溶連菌感染症は、風邪とよく似た症状が出る子供がかかりやすい病気として知られていますが、おとなにもうつるのか心配している人は多いでしょう。

妊娠中の妊婦さんにうつったらお腹の赤ちゃんに影響はあるのか知りたいでしょう。

また自然治癒するものなのか気になりますね。

そこで、溶連菌感染症はおとなにうつるのか、妊娠中の妊婦さんが感染した場合赤ちゃんに影響あるのか、自然治癒でも大丈夫なのか紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう

溶連菌感染症はおとなにうつる

溶連菌感染症は秋から春先にかけて流行し夏にも感染する、子供がかかりやすいイメージが大きいですが、おとなにもうつる病気です。
だから子供が保育園や幼稚園、小学校で感染してしまったらとてもやっかいなのです。

溶連菌感染症は溶血性連鎖球菌という細菌が喉に感染することで起こります。

子供から感染する他の水ぼうそうやおたふく風邪と違い、現段階では予防するワクチンがないので何度も繰り返しうつる可能性があります。

また、子供からおとなにうつるだけではなくて、おとなから子供に、おとなからおとなにもうつしてしまうので注意しましょう。

溶連菌が感染しやすい人は?

溶連菌が感染しやすいと言われているのは次のような人です。

免疫力が低下している人
妊娠している人
小さな子供がいる

特に免疫力が低下しているおとなが溶連菌感染症にかかると、症状が重篤化しやすいので十分な注意が必要です。

一般的には、空気が乾燥する秋から春先に流行すると言われていますが、夏も油断は出来ませんよ。

症状は風邪とよく似ているので特におとなはただの風邪と思い込み、しばらく様子を見てしまう人が多いようです。

溶連菌の感染経路

溶連菌の感染経路は次の3つです。

・溶連菌感染者の咳やくしゃみなどからうつる飛沫感染
・手などに付いてしまった菌が口から入る経口感染
・皮膚からの接触感染

溶連菌感染症に妊婦さんが感染したお腹の赤ちゃんに影響あるの?

妊娠していない成人女性と比較して、溶連菌が妊娠中の妊婦さんに感染しやすいのは、栄養不足や睡眠不足になりやすいからです。

このようなことを耳にすると、溶連菌感染症にもしも妊婦さんが感染した場合、お腹の赤ちゃんに何らかの影響があるのではないかととても心配になってしまいますよね。

でも、あまり神経質にならないでください。
妊婦さんが溶連菌に感染した場合、胎児への直接的な影響はないと言われているからです。

しかし、まれに羊膜に感染すると破水しやすくなったり、赤ちゃんが産道を通るときに感染する危険性は高いので、溶連菌に感染したのではないかと思われるときには、迷うことなく医療機関を受診し治療を受けてくださいね。

抗生物質を使う治療が、赤ちゃんへ影響があるのではないかと心配する妊婦さんは多いかもしれませんが、心配しないでかかりつけの産婦人科の医師に相談し、しっかりと治療を受けましょう。
抗生物質にも赤ちゃんへの影響がないものがあるので、自己判断する方が危険です。

また、自覚症状がなくても、検査で溶連菌への感染が発覚する妊婦さんもいるので、妊婦検診は定期的にきちんと受けましょう。

家族や周囲の近しい人が溶連菌感染症にかかった場合にも、すぐに医師に相談してくださいね。

羊膜に感染すると前期破水や切迫早産の原因になること、産道を通るときに赤ちゃんが感染する可能性があるということを頭に入れておき、特に妊婦さんは溶連菌感染症にうつらない、かからないよう普段から十分に予防することが重要です。

溶連菌感染症は自然治癒するの?

妊婦さんは特別、溶連菌に感染したのではないかと思われるときには、迷うことなく医療機関を受診する必要がありますが、通常のおとなに溶連菌がうつった場合、自然治癒するものなのか気になりますよね。

風邪は自然治癒で治るのを待つという人も少なくありまん。
だから、辛い症状でなければ溶連菌感染症も風邪と同じように対処していいのではないかと思ってしまうでしょう。

確かに溶連菌感染症は、熱がでなかったり症状が軽いと風邪と勘違いして放置してしまいがちです。

しかし、風邪と溶連菌感染症は同様に考えてはいけないのです。
風邪はウィルスですよね
でも溶連菌感染症は「溶血性レンサ球菌」と呼ばれる細菌なので、抗生物質を服用しないと体内に溶連菌を保菌し続けて合併症を引き起こしてしまう恐れがあるからです。

だから溶連菌の場合は自然治癒できませんよ。

溶連菌が原因の合併症

溶連菌が原因の合併症は次の通りです。

・急性糸球体腎炎
・リウマチ熱
・猩紅熱 (しょうこうねつ)

溶連菌の症状が見られたら自宅療養で自然治癒しようとしないで、病院を受診して検査と治療をきちんと行いましょう。

そして、体調が良くなったからと自己判断から途中で抗生物質の服用をやめてしまうと、体内で生き残っている溶連菌がその抗生物質への耐性を持ってしまい、薬が効かなくなって合併症を引き起こしてしまうことがあります。

症状がなくなっても医師の指示どうりに抗生物質は全て飲み切り、最後に完治判断をするための検査を受けてください。

まとめ

おとなも溶連菌感染症にかかります。
症状が出る時は、免疫力が低下しているときです。

妊婦さんはしっかり定期検診を受け、家族や周囲の者が溶連菌感染にかかった場合は、すぐに医師に相談しましょう。
医師の元で治療受けていれば心配することはありません。

「自然治癒するから大丈夫。」などと油断しないようにしてくださいね。
そして、もう大丈夫などと自己判断で薬の服用をやめてしまうと、再発や合併症の発症につながるケースがあるので注意しましょう。
医師の指示どうり薬はしっかりと飲み切りましょう。

子供が感染してしまったらうがいや手洗い、マスクで予防し、バランスのとれた食事と睡眠で免疫を落とさないように気をつけましょう。

⇒ 子供の溶連菌感染症の症状と原因や感染経路 出席基準と完治判断は?

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