ウールニットはおしゃれを楽しむ秋冬には、必須アイテムです。
でも、毎回クリーニングに出すの経済的にもキツイし面倒と思っていませんか?

なんと、ウールニットは家庭で簡単に洗濯することができるのです。

そこで、ウールニットを家庭で洗濯する時の方法、失敗しない干し方、洗濯の頻度はどれくらいがいいのかを紹介します。

参考に慣れれば幸いです。

では本題に入りましょう。

ウールニットの家庭での洗濯方法

ウールニットはクリーニング店に出さなくちゃと思っている人は多いかもしれませんね。
しかし、ドライマークがついているものであれば、家庭で十分に洗濯できます。

ウールニットを家庭で洗う時のコツは「優しく洗う」、これが基本になります。

手洗いと洗濯機洗い 2つの洗濯方法

ウールニットを家庭で洗う場合、手洗いと洗濯機洗いの2つの洗濯方法があります。

2つの洗濯方法のどちらを選んだらいいのか、手洗いを選ぶ目安と手洗い、洗濯機洗いそれぞれの洗濯方法を紹介します。

手洗いを選ぶ目安

ウールは長時間水に浸っていることを嫌うので、品質表示を確認してウールが70%以上のときには必ず手洗いにしましょう。

髪の毛にキューティクルがあるように、ウールにもスケールといううろこ状の組織があります。
このスケールが水濡れすると、うろこのように開くのです。

スケールがうろこのように開いた状態でもんだりこすったりしてひねりが加わると、うろこ同士の隙間がギュッと詰まって簡単に「フェルト化」が起きてしまいます。

これが、ウールニット(ウールセーター)の縮みの最大の原因です。

このようなことからウールが70%以上のウールニットは、水に濡れている時間を最小限にして、手早く優しく調節しながら洗うことができ、縮み防止に最も適している「手洗い」にします。

手洗いでの洗濯方法

洗剤や水の使用量も洗濯に掛かる所要時間も、洗濯機よりも手洗いの方が、はるかに少なくて済みます。

・衣類の大きさに合わせて洗濯桶や洗面器など適したものを選びましょう。
ぬるめのお湯(30℃以下)用意します。
・ウールはアルカリに弱いので、中性のシリコンタイプのおしゃれ着専用洗剤(エーマール・アクロン)がおすすめです。

 

◇◇大切なポイント◇◇
30℃以下のぬるま湯で洗うときは、最初から最後のすすぎまで、ずっと一定の温度で洗いましょう
温度差が激しいと衣類が縮む場合があるので、手洗いの場合も洗濯ネットに入れてできるだけ動かさないことが基本です。

また、強くもんだりこすったりすると、繊維がからみあってこれもまた縮む原因になりかねないので、軽く押し洗いや振り洗いをします。
時間は5分以内が目安です。

すすぎの回数は1回で十分です。
この時も優しく押し洗いして脱水です。

脱水の一番のおすすめは、バスタオルにクルクルッと巻く(はさむ)タオルドライです。

脱水に洗濯機を使う場合は15秒以内にしましょう。

洗濯機洗いでの洗濯方法

ウール50%とアクリル50%などのラフに着用することの多い混紡のニットは、洗濯機の「ドライコース」「クリーニングコース」「ソフトコース」で洗濯しましょう。
手間を掛けずに洗濯できますが、それ以外にメリットはあまりないので、あくまでも普段用のニットにしておきましょう。

・洗濯機の場合は水道水で大丈夫です。
・洗剤は手洗いと同じもの、中性のシリコンタイプのおしゃれ着専用洗剤(エーマール・アクロン)を使用しましょう。

 

◇◇大切なポイント◇◇
洗濯機洗いの場合も、最初から最後のすすぎまで水道水のまま、水の温度は変えないようにしましょう。

もちろん洗濯ネットに入れて洗うのが基本です。
この時、ネットの中で衣類が動くと縮みや型崩れの原因になってしまうので、衣類のサイズの合ったネットを使用します。

大きい洗濯用のネットしかない場合は、洗濯ばざみを利用して、ネットのサイズを調整すればOKです。

脱水時間は15秒以内にしましょう。

 

※洗濯機が古いタイプは、洗濯槽の回転が速い場合があります。
その場合は、洗濯機での洗濯はあきらめて手洗いにしましょう。
縮んででしまっては大変です。

ウールニットを家庭で洗濯したときの干し方

ウールニットを家庭で干すときのコツも「優しく」、これが基本になります。

 

◇◇大切なポイント◇◇
洗濯して濡れた状態のニットは、水分の重みで伸びやすくなっているので、通常の洗濯物を干すようなハンガー掛けはNGです。
平干し専用ネットを使うことをおすすめします。

脱水直後のウールニット(ウールセーター)の伸びや型くずれ、しわがつかないようにするためには、手のひらで軽くたたいてて形を整えてから、「平干し専用ネット」の上に干しましょう。

平干し専用ネットが無い場合は、お風呂のフタや床の上を利用しましょう。
お風呂のフタの上や、床の上に大きめのバスタオルを敷いて、平らに干せればOKです。

また、つっぱり棒を利用することもできます。
どうしても平干しにできない場合は、百均でつっぱり棒を2本用意し浴室に取り付けます。
身頃を2本の棒の上に乗せて、袖を下にたらさないように工夫して、身頃と一緒に2本のつっぱり棒にかけて干しましょう。

ウールニットを干す場所

ウールニットを干す場所は、型くずれや、日焼け、黄変、変色、劣化を防ぐためにも、室内干しもしくは陰干しにしましょう。

ただ冬のように気温の低い日には、洗濯時と外とでは大変な温度差が生じるので、外での陰干しは縮みの原因になる可能性があります。
この場合は室内干しにしましょう。

ウールニットの洗濯の頻度はどれくらい?

ウールニットはコットンやリネンなどのように毎回は洗いません。
あまり頻繁に洗いすぎるとウールニット特有の風合いが損なわれてしまいます。

着用の頻度にもよりますが1シーズンに3回くらいが良いでしょう。

ただ、毎回気持ちよく着るために、1度着たらニットの風を通して湿気を取ります。
これは靴と同じで、ニットも毎日着続けると湿気がこもってしまいますよ。

風を通したら、ふんわりとたたんでタンスにしまいましょう。

 

それから、「ニットに汗のニオイが付いてしまうのが心配。」という人がいますが、ニットに肌が直接触れないように、ニットの下に何かインナーを着ることをおすすめします。
また、ファブリーズなどの消臭ミストを利用するのも良いでしょう。

 

ウールニットは、ローテーションしながら工夫して着ることで、洗濯回数はかなり減らせるのです。

まとめ

夏に比べると冬はクリーニング代が高くついてしまいます。
衣服のドライマークを確認して、今年から上手に家庭で洗濯してみましょう。

ウールニットを家庭で洗濯することで、クリーニング代は相当節約できます。

洗濯機でもOKなもがありますが、おすすめは手洗いです。
手早く洗えば脱水完了まで、わずか5分です。

⇒ 麻素材の服の特徴と洗濯方法 いつまで着れる?冬でもいいの?

ちょっとした比較になりますので参考にして下さい。