干し柿は美味しいだけでなく、栄養成分と効能がすごいのです。

スーパーなどでは割といいお値段するので、自宅で作れたらという人も少なくないでしょう。
作り方が難しいと思われている干し柿ですが、意外に作り方は簡単です。

そこで、干し柿の栄養成分と効能、作り方とその保存方法について紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

干し柿の栄養成分と効能

昔から、「柿が赤くなると医者が青くなる」という言葉は有名です。
この言葉通り、柿には栄養がたっぷりと含まれているのです。

元々の栄養価が高いこの柿を干し柿にすると、さらに栄養豊富になるのです。

干し柿の栄養

干し柿の主な成分は炭水化物です。

干すことで水分が抜け、高カロリー食品になります。

食物繊維やミネラルが豊富に含まれています。
そのなかでも特に、マンガンやカリウムが多いです。

ただ、干すことによってビタミンCが壊れてしまうので、干し柿は生柿に比べるとビタミンCが減少してしまいます。

しかし、その代りに干すことによって、ビタミンAは増加しβ-カロチンが増えます

タンニンも豊富に含まれているので、抗酸化作用も期待できます。

干し柿の主な栄養成分

・炭水化物
・ミネラル
・食物繊維
・β-カロチン
・タンニン
・カリウム

干し柿の効能

干し柿は風邪予防に効果が期待できます。
干し柿に含まれるβ-カロチンは、粘膜を強くする働きがあるので体の抵抗力を高めることができます。

さらには、美容効果乾燥肌を防ぐ効果も期待できます。

また、胃腸の働きを整え疲労回復作用があります。

寒い冬に向かっていくこの時期、干し柿は強い味方になってくれそうです。
風邪を引く前に干し柿を食べて、カサカサのお肌にさよならしたいですね。

この他にも下記のような嬉しい効果があります。

二日酔い予防
便秘予防
高血圧、脳卒中の予防
むくみの軽減
発熱の軽減

ただ、干し柿にはこのようなメリットがいっぱいなのですが、残念なことにデメリットもあります。
このデメリットをしっかり理解しておくことが大切です。

干し柿のデメリット

★生柿に比べカロリーが高い
干し柿は生柿に比べるとカロリーが高いです。
干し柿の種類や干し柿一つ一つの大きさにもよりますが、平均すると1個あたりのカロリーは100kcalです。

これは、ご飯をご飯茶碗に半分くらい入れた時の量と同じカロリーです。
8枚切りの食パンや、大き目のバナナ1本分と同じようなカロリーになります。

干し柿って小さいですが、結構カロリーの高い食品なんです。

甘くて美味しいから、ついつい2個3個と一度に食べてしまいますが、このような食べ方を続けていたらカロリーオーバーになりそうです。
特にダイエットしている方は気をつけなければいけませんね。

★貧血気味の方は注意
干し柿にはタンニンが豊富に含まれているので、貧血気味の方には向いていません。
タンニンは摂りすぎると鉄分の吸収の妨げになってしまいます。

貧血気味の人は食べ過ぎに注意が必要です。

★その他
干し柿は便秘にとても良く効きますが、食べ過ぎると便秘になってしまいます。

また、高カロリーなので糖尿病の方も気を付けるようにしましょう。

甘くて美味しいし、素晴らし栄養成分が含まれていて、嬉しい効能があるからと言っても「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。
食べ過ぎには注意したいですね。

干し柿の簡単な作り方

栄養価の高い、素晴らしい効能を持つ干し柿ですがの作り方は意外に簡単です。
ぜひ、挑戦してみましょう。

用意するもの

・柿(作りたいだけ)
・ビニールひも
・熱湯(たっぷり)

