
車のチャイルドシートは夏場になると暑くて大変なことになっています。
言葉で不快感を表せない赤ちゃんにとってチャイルドシートに座っての移動は大きな負担です。
だから、もちろん日よけも必要です。
そこで、車のチャイルドシートでの赤ちゃんの暑さ対策と日よけの種類や特徴、おすすめの後付けカーテンを紹介します。
参考になれれば幸いです。
では本題に入りましょう。
車のチャイルドシートでの赤ちゃんの暑さ対策
赤ちゃんは大人と違って体温調節が上手くできません。
そして何より、暑くて不快だということを言葉に表すことができません。
だから夏場に長時間チャイルドシートに乗ることは、赤ちゃんにとってとても大きな負担になる事をお母さんはしっかり理解し、少しでも暑さが和らぐよう暑さ対策をする必要があるのです。
それでは、具体的に暑さ対策を紹介しますね。
車内の暑さ対策
駐車している出発前の車の中は、私たちが想像している以上に温度が高くなっています。
★走行前にすること
できるだけ車に乗る前に、少しでも車内の温度を下げるようにしましょう。
エンジンをかけておける状態であれば、5分程度でもいいのでエアコンをかけて温度を下げます。
■アイドリングストップ機能が付いている場合
エコカーでアイドリングストップ機能が付いているとそうもいきませんよね。
車内の温度が高いまま、走行しエアコンをつけてもなかなか冷えてくれませんし、冷えるまでの暑さは相当なものです。
これでは、大人は我慢できたとしても赤ちゃんには危険な行為です。
まずは走行する前に、車の中の熱気を外に逃がして少しでも車内の温度を下げましょう。
助手席側の窓を全開にして、運転席側のドアをうちわをようにパタパタと5~6回開け閉めします。
これだけでも、車の中の熱気は外に逃げていき車内の温度は多少ですが下がってくれます。
このように車の中の熱気を外に逃がしてから、走行時にエアコンを使うと車内が早く冷えてくれます。
チャイルドシート座っている赤ちゃんの暑さ対策
ただ走行しながらエアコンで車内を冷やしても、チャイルドシートに座っている赤ちゃんは、体温が高いので蒸れて汗でびっしょりです。
絞れるんじゃないかと思うほど汗をかく赤ちゃんもいます。
これは、チャイルドシートと赤ちゃんの背中がぴったりくっついているのが原因です。
それでは走行中のチャイルドシート座っている赤ちゃんの具体的な暑さ対策を紹介しますね。
★ガーゼやタオルを背中に挟んで抜き取る
一番大きな原因のチャイルドシートと赤ちゃんの背中の間にガーゼやタオルを挟んでおき、赤ちゃんが汗をかいた頃を見計らってこまめに抜き取りながら取り替えます。
衣服が汗で濡れているのにそのままの状態にしていると、あせもが出来たり風邪をひく事もあるので、背中の汗はこまめにチェックしてあげましょう。
だから着替えは必ず多めに用意しておきましょうね。
★こまめに休憩をとり水分補給をする
夏場は特に、こまめに休憩をとりチャイルドシートから赤ちゃんを降ろしておっぱいを飲ませたり、麦茶を与えたり水分の補給を心がけましょう。
⇒ 赤ちゃんに冷たいままの麦茶を飲ませて大丈夫?飲ませ方や量は?
