
年賀状をやめたいと思うきっかけや、負担に感じている年賀状の枚数を減らす方法とやめるタイミングについてお伝えします。
以前は年賀状が届く1月1日がとても楽しみだったのに、いつしか「年賀状をやめたいな。」「枚数を減らしたい」と思う人は少なくないですよね。
負担に感じてしまう年賀状は果たして必要なのでしょうか?
年賀状をやめたいと思うきっかけ
本来年賀状とは、
何らかの理由で直接新年の挨拶ができない場合にその代わりとして書面でご挨拶するものです。
だから、やはりそこには想いや気持ちが入っていないと意味がないですよね。
年賀状が年末年始に義務のように感じ苦痛
まだ今年も終わっていない11月、これから大掃除・忘年会・クリスマス会など、やることは盛りだくさん大忙しの年末に突入するという時期に年賀はがきは発売になります。
そんな中、どんよりした気持ちにさせてくれるのが年賀状ではないですか?
【私の場合】
忘れずに年賀状は買ってはあるけれど、いいアイデアが浮かばずになかなか先に進まないのが現実でした。
始めから絵柄の入った市販のやつにすればよかったかな?
郵便局で年賀スタンプを押しちゃおうかな?
なーんて思いながらも、プリンターで作成したり印刷をお願いしたり、受付期間ギリギリで出し終える年末でした。
また年始はのんびりとしようと思った矢先、年賀状を出し忘れている人から年賀状が届いたりしたらもう大変でした。
「ガーン! 年賀状を急いで今から作らなきゃ!」ですからね。
出さなかったらどう思われるだろう?
常識のない人間だなんて思われたら大変、嫌われたくないから出さなくちゃ。
こんな気持ちで、義務で出すようなことをしていたのでとってもきつかったです。
年賀状は、受け取る方の事を思い浮かべて楽しく書くようでなけれ意味が無いように思うのです。
年賀状だけのつながりが嬉しいと思える人も中にはいますが、年賀状だけでつながっているような関係が義務に感じてしまうことが多々あります。
はがき代・印刷代・インク代の負担が大きい
「年に一度の新年の挨拶に負担が大きいって何言ってるの?」って怒られそうですが、でも年賀状代って相当な金額がかかりますよね。
年賀はがき代、印刷代、インク代の負担が大きいというのもやめたいと思う大きなきっかけになるのです。
年賀状の枚数を減らす方法
年賀状を楽しみながら作り、年賀状の交換を楽しんでいる人は枚数を減らす必要はありませんよね。
しかし下記のように感じている場合は、年賀状を出す枚数を減らしてみてはいかがでしょう。
年賀状の枚数を減らすだけでぐっと気持ちが楽になりますよ。
■義務感のみで毎年出している。
■年賀状だけのやり取りが何年も続いているが、今の相手のことはよくわからない。
■毎年印刷した年賀状に、一言添えるのも苦痛に感じる。
■しょっちゅう会っているのに、年賀状で近況を知らせることに疑問を感じる。
■年賀はがき代、印刷代、インク代などを金銭的負担が大きい。
■「年賀状を出す習慣なんて、なければいいのに!」といつもひそかに思いながら書いている。
年賀状を出す人と出さない人に分ける
年賀状の枚数を減らそうと決めたら、これからも年賀状のやりとりを続ける人と、来年からは出さない人とに分けてみましょう。
出す人、出さない人を分けることで年賀状を出す枚数は激減しますよ。
●年賀状のやりとりを続ける人
・自分から年賀状を出したい、近況を知らせたい人
・遠くてなかなか会えない両親・義両親・親戚 など
・仕事関係
社交辞令だとわかっていても、相手の方から「虚礼廃止」とかでやめてくれない限り、仕事をしている以上続けるしかありませんよね。
●年賀状を出さない人
・しょっちゅう会っている知人や友人
・何年も会うことなく、惰性でやりとりしている人
・年賀状が表も裏も印刷で一文、一言も書いてない人
・返事がかなり遅れて来る人
【実際に分別作業を行った感想】
私は実際にこの分別作業をやって数年が経ちました。
現在は年賀状の枚数が少なくなったことで、落ち着いて差し出す相手のことを考えながら楽しく書くことが出来ています。
また、金額的な負担も気にならなくなりました。
そして一番気になっていた部分の友人や知人との関係ですが、何一つおかしなことになっていません。
特に年賀状について聞かれることもなかったですよ。
相手の人もやめどきを探っていたのだと思います。
年賀状をやめるタイミング
年賀状を出す人と出さない人に分けることで出す枚数が激減することはわかっても、「自分のほうから断ち切るのは勇気がいる。」って人は多いかもしれませんね。
そんな時は、次のようなあなたの身の回りで変化があった時をやめるタイミングにするといいかもしれませんよ。
喪中
喪中をきっかけに年賀状をやめたという人は多いですよ。
喪があけた翌年以降も新年を祝う気になれないのが理由かもしれませんね。
年賀状を出す側が喪中になった場合は、「来年以降の年始のご挨拶は控えさせていただきます。」という一文を書き添えて喪中はがきを出すと翌年からは来なくなるでしょう。
⇒ 喪中はがき出す範囲は祖父・祖母まで?いつまでに誰に出す?
喪中はがき出す時の参考にしてくださいね。
また、先方から喪中はがきが届いた場合は、その年と翌年2年連続で受け取った側が出さないと決めてしまえば、惰性でやり取りしていた年賀状の場合は自然消滅する可能性が高くなります。
引越
引越して新しい土地で暮らし始めると、新たな出会いやお付き合いが必ず始まります。
引越をきっかけにして現在の付き合いを整理してみましょう。
郵便局に転居・転送サービスを提出することで新住所に年賀状は転送されますが、翌年以降は宛先不明で相手に送り返されてしまうので、年賀状のやりとりをやめるきっかけになります。
⇒引越しを知らせる転居ハガキは誰にいつまでに出す?文例と書き方のポイント
転居ハガキを出す時の参考にしてくださいね。
メールに変更
年賀状をやめたいけれど踏ん切りが付かない、完全に接点を無くしたくないという場合は、年賀状をメールに変更してみるのも手かもしれません。
「メールなんて味気ないし、気持ちがこもってないわ!」という意見もありますが、最近の年賀状の中には裏も表も印刷されていて、毎年決まった一文が書いてあるだけのものをよく見ますよね。
「お元気ですか?」「また会いたいですね!」「今年もよろしく!」など、これならメールでも変わりありませんよ。
でもきっと、メールもそのうち年賀状と同じように、「やめ時に悩む」時が来るかもしれません。
まとめ
日本の良き習慣の年賀状はしっかり出す相手を厳選すれば、おっくうに感じたり義務に感じたりすることなく、楽しんで年賀状の準備ができます。
年賀状の出す枚数を減らすことは難しいと思われがちですが、やってみると以外と簡単です。
それで相手に嫌われたのならしょうがない、と諦めたらさらに気が楽になりますよ。
年賀状ごときで間柄がおかしくなる関係なんてどうなんでしょう?
今年、あなたの出す年賀状の枚数が減りますように。
楽しいすっきりとした年末年始をお過ごし下さい。
⇒ 年末大掃除はいつから始める?効率よく進めるには計画表と順番が重要
年賀状を楽しみながらさっさと書くことが出来たら、年末の大掃除も効率よくはかどるでしょう。