水虫の部位(種類)ごとの症状と治し方 市販薬は有効?

水虫の部位(種類)ごとの症状と治し方や気になる市販薬は有効で治せるものなのかについてお伝えします。

水虫は足の指に現れる皮膚病というイメージが強いですが、足の水虫だけでも4種類あり感染部位ごとに呼び名が違います。
水虫は体のあらゆる部位に感染するので放置ぜずしっかり治しましょう。

水虫の部位(種類)ごとの症状

水虫といったら、ほとんどの人が「足」の水虫をイメージしますよね。
でも、水虫が感染するのは足先だけじゃないんです。

体のあらゆる部位に感染するんです。
何だか体のあらゆる部位ってちょっと恐ろしい感じがしますよね。

水虫の原因は「白癬菌(はくせんきん)」で、その白癬菌が感染した体の部位によって水虫の呼び方も異なるのです。

足の水虫

それでは足の水虫の種類ごとの症状を確認しましょう。
足の水虫は次の4種類に分かれます。

●趾間型
趾間(しかん)型とは水虫の初期症状です。

指と指の間に水虫ができて、かゆみを伴い白っぽくふやけたりするのが特長です。
そのかゆみは強烈でほとんどの人が我慢できずに激しくかき壊してしまうほどです。

次第に、「湿潤タイプ」「乾燥タイプ」とにわかれ薬の種類が変わってきます。
■湿潤タイプ(水虫患部がじゅくじゅくと赤くただれる)
■乾燥タイプ(水虫患部の皮がむけてカサカサする)

●小水疱型
小水疱(しょうすいほう)型とは、足の裏や側面にブツブツとした小さな水ぶくれがいくつも発生します。
その水ぶくれをつぶすと透明で粘り気のある液体が出てきて強いかゆみをともなうのです。

赤みが出たり皮がむけることもあります。

●角質増殖型
角質増殖(かくしつぞうしょく)型とは、水虫が慢性化してしまった状態です。
足の裏やかかと付近の角質が厚く硬くなって白い粉を吹くんです。

皮膚の表面はザラザラガサガサに乾燥して冬にはあかぎれやひび割れのような状態になることもあり、かゆみや痛みがないので皮膚の乾燥による症状と間違いやすく水虫だと気づかないケースもあります。

●爪白癬
爪白癬(つめはくせん)とは、爪の先端や両端が白くなったり爪に白い筋が現れたりします。

この段階ではかゆみや痛みなどの症状はありません。
しかし、放置していると爪が黄白色ににごり表面がボロボロにくずれてしまいます。

次第に、
爪の原型がなくなり歩くたびに痛みを感じるようになってしまうこともあるので要注意です。

市販薬では爪白癬を完治させることは難しいとされているので、医師に処方された飲み薬を服用し治療を行いましょう。

 ⇒ 爪のでこぼこや縦線の原因とケア方法 気になる黒い線何科に行く?

爪白癬の他にも爪の気になる症状がある場合はこちらを参考にしてくださいね。

それでは、体の部位ごとの水虫の症状を確認して行きましょう。

手の水虫

手の水虫は足の水虫に比べて感染者はかなり少ないのです。
しかし、手の湿疹(かゆみを伴うブツブツ)と似ているので、手の水虫と思わず見過ごしてしまう場合が多く自己判断による処置をしてしまいがちなため症状の悪化や長引くケースが多いので気をつけたいですね。

頭の水虫 【しらくも】

頭の水虫【しらくも】は、白癬菌(はくせんきん)が髪の毛に感染し発症します。

症状の出た部分にかゆみはないのですが次のような特徴があります。
・楕円形に髪の毛が抜けた表面に細かいフケのようなものが出る
・髪の毛が抜けやすく根本が黒い点のように見える

症状は、
円形脱毛症やフケやかさぶたのできる脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)と似ているんです。

体部の水虫 【ぜにたむし】

体部の水虫【ぜにたむし】は最近はあまり見られない水虫です。

小さな赤い輪が時間が経つにつれ大きく広がるのが特徴です。

股部の水虫 【いんきんたむし】

股部の水虫【いんきんたむし】は湿疹と似ています。

丘疹(きゅうしん)といって、大きさが1cm以下の針頭大から米粒大ぐらいの発疹ができます。
円形、楕円形、多角形と形はさまざまで、輪のように並んで盛り上がりフケのようなポロポロしたものが出ることもあります。

ひどくなると水ぶくれになってかゆみがでます。

水虫の治し方は?