参考にしてください。
★移動する時間帯を考える
移動する時間帯にも気を使いましょう。
出来れば一番暑い午後1時~3時頃の時間帯の移動は避けられるといいですね。
★車のチャイルドシートを冷やす
赤ちゃんは体温が高いのでとても汗をかきます。
ガーゼやタオルを背中に挟んでこまめに抜き取っていてもそれだけではおっつかない時もあります。
そんな時は、チャイルドシートを冷やす専用のシート保冷剤を活用しましょう。
人気があるのはカンガルーの保冷・保温やわらかシートです。
材質は赤ちゃんのお肌に優しく柔らかく、汗もしっかり吸収してくれますよ。
ただ一つ気になるのは、最も暑い時は半日、短い時には3時間くらいしか持たないことです。
だから長距離の移動のときは、詰め替え用とセットで購入しておく必要があります。
帰りの分の保冷剤は、クーラーボックスに飲み物と一緒に入れておきましょう。
「赤ちゃんに保冷剤なんて氷に使いものを当てて大丈夫なの?」と心配するお母さんがいるかもしれませんが大丈夫ですよ。
カンガルーの保冷・保温やわらかシートは赤ちゃんに当たるところが25℃位を保ってくれるので、冷え過ぎる心配はありません。
また、車のチャイルドシートだけでなく、ベビーカーにも使いまわしができるので、一石二鳥でお得です。
ただ、わざわざ専用の敷くシートと保冷剤を買わなくても、家で使っているアイスノンや普通の保冷材をタオルでくるんでチャイルドシート自体をあらかじめ冷やしておくのも一つの手です。
車から降りるときは家で使っているアイスノンや普通の保冷材をチャイルドシートの上に置き、直射日光が当たらないようさらにバスタオルなどをかぶせておくと、常にチャイルドシートは冷えている状態を保っておくことができるので赤ちゃんは快適に過ごすことができるでしょう。
★クリップ式の扇風機で空気を動かす
小さなクリップ式の扇風機を使って車内の空気を動かしましょう。
ちなみに、
私の息子家族の場合は、チャイルドシートの上部にクリップを付けて扇風機を回しています。
この時、赤ちゃんに風が直接当たらないように気をつけているとのことです。
大人にも涼しくていいと言っていますよ。
車のチャイルドシートに日よけは必要
車のチャイルドシートに日よけは絶対に必要です。
直射日光を避けるだけでも車内の暑さは大分違ってきます。
日よけが必要な理由
赤ちゃんを車のチャイルドシートに乗せると安全な姿勢でしっかり固定されます。
安全安心なのは良いことですが、安全な姿勢でしっかり固定された赤ちゃんは、窓から差し込む太陽の光や日差しを避けることができませんよね。
だから日よけをしてあげる必要があるのです。
車のチャイルドシートの主な日よけタイプ
チャイルドシートを後部座席につけている場合、どのような日よけ対策が出来るのか主な日よけタイプ3つを紹介しますね。
チャイルドシート自体に取りつけるタイプ
車のチャイルドシート自体に取りつけるタイプは次の2種類です。
・チャイルドシートをすっぽり覆うカバータイプ
チャイルドシートに直接太陽の陽ざしがあたらないように、チャイルドシート自体ををすっぽり覆いチャイルドシートが熱くなるのを防ぎます。
・チャイルドシートにベルトで取りつけるタイプ
特に赤ちゃんの上半身を太陽の陽ざしから守るために、ベビーカーのひさしのようにチャイルドシートの上部分に日よけをつけ日差しをさえぎるのです。
車の窓につけるカーテンタイプ
車の後部座席の窓に、開閉が簡単にできる便利なカーテンをつけて太陽の日差しから赤ちゃんを守ります。
カーテンの上部に紐通しがあり吸盤で固定するものや、カーテンレールがあらかじめついたものもあります。
車の窓につける網ネットタイプ
網ネットに吸盤やクリップがついているので、車の後部座席の窓やグリップに取り付けて太陽の陽ざしから赤ちゃんを守ります。
車のチャイルドシートの日よけ おすすめは後付けカーテン
さまざまな日よけグッズが販売されていますが、おすすめは後付けの車の窓につけるカーテンタイプです。
赤ちゃんは外の景色を見るのが大好きなので、太陽の陽ざしの様子をみて開けたり閉じたり出来て、扱いが簡単なカーテンが便利です。
ただし、フロント、運転席横、助手席横の窓は日よけカーテンなどの視界を妨げるものを取り付けるのはNGです。
ちなみに、
私には息子が2人、それぞれに小さな子供がいるのですが、2人とも車の中には上部に紐通しがあり吸盤で固定するカーテンがついています。
一番取り扱いも簡単で値段も手ごろで使いやすいといっていますよ。
まとめ
真夏の車内は、想像以上に温度が上がっています。
炎天下に駐車した場合中の温度は60℃~70℃にまで上昇することもあるそうです。
また、走行中もエアコンをきかせていても太陽の日差しはジンジン赤ちゃんに注いでくるので、日よけは必要です。
赤ちゃんは自分で不快感を訴えることはできないので、お父さんやお母さんが先回りして暑さや強い日差しから守ってあげましょう。
またお父さんやお母さんは運転中の眠気対策は万全ですか?
車の運転中に眠くなる理由と眠気対策 もしかしたら病気?
こちらを読んで対策してください。