬には使用できませんよね。
●メッシュ素材
メッシュ素材も通気性が良いことから、寝具売り場で良く見かけます。
シーツや衣類に限らず靴にも使われていますよね。
ただ、こちらも冬に使用するのはどうでしょう?
●い草素材
い草のシーツは調湿作用があるので、寝苦しいムシムシした夜にはよいでしょう。
ただ、い草の香りが苦手な人にはきついかもしれません。
こちらも当然ですが冬には使用できませんよね。
●竹シーツ
竹は昔から涼を得る素材として親しまれています。
竹はゴツゴツしたイメージがありますが、竹シーツはゴツゴツして眠れないんじゃないのかと言う心配はないようです。
ただ、当然ですが冬には使用できません。
●パイル地素材
パイル地は汗をよく吸ってくれてタオル地と違い肌触りも良いです。
こちらは1年中使用できそうですね。
まとめ
シーツの汚れは見た目では分かりにくいですが、毎日コップ1杯分の汗や皮脂を吸収しているということを頭におき、週に1度は洗濯して清潔に保ちましょう。
一番汚れやすい枕カバーは、可能な限り毎日洗濯して清潔を保つようにしましょう。
枕にタオルなどを巻いてそのタオルを毎日洗濯するようにしたら、毎日続けられるのではないでしょうか。
夏の熱帯夜を快適に過ごすためのシーツとして最近はいろいろな素材が販売されていますが、私のオススメはやはり天然素材のリネンシーツです。
じっくり検討してあなたの好みのシーツを見つけて、清潔なシーツでぐっすり眠れる環境を作ってくださいね。
⇒ 麻素材(リネン)の服の特徴と洗濯方法 いつまで着れる?冬でもいいの?
天然素材のリネンは、シーツだけでなく毎日着る洋服にもとて適しているんです。