小学校入学前に親がすべきこと 子供に身につけさせる基本的な生活習慣とは?

小学校の入学前に親がすべきことや、子供に身につけさせるべき基本的な生活習慣についてお伝えします。

入学前までにどこまで出来るようになっている必要があるのか不安になっているお母さんも多いでしょう。
大切なことは、子供に基本的な生活習慣を身につけさせることですよ。

小学校入学前に親がすべきこと 基本的な生活習慣はなぜ必要なの?

親として入学前までに、子供には基本的な生活習慣を身につけさせることが重要です。
なぜ身につけさせる必要があるのか確認しておきましょうね。

●小学校生活のスタートラインに立つため
子供に基本的な生活習慣が身についていないと、小学校に入学してから小学校生活のスタートラインに立つのが難しい可能性があるんです。

ちょっと大げさな言い方ですがわかりやすく言うと、
基本的な生活習慣が身についていないと、小学校生活に子供が戸惑いを感じて苦労してしまうということです。

これは、学校生活だけに限ったことではないですよ。
これからはじまる学校での勉強、家庭での学習などの学習習慣にも大きく関わりますからね。

【例えば】
子供が大好きなゲームを夜遅くまでしていたり、テレビをいつまでも見ていたら当然寝る時間は遅くなってしまいますよね。
そうなると、朝は自分から起きてはこれないでしょう。

お母さんが起こしてもぐずぐずしていて、なかなかスッキリと起きてはくれないことは誰もが想像できます。

やっと起きてきても登校準備に時間がかかるでしょう。
起きてすぐでは食欲もなくて、朝ごはんを食べない、もしくは軽くつまむ程度で学校へ行くことになります。

当然のこととして、
学校ではあくびばかりしていたり、授業の途中でお腹が空いてきたり、勉強に集中なんてできないでしょうね。

宿題を忘れてきたり、お母さんが用意してくれた体操着などをランドセルに入れ忘れなど、忘れ物も多くなるかもしれません。

今までの自由気まま過ぎた体にしみついてしまった生活習慣を変えていくのは大人でも大変です。

だからこそ、子供へ負担がかからないように子どものペースに合わせて少しづつ、自立に向けて基本的な生活習慣を身につけさせてあげる必要があるんです。

 ⇒ 小学校入学準備に必要な物リストと用意はいつから?ひらがなの勉強は?

小学校入学準備に忘れ物はありませんか?
もう一度確認しましょう。

小学校入学前に親がすべきこと 子供に身につけさせたい基本的な生活習慣

子供に身につけさせたい基本的な生活習慣はそれほど難しいことではありません。

「自分のことは自分でできるようにする。」これだけです。

小学校入学前の子供の基本的な生活習慣

小学校入学前の子供の基本的な生活習慣は次のようになります。

●早寝早起きができる
●朝食をきちんと食べる
●1人でトイレに行ける
●着替えが自分でできる
●持ち物の準備が自分でできる
●時計をみて動くことができる
●あいさつ・お礼・返事ができる

それでは、主な基本的な生活習慣を具体的に確認しましょう。

●早寝早起きができる
信じ難いのですが、22時以降に就寝する6歳以下の幼児は約3割もいるそうですよ。

これでは完全に睡眠不足ですよね。
大人だって22時過ぎると睡眠不足気味で朝スッキリ起きられません。

子供の場合は、最も集中力が高まるのが午前中の時間帯といわれています。
寝不足ではこの貴重な時間帯に集中できない状態になってしまいます。
これでは、学校での生活に支障が出てしまうのは確実です。

基本的に、毎日最低9時間の睡眠を取らせるようにしましょう。

●朝食をきちんと食べる
「小学生の4~6人に1人は朝食を食べていない。」とテレビなどでよく聞きますよね。

朝食を食べないと脳のエネルギー源となるブドウ糖が供給されないので、午前中は脳と体が十分に機能しないということになります。

実際、毎日朝食を食べている子供とそうでない子供では、小学校の高学年の時点で学力や運動能力差が出るという結果でも証明されています。
もちろん、朝食をきちんと食べている子供が高い値を表しているのは言うまでもありませんよ。

だから「朝食をきちんと食べる」ということを中心に、子供の1日の生活行動を考えるのが親としては重要になります。

まずは寝る時間、起きる時間を決めることから始めましょう。
その時間に合わせて、朝と夜の食事の時間お風呂に入る時間テレビを見る時間を調整すれば上手くいくはずです。

●1人でトイレに行ける
小学校では自分でトイレに行き手洗いまでを1人で出来るようになっていないと困りますよね。

もしかしたら、和式トイレの小学校がまだあるかもしれません。
学校に確認するか、または近所の小学生に聞いておきましょう。。

もしも小学校に和式トイレがある場合、子供は不安になってしまい失敗してしまう可能性があるので、入学前に和式トイレに慣れる機会を作ってあげる必要があります。

慣れない姿勢でのうんちやおしっこで、便器の周りや洋服を汚してしまうなんてことは避けたいですね。
これが原因で学校に行きたくないなんてことにもなりかねませんよ。

●着替えが自分できる
小学校に入ると1人で着替えをする機会が多くなります。

体育の時間には体操着や水着に着替えたり、身体測定などの行事もあります。
その度に先生が着替えさせてくれるわけではありません。

服を脱いだり着たり着替えたものの後片づけはできるようにしておきましょう。

●時計をみて動くことができる
時計の読み方が分からなくてもいいのです。
長い針や短い針の形でだいたいの感じがわかれば十分です。

「時計の長い針と短い針の形がこの形になったら〇〇をすること。」と約束すると、子供は面白がって時計に興味をもってくれますよ。
時計のイラストや写真を使って実践してみましょう。

お母さんから「◯◯の時間よー!」と言われる前に、子供自身が時計をみて行動ができた時は思いっきり褒めてあげてくださいね。

【時計のイラストはおすすめ】
この方法は絶対におすすめです。

実は年中さんの孫が時計のイラストにはまっています。
お母さんが、一日のポイントとなる時刻を時計のイラストで書いて、リビングに貼った途端に時計に興味を持ち行動し始めています。

お母さんやお父さんに褒められるもの嬉しいのでしょうね。
このイラストの中にはご飯を食べ終える時間もあって、今ではダラダラ食いがなくなっているんです。

●あいさつ・お礼・返事ができる
あいさつは人間関係を形成する第一歩です。

まずは家庭で、次のような基本的なあいさつを習慣づけていきましょう。

・名前を呼ばれたら「はい」と返事を返すこと。
・おはようございます。
・おやすみなさい。
・ありがとうございます。

まとめ

子供の小学校入学は親子ともワクワクする反面、心配なことも多いでしょう。
お母さんは焦らす常に大らかな気持ちで子供と向き合いましょう。

早くても、のんびりでも、子供のペースに合わせて行くことが一番大事です。
できた時は思いっきり褒めてあげましょう。

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入学祝いのお返しの参考にしてくださいね。

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入学式の後にはPTAの役員決めが待っています。
参考にしてください。