エコ掃除に重要な重曹水とクエン酸水の使い分けと作り方

エコ掃除にはなくてはならない重曹水とクエン酸水の使い分けと作り方を紹介します。

重曹とクエン酸さえあれば数々の掃除用洗剤を用意する必要はないとさえ言われています。

エコ掃除 重曹とクエン酸の特徴と使い分け

料理に使える重曹やクエン酸は、身体に安心というイメージを皆さん持っていますよね。

口から体に入れられるものなので、赤ちゃんや小さなお子さんのいる家庭でも安心して使用できるんです。
また、とても安価で手に入るので経済的なのも嬉しいですね。

それでは安心で経済的な重曹とクエン酸の違いや特徴を確認しましょう。
この2つの違いや特徴が分かれば、使い分けもはっきりとわかってきますよ。

重曹の特徴と使い分け

重曹はアルカリ性です。
弱アルカリ成分で油汚れや手垢などの酸性の汚れを落とすという特徴があります。

研磨作用があるので、お風呂・キッチン・洗面台・トイレなどの掃除におすすめですよ。

【重曹水を使って】
重曹で重曹水を作りスプレーボトルに入れ替えれば床や壁などに吹き付けて掃除をすることができるので、キッチンのシンクや水回りの水栓についた水垢や油汚れのほかカビ掃除にも効果があります。
具体的には次の通りですよ。

■洗濯槽の皮脂汚れ
■水筒の湯垢
■湯呑みの茶渋
■キッチンの排水口のヌメリ
■お風呂の排水口の汚れ
■キッチンの換気扇の油汚れ
■ガスコンロの油汚れや焦げ付き
■冷蔵庫のパッキンの汚れ
■まな板の黒ずみ
■スプーンなど銀製品の黒ずみやくすみ
■お風呂のタイルや天井のカビ

重曹には消臭・脱臭効果があるので、お部屋・下駄箱・トイレの消臭剤としても使用できます。
おすすめの場所は次の通りです。

■キッチンの三角コーナーや排水口
■カーテンやソファーやカーペット
■脱いだ後の靴 など

【重曹そのものを使って】
さらに重曹水ではなく重曹そのものを使うと、トイレタンク内・焦げ付き・油汚れに万能な力を発揮してくれるんです。

●トイレタンク内
トイレタンク内は水垢で汚れています。
一週間に一度トイレタンク内に重曹を入れておくと、タンク内の水垢とを除去し便器を洗浄することで汚れ予防にもなるので一石二鳥ですよ。

●焦げ付き
うっかり焦げ付かせてしまった鍋やフライパン、五徳などは、鍋やフライパンに水をはりその中に五徳と重曹を入れて沸騰させると簡単に落ちます。
ただ、アルミ製の鍋は変色し黒ずんでしまうので要注意です。

●油汚れ
時間が経ってしまったこびりついた油汚れには、重曹2・水1の割合で混ぜてペースト状にしたものを直接油汚れに塗り30分程度放置しふき取ると汚れがスッキリ落ちます。

【私の場合】
私はこの方法を知ってから定期的に掃除をするようになって、日々キレイな状態です。
なので、五徳とガスレンジは大掃除にはスルーしています。
五徳とガスレンジが大掃除からなくなるだけですっごく気が楽になりました。

※注意
・重曹は粒子が粗いのでクレンザーの働きをするため、柔らかい素材のものを傷つけてしまう可能性があるので注意しましょう。
アルミや銅製品に使うと変色する可能性があるので注意しましょう。(アルミ製・銅製・漆器・大理石への使用には適していません)
湿気で固くなってしまいます。

クエン酸の特徴と使い分け

クエン酸は酸性です。
固くこびりついた水垢・尿石・石鹸カスなどを掃除できます。

クエン酸は、重曹と一緒に使うと発砲するので排水溝の掃除などにもおすすめです。
抗菌作用があるので雑菌の繁殖をおさえる作用があります。
消臭作用もあるので、アルカリ臭(タバコの匂いや生魚の匂い)にもおすすめなんです。

具体的には次の通りです。

■食器水切りの白い汚れ
■洗面台の水栓や鏡についた白く曇った汚れ
■浴室の鏡や水栓の白く曇った汚れや風呂のイスやオケの白い汚れ
■トイレのアンモニア臭のニオイ消しや水栓の水垢汚れ など

【万能な力を発揮】
特に洗濯とトイレには、万能な力を発揮してくれますよ。

●洗濯
洗濯時にクエン酸を一緒に入れて洗うと、黄ばみを除去し部屋干しした時のあの嫌なニオイを防いでくれるんです。
また洗濯物をフワッと柔らかくしてくれるので、柔軟剤が使えない皮膚の弱い方やアレルギーを持ってる人にはおすすめです。

さらには、洗濯に使用することで洗濯槽のカビや汚れも一緒にお掃除できるので嬉しいですよね。

●トイレ
トイレの黄ばみの原因は尿石や水垢です。
ニオイの原因はアンモニアです。

どっちもアルカリ性なので、便器にクエン酸の粉を振ってブラシで掃除するとスッキリきれいになります。

※注意
・トイレタンクの中にクエン酸を入れないようにしましょう。(クエン酸がタンク内の鉄を溶かしてしまう可能性がある)
・塩素系の洗剤と混ぜると有毒ガスを発生させるので大変危険なので注意しましょう。
・大理石には使用すると酸で溶けてしまうので使わないように注意しましょう。

重曹とクエン酸を混ぜるどうなる?

重曹とクエン酸を混ぜてしまったらどうなるのか気になる人もいるかもしれませんが、混ぜても大丈夫です。
有害なものにはなりませんよ。

重曹とクエン酸の2つを混ぜて水が入ると泡が発生し、この発泡作用で汚れが落ちやすい場合もありますよ。
ただ、掃除用のクエン酸や重曹には他の成分が混ざっていることもあるので、その場合は安全かどうかがわからないので注意しなから様子を観つつ使用してください。

エコ掃除 重曹水とエン酸水の作り方

重曹水とエン酸水の作り方を確認しましょう。

重曹水

【用意するもの】
・スプレーボトル(500ml用)
・ぬるま湯 500ml
・重曹 大さじ2杯

【作る手順】
(1)重曹大さじ2杯500mlのぬるま湯に入れて混ぜてよく溶かします。

(2)(1)で出来上がった重曹水をスプレーボトルに移し入れて完成です。

クエン酸水

【用意するもの】
・スプレーボトル(500ml用)
・水 500ml
・クエン酸 小さじ3~4杯

【作る手順】
(1)500mlの水にクエン酸を小さじ3~4杯入れて混ぜてよく溶かします。

(2)(1)で出来上がったクエン酸水をスプレーボトルに移し入れて完成です。

まとめ

汚れは溜めないことが重要です。
普段から重曹とクエン酸を使うくせをつけておくと、今まで面倒で大掃除では避けて通りたかった部分の掃除が苦にならなくなります。

重曹とクエン酸は安価でもあるので経済的です。

 ⇒ 年末大掃除はいつから始める?効率よく進めるには計画表と順番が重要

さあ、明日から重曹とクエン酸をうまく使い分け、エコ掃除を実践してみましょう。