赤ちゃんが花火大会に行けるのはいつから?大きな音で耳や夜泣きは大丈夫?

赤ちゃんが花火大会に行ける時期や花火の大きな打ち上げ音が耳や夜泣きにどのように影響するのかお伝えします。

大人にとって花火大会は夏の代表的なメインイベントです。
赤ちゃんにとってはいかがなものなのでしょうね。

赤ちゃんを花火大会に連れて行けるのはいつから?

赤ちゃんを花火大会に連れて行けるのは、親の言うことをある程度理解できるようになる3歳~4歳くらいがいいでしょう。

花火大会に行って子ども自身が楽しめるようになる時期が一番いいのです。

人込みの中もみくちゃになりながら赤ちゃんは自由を奪われ、お父さんやお母さんもたくさんの注意を払い周りの人に気を使っているような状態では、何一つ面白いと感じることは出来ないと思いますよ。

赤ちゃんはが突然泣出してしまったら、周り人は大迷惑でしょう。
周りの人々に迷惑をかける心配がなくなる時期というのも大切ですね。

次のようなうちは、自宅で手持ち花火をして花火に慣れさせたり、花火大会の会場から離れて音が小さいところで見たりしましょう。
■離乳食が終わっていない月齢
■自分の思うようにいかないと泣きだしてしまう

赤ちゃんが花火大会を避けた方がいい理由

具体的に赤ちゃんが花火大会を避けた方が良い理由を紹介しますね。

1. 音

花火が打ち上る時の「ヒュルヒュルヒュル・・・ドーン。」の音は、赤ちゃんにとってはただの爆音です。

花火大会の花火が打ち上る時の音は独特です。
大人でも体中の奥底に「ドーン」と響くほど、インパクトある大きな音です。

それでも大人の場合は、「花火」とはそういうものだ。
その独特な音が花火なんだ。
と分かっているからいいのです。

また、その音がなくては花火を見に来た面白味がないとも言えますね。

しかし赤ちゃんにとって、花火のインパクトあるあの大きな音は、ただの爆音でありストレスになるだけなのです。

花火が打ち上げられる度に大声で泣いている赤ちゃんを花火会場で度々見かけます。
あの泣き声は、「あの爆音はストレスなんだよ。聞きたくないよ。静かなところに行きたいよ。」とお父さんやお母さんに必死で訴えているように聞こえてなりません。

親の都合で連れまわすことは控えたいですね。

【私の孫の場合】
私の孫は花火大会の「ヒュルヒュルヒュル・・・ドーン。」の音が大嫌いです。
5歳になった今も耳を両手で押さえて丸く小さく身をかがめるんです。
赤ちゃんの時のトラウマなんでしょうか・・・
だからなのか、運動会の徒競走のスタート合図も苦手です。

今は無為維持せず、いつか「ばあば、花火大会に行きたい。」と言ってくれることを待つことにしています。

2. 熱中症の危険

花火大会の会場は大変混雑します。
もみくちゃになるでしょう。
こんな大変な人ごみの中を、ベビーカーに赤ちゃんを乗せて移動をしているお父さんやお母さんを見かけますが、この行為は花火大会を楽しむためにいらしている周りの人々に大変迷惑をかけることになります。

周りが優しい人だったとして、赤ちゃんの移動がベビーカーで出来たとしても、赤ちゃん自身はホコリを大量に吸い込むことになりますよ。
また、蚊に刺されたりすることも心配です。

それでは、「抱っこひもならいいでしょ。」と思うお父さんやお母さんがいるかもしれませんね。
もみくちゃの中の抱っこひももおすすめできません。

夏場で大勢が集まる人ごみの中で抱っこひもを長時間使用すると、赤ちゃんは暑さで蒸れてしまうでしょう。
定期的に抱っこひもから降ろして、水分補給をしてあげないと熱中症になる危険性があるのです。

しかし大変な混雑の中で、そのような場所も気持ちの余裕もないでしょう。
熱中症になってしまってからでは遅いですよ。

3. おむつ交換と授乳

もみくちゃにされながら、赤ちゃんと赤ちゃんの荷物を持って、おむつ交換や授乳の場所を探しまわるのは相当苦労するでしょう。

花火大会は屋外です。
周りの人がいる目の前でおむつ交換をするのはマナー違反になります。

大勢が場所取りでひしめく中で、おむつ交換をするスペースを取れることはまずないと考えましょう。

また母乳のみで育てている場合は人目を気にしなくて名なりませんよね。
授乳する場所がなくて困ってしまうのは目に見えています。

このようなことを一つ一つ冷静に考えると、赤ちゃんを花火大会で喜ばせたいと思うのであれば、連れて行く時期は今ではないと納得していただけるのではないでしょうか。

花火大会の大きな音で赤ちゃんの耳は大丈夫?

花火が打ち上げられる時のあの大きな爆音が原因で、赤ちゃんの鼓膜が破れるようなことはないそうです。

しかし赤ちゃんにとって、大きな爆音のストレスは大人が考えている以上に大変なものです。

花火が打ち上げられる度に、爆音に驚きびっくりしてその度大きな声で泣く赤ちゃんは多いと言います。
中には泣きすぎて、ミルクやおっぱい、離乳食などを吐いてしまう赤ちゃんもいるようですので注意が必要です。

赤ちゃんは大人が思っている以上に花火の打ち上げられる時の爆音に敏感に反応するので、どうしても花火大会を見に行きたい時は、
メイン会場ではなく穴場スポットのような少し離れた場所や、室内の窓越しから見れる場所を探して見ることをおすすめします。

花火大会が原因で赤ちゃんの夜泣きが始まる?

赤ちゃんの夜泣きの原因の一つには、睡眠の乱れや人込みでの刺激などがあります。

花火大会にピッタリ当てはまりますね。

花火大会の花火が打ち上げられる時の爆音は、大人にとっても慣れるまでは「ドキッ!」とするくらい体の奥底に響く大音響です。
強い刺激に慣れていない赤ちゃんにとっては、ビックリするどころの話ではありません。
もしかしたら、恐怖にさえ感じているかもしれません。

それに真っ暗い夜空の中で、キラキラと大きく輝く花火の光は頭の中に強く残るのです。

赤ちゃんと一緒に花火大会に出かけて行くということは、
いつも寝ているはずの時間帯に大勢の人の中で、今まで経験したことのない大音量を聞き大量の光の刺激にさらされることになるので、
花火大会を見に行った事がきっかけで、夜泣きが始まってしまうことは良くあります。

できるだけ赤ちゃんの夜泣きの原因になることは避けたいですね。

まとめ

赤ちゃんにとって初めての夏、お父さんやお母さんにとっても赤ちゃんと一緒の初めての夏に、花火大会に行って素敵な思い出を作りたいという気持ちはわかりますが、その花火大会が赤ちゃんにとって楽しいものでなく、ストレスそのものであるならばやはり控えた方がいいでしょう。

今年は、自宅で手持ち花火をして花火に慣れさせたり、花火大会のメイン会場から離れて音が小さいところで花火大会を楽しみましょう。

3歳~4歳になって花火大会を楽しめるようになるまでもう少しの我慢です。

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赤ちゃんの時期はあっという間で短いですから楽しめるものは楽しみましょう。