
エアコンのフィルター掃除を自分でする方法とその頻度や掃除機能付のエアコンは掃除は不要なのかをお伝えします。
暑い夏がやって来る前にエアコンの掃除は済ませておきたいですよね。
まずは自分で出来るフィルター掃除を始め、いつからでも使えるように準備をしておきましょう。
エアコン掃除を自分でする方法
自分でできるエアコン掃除は誰にでも簡単にできるフィルター掃除です。
「なんだ、フィルター掃除か。」と思う人も多いかもしれませんが、フィルター掃除を軽んじてはいけませんよ。
エアコンのフィルターのホコリや汚れを落とすことは単純で簡単だけどとっても重要な事です。
お部屋の空気をキレイに維持するため、またエアコンの効きを良くするためにフィルター掃除はとても大切なお掃除なんです。
しばらく振りにエアコンのスイッチを入れてほとんどの人が感じるのは「運転時のイヤな臭い。」ですよね。
フィルター掃除をすることで、あの独特な運転時のイヤな臭いの発生を減らすことができるのですからこんな愉快なことはないですよ。
それでは、フィルターのお掃除を効率良く進めるためのコツとポイントを確認して行きましょう。
●フィルターに掃除機をかけましょう
【フィルターを外す前】
エアコンのフィルターを外す前にフィルター周辺やパネル部分に掃除機をかけておきましょう。
「えっ、こんなに!」とびっくりするほどホコリがついていますよ。
先に掃除機でホコリを吸い取っておくことで、フィルターを外す時にホコリが舞うのを防げるし掃除が効率よく進みます。
あっ、忘れてました。
掃除機をかける前にマスクをかけてホコリを吸い込まないように気をつけてくださいね。
【フィルター周辺やパネル部分に掃除機をかけ終わったら】
掃除機をかけ終わったら、フィルターを取り外しフィルターの外側に付いているたくさんのホコリに外側から掃除機をかけます。
この時、内側から無理に掃除機をかけて吸いこもうとすると、目詰まりをおこすこともあるので注意しましょうね。
●フィルターを水洗いしましょう
掃除機をかけるだけでは、フィルターの細かい部分に付着したホコリをすっきり取り去ることはできません。
掃除機かけた後に、お風呂場などで水洗いをして日陰干ししましょう。
【フィルターを水洗いする時のポイント】
フィルターを水洗いする時は、内側から水をかけて洗います。
外側から水をかけてしまうと逆に目詰まりを起こす原因となってしまいます。
【油煙やタバコのヤニなどが付いている場合】
油煙やタバコのヤニなどが付いてホコリと一緒に粘着しているような時には、家庭用の中性洗剤を水で薄めたものまたはセスキ炭酸ソーダ溶液、重曹水などを使って汚れを落としましょう。
この時、フィルターが痛まないように柔らかいブラシを使いましょう。
油分が落ちやすいようにぬるま湯でしっかりすすいで日陰干しでしっかり乾燥させます。
セスキ水や重曹水の作り方はこちらを参考にしてくださいね。
●前面パネルを拭きましょう
【前面パネルが取り外せるタイプ】
エアコンの前面パネルが取り外せるタイプは、最初に掃除機でホコリを吸い取った後に水洗いをしておきましょう。
洗ったあとは水気をしっかり拭き取って乾燥をさせましょう。
【パネルが取り外せないタイプ】
エアコンの前面パネルが取り外せないタイプは、家庭用の中性洗剤を水で薄めたもので雑巾ぬらし固く絞り拭き掃除をしてスッキリさせておきます。
●吹き出し口をきれいにしましょう
吹き出し口は熱交換器を通った空気が出てくるところです。
吹き出し口が汚れていたら部屋中に汚れた空気をまき散らしていることになります。
想像しただけで怖くなりますね。
【吹き出し口を触る前に】
エアコンの吹き出し口を触る時は必ず電源を抜いて作業してくださいね。
コンセントがない場合はブレーカーをOFFにしましょう。
