赤ちゃんの髪の毛を切る時期と自宅での切り方のコツや坊主にすると良い髪の毛が生えてくるのかについてお伝えします。
活発に活動し成長が著しくなるころ髪の毛が気になり始め、母乳やミルクを飲んでいるだけで、ハイハイしただけでも髪の毛から汗が流れてきたりすものです。
赤ちゃんの髪の毛 切る時期はいつ?
赤ちゃんの髪の毛は大人と違い、少しづつ伸びて気になって来るとはいえ、薄くて量がありませんよね。
また、全体が均一に伸びてきているとも限らず、一部のヶ所だけ例えば耳の辺りが「ピヨーン」と伸びていることがあります。
悩ましいのはこのような一部が伸びた場合ではないですか?
もっと全体がのびてくるまではこのままにしていた方がいいのか・・・
でも、目や耳に入りかゆくて顔をひっかきはしないかと心配になるでしょう。
また、母乳やミルクを飲んだだけでびっちょり濡れている髪をみると、髪の毛から顔に汗が滴れ落ちてこやしないかなどこれまた心配になったりするんですよね。
いったい赤ちゃんの髪の毛を切る時期はいつなんだ?
これは多くのお母さんが思い悩むことです。
赤ちゃんの髪の毛の量や伸びるスピードには本当に個人差があるので、初めて髪を切るタイミングは人それぞれですが、
一般的には多くの赤ちゃんが、1歳前後で一度髪の毛をカットすることが多いようです。
赤ちゃんが髪の毛をカットする目安
赤ちゃんが髪の毛をカットする目安を2つ紹介しますね。
1. 前髪が目にかかり、赤ちゃんが目をこすることが多くなった時。
2. 横髪が耳にかかり、赤ちゃんが耳元の毛や耳を頻繁にさわり気にしだすようになった時。
赤ちゃんにこのような様子が見られだしたらそれを基準に、最初のカットのタイミングにするのがおすすめです。
赤ちゃんの髪の毛 切り方のコツ
赤ちゃんの髪の毛を切る方法は、大きく分けて次の2つです。
■美容院または床屋さんで切る。
■自宅で切る。
美容院または床屋さんで切るのと自宅で切るのはどちらがいい?
容院または床屋さんで切るのと自宅で切るのはどちらがいいのか、ゆっくり検討してみましょう。
美容院または床屋さんで切ってもらう場合
美容院または床屋さんで切ってもらう場合は、プロの手でキレイに可愛く仕上げてくれますよ。
ただこれには、おとなしくカットさせてくれればという条件が必要です。
大人しくじっとしている事が出来ない時期でもありますからね。
怖がって泣く赤ちゃんもいれば、普段見たこともない人に囲まれるだけで泣き続けてしまう赤ちゃんもいるんですよ。
自宅で切る場合
自宅でのカットは赤ちゃん自身がリラックスした状態でいられ、たとえ嫌がって泣いたとしても周りの人たちに気を使う心配がないので、お母さんもお父さんも気が楽でしょう。
午前中はご機嫌が悪くても午後はすんなり切らせてくれたり、後日切ったっていいんですから。
また、お昼寝中に切っちゃうことも可能です。
ただ、美容院や床屋さんの出来栄えに比べると見栄えがちょっと劣るのは仕方ありませんね。
どちらを選ぶのがベスト?
まずは、お母さんが美容院やお父さんが床屋さんに予約入れる時、一緒に赤ちゃんのカットの予約を入れて、はたしてカットできるか試してみてください。
これで、カットできたら次も大丈夫ですよ。
その後、お母さん、お父さんが美容院や床屋さんに行くタイミングで、赤ちゃんの髪の毛が伸びているようなら一緒にカットする習慣が付けば問題ないでしょう。
しかし、嫌がって泣いてカット出来なかった時はスッキリ諦めてくださいね。
自宅で赤ちゃんの髪の毛をカットすればいいことですから。
大泣きさせてまで美容院や床屋さんでカットする必要はないし、これで髪の毛をきることが嫌いになったら困りますからね。
【私の孫の場合】
私には孫が2人いるんですが、それぞれですよー。
1人は、自宅で息子(私の長男)が子供の髪の毛をカットしています。
どーしても赤ちゃん時代に美容院に馴染めなかったようです。
だから4歳になっても「パパ切って」と孫の方から言っていましたよ。
しかし、お年頃(小学生)になるとママと一緒に何の抵抗もなく美容院でカットするようになりました。
もう1人は、お座りのできる頃からお母さんと一緒に美容院でカットしています。
最初からすんなり問題なくカットさせたようです。
このように、赤ちゃんも色々です。
無理強いをしないことが一番です。
自宅で赤ちゃんの髪の毛を切る際のコツとポイント