干し柿は渋柿で作るというイメージがありますが、甘柿でもできます。

◇渋柿と甘柿の区別
柿の皮をむいたときに、鮮やかな山吹色のものが渋柿で、ちょっと黒ずんだものが甘柿です。

渋柿を干し柿にすると、中も綺麗なオレンジ色でトロリとして柔らかいです。
甘柿を干し柿にすると、色が黒い干し柿になり歯ごたえがあります。

手順

1.干し柿はビニールひもにくくって吊るすので、軸をT字型に残して切りましょう。

2.ヘタを取り皮をむいて、殺菌の為に沸騰させたお湯に10秒くらいくぐらせます。

3.熱湯で消毒してから、粗熱をとってから干します。

4.ビニールひもに、T字に切った軸に引っ掛けるようにくくり、日当たりのいい、風通しの良い場所に干します。

柿をビニールひもでくくる時は、柿と柿がくっ付かないように少し間隔を開けます。
柿と柿がくっ付いているとカビが生えやすくなります。

寒い冬には粉が自然と吹いて最高の干し柿が出来ます。
しかし、暖冬だったりするとカビが生えやすくなります。

雨の日の後など天候不順の時は、カビが生えにくいようにするために、早めに再度沸騰させたお湯に10秒くらいくぐらせましょう。
そして、再度日当たりのいい、風通しの良い場所に干します。

夜間は夜露を避けて軒下へ移動します。

5.柿を吊るしてから約2週間~1ヶ月、お好みの固さになったら干し柿は完成です。

できたら完成させる前に、途中で一度柿をもんでみましょう。
このモミモミマッサージをすることで、柿の繊維が崩れて柔らかい干し柿になります。

さらにもっと簡単な干し柿の作り方の手順

さらに、もっと手軽に作れる方法の紹介です。
用意するものは同じです。

1.甘柿の皮をむいて縦4等分に切ったものを網の上に並べて、オーブンの上に置いておきます。

2.オーブンは他の調理に使い続けながら、切った甘柿を温風に5日ほどさらしておくと、良い感じのドライフルーツ状態に干上がります。

干し柿の保存方法

干し柿を自分で作ったり、または手作りの干し柿を頂いた場合の保存方法を紹介します。

干し柿の常温保存

干し柿は常温保存をすると水分が飛んでしまい、どんどん固くなってしまいます。
紙袋に入れたり、キッチンペーパーなどで1つ1つ包んで直射日光を避けた風通しの良い涼しいところに保存しましょう。

1つ1つ包むという作業をすることで、乾燥が多少抑えられ保存期間が延びます。

それでも、柔らかい干し柿の保存期間は3日程度です。

干し柿の冷蔵保存

干し柿をそのまま冷蔵庫に入れてしまうと、白い粉が増加して乾燥してしまいます。
どんどん固くなっていく上に、においも付きやすいので要注意です。

干し柿を紙袋に入れて、その上からビニール袋もしくはジップ付袋に入れて、においの強いものとは離して保存します。
野菜室で保存したほうが乾燥は防げます。

干し柿の冷凍保存

1つずつ空気を抜くようにしてラップに包みます。
フリーザーバッグに入れて、空気を抜いて冷凍保存しましょう。

賞味期限は、半年以上です。
ただし、時間が経つにつれ干し柿が固くなりますからめに食べることをおすすめします。

解凍方法

干し柿の解凍は前日に冷蔵庫に入れて解凍するか、常温で解凍します。

まとめ

干し柿は、美容や健康に気を付けている人は積極的に食べていきたい食品です。
しかし、高カロリーなので、糖尿病の方は気を付けましょう。
また、タンニンが多く含まれているので貧血気味の人も注意が必要です。

目安としては、1日に1~2個食べるのが良いでしょう。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。

作り方も簡単です。
カビを生やさないように注意しましょう。

冷凍状態にしておくと、夏場の暑い時期でもシャーベット状態で食べられます。

秋は銀杏も気になる季節です。
⇒ 銀杏殻つきの賞味期限や殻のむき方で簡単な方法と冷凍保存方法や保存期間

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