子供の手足口病は大人にうつるの?大人の症状と予防方法は?

手足口病は赤ちゃんや子供の病気というのイメージが強いですが、大人にもうつるものなのか心配しているお母さんは多いようです。

もしもお母さんに手足口病がうつった場合、症状は子供と同じなのか気になるでしょう。

手足口病にうつらない為の予防方法があるのか知りたいですよね。

そこで、子供の手足口病は大人にうつるものなのか、子供の手足口病が大人にうつった時の大人の症状、予防方法について紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

子供の手足口病は大人にうつるの?

手足口病といえば、生後6ヶ月から4~5歳の子供がかかる代表的な夏風邪の一つです。
また感染するのも9割以上が5歳以下の子供と言われています。

しかしここ数年、夏風邪だったはずの手足口病は冬にも急増して流行ることもあるというのです。

 

子供を看病するお母さんにとっては、大人にも手足口病がうつるのかどうかとても心配になりますよね。

その心配の答えはずばり、「大人にもうつる」です。

まさかと思いたいですが、手足口病は、コクサッキーウイルスの一種が原因でなるウィルス性の感染症なので、大人でもかかる病気なのです。
子供の病気だからと侮れませんね。

ただ手足口病に大人がうつる確率は0.6%ぐらいなのでさほど高くありません。

仮に、大人がかかった場合でも症状は軽いことが多く、熱や発疹もあまりでませんと以前は言われていたのですが、なんとここ数年で状況に変化があります。

近年、大人が手足口病に感染した場合は、子供よりも症状が重症化するケースが増えています

大人への感染経路

心配な大人への感染経路はというと、発症患者の多くが5歳以下の子供なので、お母さんやお父さんが子供の鼻水を拭いたり、ヨダレを拭いたり育児をする場面が要注意です。
育児で子供に接触した際に付着したウイルスが体内に入って感染するケースがほとんどなのです。

ただあまり神経質のなる必要はありません。
通常ほとんどの大人はうつらないのです。
うつる確率は0.6%ですからね。

体が疲れていたりストレスなどで免疫力が落ちている時に、うつってしまうということを忘れないでください。

手足口病がうつった時の大人の症状は?

手足口病の原因は、コクサッキーウイルスの一種が原因となって発症してしまうウイルス性疾患です。

発症すると、鼻水や唾液からウイルスが約1か月間にわたり排出されるので、感染予防の意味でも手足口病にっかっている子供に触れた場合は、手洗いうがいを小まめにするようにしましょうね。

 

それでは大人がかかった場合、子供よりも重症化する可能性があると言われている手足口病がうつった時の大人の症状を紹介します。

38℃を超える高熱が続き、なかなか熱が下がらずインフルエンザなのと思ってしまうくらい、悪寒強い関節の痛みに襲われ、だるさもハンパありません。

ただ、熱が出る人は全体の3分の1程度で、数日で治る人がほとんどです。

 

手と足にでる湿疹も、手の平や足の裏の皮が子供に比べて分厚いので、痛みは酷くなるようです。

その発疹をかいて潰してしまうと酷い場合は、「とびひ」になってしまうこともあるので注意しましょう。

 

そして、症状の中で一番つらく恐ろしいのが、口内炎と喉の痛みです。

口内炎が出来始めると一気に増えて、全部で30個以上になる場合もあるようです。
口の中に1個口内炎が出来ただけで痛く、食事するのも歯を磨くのも大騒ぎだと言うのに30個だなんて、想像するのも恐ろしいですね。

手足口病の口内炎は普通の口内炎より大きいし数も多すぎて、全くものを食べられる状態ではなく、自分の唾液すら泣きながら飲み込むほどの痛みになる場合もあるとのことです。

 

毎年、ウイルスの種類が同じでないことも大きな大きな恐怖になります。

手足口病にうつらないための大人が実行すべき予防方法は?

手足口病に対して特別な治療法はありません。

発症を抑える薬やワクチンもないのです。

高熱や手足の痛みや口内炎など、それぞれの症状は対症療法でしか和らげる方法がないのです。

だから、手足口病には絶対に感染しないように予防することが重要です。

 

手足口病の初期症状は風邪に似ていて、感染しても発症しないままウィルスを約1か月間にわたり排出するので、完全に予防するのは難しいのですが、手洗いうがいをしっかりする事が、高い確率で感染を防ぐ事ができます。

もしも万が一、子供が手足口病に感染した場合、親はしっかりと手洗いうがいをして、家族でのタオルの併用同じ食器でご飯を食べるのは避けましょう。

子供が一度口に入れたものを食べたり、スプーンなどを共用したりするのも避けた方がよいでしょう。

鼻水を拭いたり、ヨダレを拭いたり育児をする場面が要注意です。

可愛くて思わず子供に「チュー」、これも控えた方が良いですね。

また子供が排出した便にもウィルスが出ているので、オムツの後処理は慎重にしっかりと行いましょう。

 

ただ何度も言いますが、手足口病は子供が多くかかる病気です。
必要以上に怖がる必要はありません。

大人が子供の手足口病に感染するのは、ストレスや普段の不規則な生活のせいで、体力や免疫力が低下しているのが原因です。

だから手足口病にかからないようにするには、日頃からしっかり栄養をとり、健康には注意を配り規則正しい生活に心掛け、ストレスを溜めない生活を送ることが一番の予防法です。

まとめ

手足口病は大人にも感染しますが、体力や免疫力が普通にある大人にはほぼうつりません。

しかし、万が一移ってしまうと大人でも症状はきつく辛いので、うつらないように日頃からしっかり栄養をとり、健康には注意を配り規則正しい生活に心掛け、ストレスを溜めない生活を送りましょう。

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