引越しをしたことを知らせる転居ハガキは誰にいつまでに出したらいいのか、気になる文面の文例と書き方のポイントをお伝えします。
引越しでは荷物の整理や各種手続きに追われ、転居ハガキのことを忘れてしまう人が多いです。
メールやLINEなどで簡単に済ませても良いものなのか確認しましょう。
引越しを知らせる転居ハガキは誰にいつまでに出すの?
引越しの前後は準備のための買い物や荷物の片付け荷造りなどでバタバタし、各種手続きにも追われなかなか気持ちが落ち着きませんよね。
引越しを知らせする転居ハガキの存在をうっかり忘れていてもおかしくはありません。
だからといって、そのまま知らせずにいたら不都合なことが起こり後々問題になりかねませんよ。
転居ハガキを出す範囲
引越しを知らせる転居ハガキを出す範囲は、日頃お世話になっている人・親戚・友人などです。
毎年、お歳暮やお中元を贈っている人や暑中見舞いや年賀状をやり取りしている人ということになりますね。
【転居ハガキとは】
初めて引越しをする人の中には、転居ハガキの存在すら知らない人がいるかもしれませんね。
ここで確認しておきましょう。
転居ハガキとは、大学入学・新社会人になって新生活が始まる人や転勤や新居などに引越しすることで今までと住所が変更になった場合に、引越し後に転居したことを知らせるハガキのことを言います。
転居したことを知らせていないことで、手紙や贈り物が届かなかったり、訪ねて行ったら別の人が住んでいたなどのトラブルが起きてしまっては大変ですからね。
そのためにも転居ハガキは忘れずに出す必要があるんです。
●暑中見舞いや年賀状を利用して知らせてもいいの?
次のように、暑中見舞いや年賀状を利用して引越しのお知らせも兼ねていいと言われています。
【春に引越しした場合】「暑中見舞い」
【秋に引越しした場合】「年賀状」
また、明らかにタイミングが空き過ぎてすでに数ヶ月が経っている場合や、
転居ハガキを出し忘れていた場合は、今さら転居ハガキは出しにくいですよね。
このような時も、暑中見舞いや年賀状に引越しした旨を一言添える形でお知らせすると良いでしょう。
しかし、暑中見舞い・年賀状と転居のお知らせハガキの兼用はあまり丁寧な方法ではないということはおぼえておいてくださいね。
転居ハガキを出す時期
できれば引越しから1ヶ月以内に出すのがベストと言われています。
どんなに遅くても2~3ヶ月以内には出すようにしましょうね。
●転居届の手続き
転居ハガキと転居届をセットで考えておくといいですよ!
引越し先の住所がわかった時点で忘れずに郵便局に転居届を出すことが出来れば尚いいんですが、案外忘れがちなのでね。
不都合なことやトラブルが起きないように郵便物を転送してもらうように手続きは忘れないようにしましょう。
【転居届とは】
転居届とは届け出から1年間の間、旧住所あての郵便物を新住所あてに無料で転送してくれるサービスです。
運転免許証または健康保険証、印鑑を持参して郵便局においてある用紙に記入して窓口に提出しましょう。
最近ではスマホからも転居届が申し込めます。
●メールやLINEなどを利用してもいい?
最近は暑中見舞いや年賀状などもメールやLINEなどで済ませている人は多いですよね。
ならば、「引越しを知らせる転居ハガキもメールやLINEを利用してもいいかな?」と迷っている人も多いかもしれません。
普段から頻繁に連絡を取り合っている親しい関係(友人・友達)ならば、メールやLINEなどで引越ししたことと新住所を伝えても問題ないでしょう。
しかし転居ハガキを出すことで、相手の人を大事に思っているあなたの気持ちがより伝わり、相手の人からもより喜ばれるのは間違いありません。
特に日頃お世話になっている人や親戚の人には、転居ハガキを出すことをおすすめします。
引越しを知らせる転居ハガキの文例
初めて転居ハガキを作成する場合、どんな文面にしたらいいのか悩んでしまいますよね。
文面は送る相手(目上の人・職場の人・親しい友人・知人)やあなたの状況(結婚・新居を建てて・暑中見舞いや年賀状を兼ねる)によって違ってきます。
しっかり確認しましょうね。
●目上の人・職場の人の場合
拝啓
皆様にはお元気でお過ごしのこととお慶び申し上げます。
このたび下記の住所へ転居いたしましたのでお知らせ申し上げます。
お近くにお越しの節にはぜひお立ち寄り下さいますようお待ち申し上げます。
今後も変わらぬご指導のほど、よろしくお願いいたします。
まずはご挨拶かたがたお知らせまで
敬具
●親しい友人・知人の場合
このたび新しい住所に転居しました。
慣れないところでの生活ですが楽しい生活を送っています。
ぜひ近くに来たら遊びに来てくださいね。
まずはご挨拶かたがたお知らせまで
●結婚で引越しの場合
この度 私たちは結婚いたしまして、ささやかながら下記にて新たな生活を始めました。
未熟な二人ですが、これからの人生をともに歩んでいきたいと思っております。
お近くにお越しの際は、ぜひともお立ち寄りください。
今後とも、変わらぬご指導を心よりお願い申し上げます。
※親しい友人や身内に対しては、もっと柔らかい内容でOKです。
近況と住所を記載するだけで十分です。
●新居を建てて引越しの場合
拝啓
早春の季節となりましたが皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。
子どもが小学生になるのを機会に、住居を新築し下記に引っ越しました。
こちらへお出かけの折は、ぜひお立ち寄りください。
これからも変わらぬお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。
敬具
●暑中見舞いや年賀状で引越しのお知らせを兼ねる場合
暑中見舞いや年賀状を書き上げた最後に次のように一筆添えましょう。
なお、
昨年〇〇月に下記の住所に引っ越しいたしました。
こちらへお出かけの折は、ぜひお立ち寄りください。
引越しを知らせる転居ハガキの書き方のポイント
引越しを知らせる転居ハガキは、通常「ハガキ」に書いて出します。
内容としては、「新住所」と「連絡先」をしっかりと記載しましょう。
■近況や近隣の様子などを少し書き添える
文例を参考にして、新住所と連絡先にプラスして、引越しの理由(新築・結婚・転勤・同居・子供の成長に合わせてなど)を簡単に添え、さらに近況や近隣の様子などを少し書き添えると、より丁寧で受け取った相手には嬉しい転居のお知らせになりますね。
※ただし、引越しの理由が退職や離婚など場合は、無理して書く必要はありません。
引越し先をお知らせするだけでOKです。
どんな場合でも、引越し前にいただいた厚情に感謝し今後も引き続いて親交をいただきたいという気持ちを込めて書くことが大切です。
まとめ
引越しを知らせる転居ハガキに記載する要素はほぼ定まっています。
送る相手にとって気配りすることは大切ですが、転居の理由などありのままを書き、基本的な文例を参考にあてはめて書いていけば意外と簡単に書けます。
大切な方々に、感謝の気持ちやあなたの近況などをしっかり伝えるためにも、引越しから1ヶ月以内に出すようにしましょう。
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大学生の一人暮らしの引越し挨拶には注意が必要です。
防犯対策を考えて「する、しない」をしっかり判断しましょう。