風が出てくる吹き出し口の羽根部分(ルーバー)をゆっくり手で回しその隙間を家庭用の中性洗剤を水で薄めたものを布に浸して固く絞りそれを指に巻きつけ丁寧に拭いていきましょう。
布の代わりに軍手を使うと簡単に細かいところを拭くことができるのでおすすめですよ。
洗剤で拭いたあとはきれいな布で水拭きをして洗剤の成分を拭き取りましょう。
この洗剤の成分が残ったままでエアコンの運転をすると、汚れが付着したりカビ発生の原因になってしまいます。
羽根部分(ルーバー)が元の位置に戻らなくてもほとんどの電動ルーバーは自動で戻るので、電源を入れたあと確認してみましょう。
【掃除後の注意点】
しっかり乾燥させたフィルターとパネルを取り付けた後、最後に電源(ブレーカー)を入れましょう。
その後、エアコンは30分程「送風」にして運転させてしっかりと中を乾燥させてくださいね。
しっかり掃除をしても、臭いなど気になるような時は、専門業者に相談しましょう。
また、手の届かないところの汚れやホコリは無理をして取ろうとせずに、専門業者にお願いしましょう。
エアコンの掃除の頻度は?
【簡単なフィルター掃除】
自分でできる簡単なフィルター掃除は1ヶ月に2回ぐらいを目安にしましょう。
「えっ、そんなに頻繁に?」と思われるかもしれませんが、ホコリは常に空気中に存在します。
だからエアコンのフィルターや吹き出し口は汚れやすいのです。
エアコンの効きが悪くなったり、部屋中に汚れた空気をまき散らすような事にはなりたくないですよね。
特に赤ちゃんや小さなお子さんがいる家庭はこまめに掃除することを心がけましょう。
エアコンの掃除を習慣づけられたら一年中快適に過ごせることできますよ。
【細かい内部の掃除】
エアコンの細かい内部は自分で掃除することはできないので、専門業者にお願いすることになりますよね。
この場合、新品のエアコンは3年目にクリーニングしその後は2年に1度行えば十分とのことです。
エアコンのお掃除機能付はお手入れ不要?
エアコンに「お掃除機能」が付いている機種も多く出回っていますが、お掃除機能が付いているからと過信してはいけないようですよ。
以前エアコン清掃を専門業者さんにクリーニングをお願いした時、尋ねたところ「◯◯年おそうじ不要」とうたっているエアコンでも5年以上使っていると中身はホコリだらけですよと教えていただきました。
大半が「お掃除機能付き」できれいになるのはフィルターの部分だけだそうです。
吹き出し口まではカバーできていないので、汚れた風が送り出されているとのことでした。
だから、吹き出し口は割り箸にスポンジなどを巻いての掃除が必要とのことです。
やはり細かい内部の汚れはエアコンクリーニングの専門業者にお願いした方がよさそうです。
お掃除機能付が搭載されているエアコンは構造が複雑なので専門業者にお掃除をお願いした場合、通常のエアコンより高くなってしまうこともあるので買い換える場合は良く考えた方が良いかもしれませんね。
ちなみに、
昨年20年以上働いてくれたエアコンを買い替えたのですが通常のエアコンにしました。
月に2回フィルターと吹き出し口の掃除を習慣づけて快適に過ごしています。
まとめ
エアコンのお掃除は梅雨に入る前に済ませたいですね。
フィルターと吹き出し口の掃除は簡単に自分で出来ます。
エアコンの効き方を確認することも確認しましょう
1ヶ月に2回ぐらいを目安に行い快適に過ごしましょう。
自分で掃除をしても取れない汚れや気になる臭いが残ってしまう時は、決して無理をしないで専門業者にお願いしましょう。
エアコンを壊してしまったり、ケガをしてしまったら大変です。
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グリーンカーテンも活用するのもおすすめです。
スッキリときれいになったエアコンでジメジメした湿度の高い梅雨とギラギラした暑い夏を乗り切りましょう。