赤ちゃんにうなぎはいつから?おすすめの食べ方とアレルギーの心配は?

赤ちゃんや幼児にうなぎを食べさせていい時期の目安とおすすめの食べ方やアレルギーの心配についてお伝えします。

大人は、暑い夏を乗り切りるために土用の丑の日に食べる栄養が豊富なうなぎを食べますが、「うなぎ=スタミナ」というイメージの強いうなぎを赤ちゃんや幼児に食べさせてもいいものか気になりますよね。

赤ちゃんにうなぎを食べさせていいのはいつから?

うなぎを食べさせていい時期ですが、
◯歳までは絶対ダメ、△歳になればOKなどというはっきりした基準はないんです。

基準がないと言われても困りますよね悩みますよね。

下記の育児書では、育児経験者のお母さん達は、はたまた一般的にはどうなのかを紹介しますね。

育児書では?

いくつかの育児書を見てみると、下記のように記載されていますね。

■1歳を過ぎるまでは NO
■1歳代(1歳~2歳まで)は NO
■離乳食を卒業していたら OK など

育児書によって判断基準はいろいろのようで、はっきりとした線引きはできないようですね。

育児経験者のお母さん達は?

育児経験者のお母さん達も次のようにさまざまです。

■1歳を過ぎた頃から食べさせた。
■1歳半を過ぎたから食べさせた。
■2歳になるのを待ってから食べさせた。

【私の場合】
私は、小さな子供(赤ちゃん)にはうなぎは栄養成分が強すぎる感じがして、2歳過ぎてもうなぎは与えていませんでした。
でも欲しそうにするんですよね。
少しだけでも一緒にうなぎを食べる気分を味合わせてあげたくて、甘いタレをかけた「うなぎのタレかけご飯」を食べさせましたよ。

 ⇒ うなぎの栄養と効果はすごいが妊婦には危険?消化と山椒の関係

しかし、孫は1歳半過ぎたころからうなぎをパクパク食べています。
相当量食べていますが特に悪い変化があったと聞いたことがありません。

このように、各家庭で親の判断基準は異なっているようです。

一般的には

赤ちゃんの場合、離乳食が完了し普通の食べ物が食べられるようになれば、うなぎを食べさせても食べさせているようです。
うなぎの身は柔らかいし、栄養の面に関しても問題はないようですよ。

しかし、脂分も多いことから消化不良を起こすことも無きにしも非ずです。
噛む力消化機能がしっかり発達してくる、2才頃からが安心して食べさせることができるのではないでしょうか。

うなぎを食べさせる時の注意点

多くのお母さんが気になる「うなぎの小骨」ですが、赤ちゃんや幼児にはは非常に危険なので注意しましょう。
お母さんがうなぎの小骨を取りきれなかった場合、運悪く赤ちゃんの喉に引っ掛かってしまうと大変ですよ!

うなぎを食べさせるときの注意点を具体的に紹介しますね。

小骨を取り除く

1歳を過ぎるまではうなぎを与えるのはNGとか、2歳になるまでうなぎはダメと言われていることの一番の理由は、「うなぎには小骨が多い」からです。

しっかりカミカミできるようになるまでは、喉にうなぎの小骨が刺さる可能性があるのでしっかり取り除きます。

うなぎを食べた後の様子を観察

赤ちゃんがうなぎを食べた後に、興奮していないか様子を観察しましょう。

うなぎは栄養価が高いので、赤ちゃんや幼児には強すぎる場合もあります。

全ての赤ちゃんや幼児に当てはまるとは限りませんが、
うなぎを食べさせた日の夜に、もしも興奮して寝つきが悪いとか、夜泣きがひどくなったような場合は、うなぎが原因かも知れません。

このような場合はしばらく、うなぎを食べさせることを控えましょう。
もう少し大きくなってからにした方がいいという事です。

味を薄める

うなぎの蒲焼などはタレがかかっているので、赤ちゃんや幼児には味が少し濃すぎるかな。
そのまま食べさせるのではなく、ご飯を多めにして味を薄めるようにしましょう。

赤ちゃんや幼児へおすすめのうなぎの食べ方

赤ちゃんや幼児にうなぎ与える時は、大人と同じようにそのまま食べるのではなく、次のように少しだけ手を加えて食べさせることをおすすめします。

(1)うなぎの蒲焼(骨は取り除く)を細かく切り、ご飯にまぶして「うなぎご飯」にしてあたえましょう。
うなぎを小さく切ることで、小さな子供に食べやすくなり、消化を助けることになります。

(2)うなぎご飯を一口大に分けて「うなぎおむすび」として与えましょう。
赤ちゃんや幼児が手に持って自由に食べることができます。

(3)濃厚なタレが気になる時は「白焼き」を与えましょう。
さっぱりと醤油などを少量つけて与えるのも良いかもしれません。

 ⇒ うなぎ白焼きの温め方と美味しい食べ方 蒲焼とのカロリーの違いは?

赤ちゃんや幼児のうなぎのアレルギーの心配は?

子供の食物アレルギーには、卵・牛乳・小麦・魚類(魚卵)などによって引き起こされるアレルギー反応が有名ですよね。
政府が発表する資料によると、最もアレルギーが起こりやすいとされている27品目(そのうち魚介類は7品目)にうなぎは含まれていません。

しかし、うなぎも例外ではないと考えておきましょう。

魚介アレルギーの症状

魚介アレルギーは、魚の持っている「パルプアルブミン」という抗原が引き起こすアレルギー症状のことです。

特定の食品を食べた直後に口の周辺や舌・唇が赤く腫れたりする場合があります。
これは「口腔アレルギー症候群」と言います。

ごくごくまれに、下記のような重い症状になる可能性もあります。

●嘔吐
●下痢
●全身に蕁麻疹
●呼吸困難

食後1時間位は赤ちゃんの口周り、お腹の調子や全身に変化が無いか様子を観察してくださいね。

うなぎ限ったことではありませんが、
初めての食品を口にする場合に何か赤ちゃんに変化が生じた時、直ぐに病院を受診できるよう「平日の午前中が良い」と言われています。

赤ちゃんに初めてうなぎを与える時は、夜ではなく昼間にしましょう。

また、有害物質がエサに含まれている粗悪なエサを食べて養殖されたうなぎに有害物質が蓄積している場合、その有害物質がアレルギー症状を引き起こすことも考えられます。
購入の際は、安心できる産地のうなぎを選ぶことをおすすめします。

まとめ

赤ちゃんにうなぎを与える場合は、噛む力や消化機能も強くなってくる2才頃からが良いでしょう。
骨をとる作業は手間がかかりますが、お母さんがその一手間をかけることで家族みんなで楽しくうなぎを食べることができます。

赤ちゃんにうなぎを与えた後1時間位は赤ちゃんの様子を観察して気になる症状が生じた時は、迷わず病院を受診しましょう。

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それでは、家族みんなでうなぎを食べて、この暑い夏を元気に乗り越えましょう。

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