以前は水虫は治らないと皮膚病と思もわれていましたが、現在は治療法も進歩しているのでしっかり皮膚科の診察を受けることでほとんどの人が完治できると言われています。

それでは、水虫をしっかりと治すにはどのようなことが大切なのか確認しましょう。

水虫を完治させるための大切なポイントは次の2つです。
当たり前のことを実践するだけですよ。

1. 皮膚科を受診し指示通りに治療する
前述の通り、水虫には種類がたくさんあるのでそれぞれに適した治療法は違ってきます。
自己判断で治療しているとなかなか治りませんよ。

皮膚科で診察してもらうのが完治への近道ですね。
初期症状なら塗り薬で半年程度で治すことができます。

重要なことは痒みや違和感が無くなったからといって、勝手に投薬を中断しないことです。
中断するとまた時間をおいて再発し次は同じ薬が効きにくくなる場合もあると言われています。
素人判断は要注意ですよ。

2. 殺真菌作用のある治療薬を正しく使用する
真菌(カビ)と対抗する抗真菌薬には、菌の力を抑える働きをもつものと、菌をなくしてしまう働きをもつものがあります。

菌をなくしてしまう治療薬のほうが完治させる力が強いのですが、この薬を正しく使うにはやはり医師の力が必要です。

自宅でのケア方法

病院の受診前や受診後に間違ったことをしていては、水虫を治すチャンスを逃してしまいますよ。

自宅でケアする際の注意点をしっかり確認して実践しましょう。

■入浴後、薬を塗る前に皮膚をこすったり、削ったり、水虫部分を傷つけるような行為はやめてくださいね。
また、水虫部分はしっかり拭いて水気を取り蒸れないようにしましょう。

■外出先から帰宅したら足を洗うという習慣を身に着けましょう。
念入りに指と指の間を洗い、よく洗い流ししっかり拭き取るのです。

■部屋やお風呂場などは念入りに換気をして、バスマットは濡れたまま置かないようにします。
常に足を乾燥させた清潔な状態で過ごすようにしましょう。

水虫は市販薬でも治せるの?

最近では、水虫はそれほど治療が難しい皮膚病ではないと言われているので、初期症状だから市販薬を使って自宅で治したいと思う人も少なくないようですが市販薬ではかなり難しいようです。

足に違和感を感じたら皮膚科でなるべく早く診てもらうのが一番です。
一度は皮膚科で水虫の診断を受けましょう。

水虫に似た症状なのに水虫ではない次のような皮膚疾患の場合があるからです。
このような皮膚の病気に水虫の薬は効かないのです。
・汗疱性湿疹(異汗性湿疹)
・接触皮膚炎
・皮膚カンジダ症
・細菌による感染

【友人の場合】
水虫の初期症状と自己判断して薬局に塗り薬を買いに行った時に薬剤師が、「水虫でなくてもこのような状態になることもあるから、病院で一度は診察してもらった方がいいですよ。」と言われたそうです。
他の皮膚疾患に水虫の薬を塗ったら症状が酷くなってしまうので、水虫の薬はやめておいた方がいいですといって、かゆみを抑える軟膏を勧められたそうです。

水虫なのか他の皮膚疾患なのか、自身で正確に判断するのは素人にはなかなか難しいということです。

薬は短くても3ヶ月は使い続けてみる必要があるようです。
市販薬も決してお安いものではないので、長期間にわたる治療になることを考えるとやはり「皮膚科でなるべく早く診てもらうのが一番」ということをもう一度お伝えしておきますね。

まとめ

水虫は足先だけではなく体のあらゆるところに感染する可能性があるのにはびっくりしましたが、最近ではそれほど治療が難しい皮膚病でないこともわかりました。
まずは、日頃から清潔と乾燥を心がけましょう。

そして、足に違和感を感じたら、皮膚科でなるべく早く診てもらいましょう。

 ⇒ 水虫は家族にうつるもの?お風呂や洗濯物は一緒でも大丈夫?

水虫というものを理解して家族にうつさないようにしましょう。