自宅で赤ちゃんの髪の毛を切る際のコツとポイントを確認しましょう。
自宅で切るからといっても、赤ちゃんおとなしくしているとは限りませんよ。
不意に動いたりすると危険なので、慣れるまでカットは2人がかりで行いましょう。
赤ちゃんがじっとしている時間はおおよそ5分が限界です。
この短い時間内で手早く切る4つのポイントを押さえておきましょう。
●お気に入りのビデオやテレビ見て入いる隙にカットしましょう。
●大好きなおもちゃで集中して遊んでいる隙にカットしましょう。
●お昼寝している隙にカットしましょう。
●お風呂に入っている時にバンボなどのベビーチェアに座らせてカットしましょう。(カット後の髪の毛の掃除がラクというメリットがあります。)
用意するもの
・すきバサミ
・赤ちゃん用のクシ
・掃除機やコロコロ
切り方の手順
次のような順番でカットしていきます。
前髪 → サイドの耳周り(男の子の場合) → 襟足
クシでとかしながら髪の毛を少量ずつ持ち上げて切るのがコツです。
前髪
前髪を指ではさみ、中央で1つにまとめ、直角に持ち上げ、まっすぐカットします。
こうすることで、真ん中が一番短くサイドにいくほど長くなり自然な感じにカット出来ます。
サイドの耳周り(男の子の場合)
耳の前側と後ろ側に分けて切ります。
耳の前側の髪の毛を指で縦に挟み、前に出しながら耳が出る長さまで切ります。
もみあげは斜めに三角に整えると男の子らしくなります。
後ろ側は指で横に挟み、同じく耳が出る長さまで切ります。
毛先は持ち上げると切りやすいです。
最後に耳にかかる髪の毛を切って形を整えます。
襟足
赤ちゃんにおもちゃなどで遊ばせて下を向かせます。
指で髪の毛を挟みながら、根本から引き上げるようにして、ハサミを縦か斜めに入れてお好みの長さにします。
そして、サイドに向かって丸くつながるようバランスよく切ります。
最後仕上げ
クシできれいにとかして、頭の真ん中くらいの高さから、髪の毛を少しずつ直角に持ち上げて、軽くまんべんなくすきバサミを入れます。
この時、ハサミの向きは横向きではなく必ず下向きにします。
最後に前髪にすきバサミを入れて終了です。
赤ちゃんの髪の毛は坊主にすると良い毛が生える?
赤ちゃんの頭を坊主にすれば良い毛が生えてくると言われていますが、これは迷信です。
髪は頭皮から表に出た時点で死んだ細胞です。
死んだ細胞を長く切っても、短く切っても、毛根には何も影響しません。
赤ちゃんの産毛が伸びてくると、短い産毛と現在生えている長い毛との差が大きいです。
だから、赤ちゃんの髪の毛が長い時は、生えてきた短い産毛の存在感が良くわかりません。
しかし坊主にする事によって、生えてきた短い産毛の存在感がはっきり感じることが出来ます。
また、坊主にした後生えてきた髪の毛の切り口が太く見えるのと、全部の髪が同じスピードで生えてくるので、それが髪の毛が増えたように見えるのです。
これは目の錯覚という事なのです。
坊主にすると良い毛が生えるというのは、迷信や錯覚なので赤ちゃんを坊主にすることはあまりおすすめできません。
出来れば季節に関係なく、髪の毛は必要以上に短くしない方が良いのです。
赤ちゃんの髪の毛を短くしない方が良い理由
少なくとも剃るという行為は衛生上よくありません。
頭皮を傷つけてしまうことになり、汗やばい菌が傷ついたところから入ってしまったら大変です。
赤ちゃんは大半を寝て過ごしていますよね。
この時、摩擦から後頭部を保護するという大きな役割を髪の毛はしています。
生後1年未満の赤ちゃんの後頭部の髪が薄くなっているのをよく見かけるでしょう。
あれこそ髪の毛が、摩擦等から後頭部を保護している証拠です。
その他にも、
・髪の毛が陽射しや紫外線から頭部を保護します。
・転んだり、ひっくり返ったりしたとき髪の毛がクッション代わりになり頭部を保護をします。
まとめ
赤ちゃんの髪の毛のカットは慣れるまで苦労しますが、初めから上手にできている人なんていません。
何回かやっているうちに上手になれます。
また、赤ちゃんも慣れてくれます。
しっかりコツを覚えて実践してみましょう。
ちょっと失敗しても、髪の毛は伸びてくるので大丈夫です。
不思議とどんな髪型になっても赤ちゃんは愛くるしいですから。
⇒ 赤ちゃんの歯磨きはいつから始める?やり方や嫌がる時の対応は?
赤ちゃんのできないことはまだまだたくさんあります。
親がやってあげるか、教えてあげるしかないですよね。