社会人に革靴は必須アイテムです。
入社準備でほとんどの人が革靴を購入したことでしょう。
この革靴が常にピカピカだと身も引き締まりますよね。
しかしそのぴピカピカの革靴も、お手入れをしないとすぐに残念な姿になってしまいますよ。
また革靴は、雨に濡れた後の対処方法を間違うと、シミになったり、カビが生えてきたり、ひび割れたりビックリするほどデリケートです。
そこで、革靴のお手入れ方法とその頻度や、雨に濡れた後の対処方法を紹介します。
これでお気に入り革靴を常にピカピカの状態で長持ちさせることが出来るでしょう。
参考になれれば幸いです。
では本題に入りましょう。
社会人の身だしなみの革靴のお手入れ方法
「社会人の身だしなみ」と良く聞く言葉ですが、服装をきれいに整えているだけではいけませんよ。
社会人に必須の革靴にも気を使いましょう。
足元は二の次になってしまう人が多いのですが、意外に目に入るアイテムで周りの人から見られてるのです。
おしゃれな人は足元までビシッと決めているものなのです。
「自分はおしゃれじゃないから気にしない。」なんて思っている人はいませんか?
おしゃれに興味なくても革靴はピカピカになるようお手入れしましょう。
ピカピカとキレイに気持ちよく磨かれた革靴は、同僚や先輩、上司さらには取引先にも信頼感を持ってもらえますよ。
だから社会人の身だしなみとして、革靴のお手入れは重要なのです。
革靴のお手入れ方法
それでは、革靴のお手入れ方法を紹介しますね。
靴ひもを外します
靴ひもがある場合は靴ひもを外しましょう。
靴ひもを外したら、靴の中にシューキーパーを入れましょう。
シューキーパーを入れてお手入れをすると、靴が磨きやすくなります。
なにより履いているうちにできたシワの中に、クリームが溜まってしまうのを防ぐことができるのでおすすめです。
シューキーパーは、高いものは10,000円を超えますが、800円くらいから数千円くらいのお手頃価格のものも揃っているので、1個持っておくと便利ですよ。
もちろんシューキーパーがなくてはお手入れが出来ないということではありません。
自分の手を入れてシューキーパー代わりにしてもOKです。
靴底をきれいに
靴底をきれいにしましょう。
◇靴の底が合成ゴムの場合
靴の底が合成ゴムの場合は、汚れを落とし水拭きをしておきましょう。
◇靴の底が革の場合
靴の底が革の場合は、汚れを落とし革底靴専用の保革クリームを塗って劣化やひび割れを防止しましょう。
ブラシで靴全体の汚れやほこりを落とす
ブラシを使って靴全体の汚れやほこりを落しましょう。
縫い目などの細かい部分にも丁寧にブラシをかけましょう。
ただし、強くこすり過ぎると傷になってしまう可能性があるので、気をつけましょう。
汚れ落とし用のクリーナーを使う
柔らかい布(着古しのTシャツ)などを使いやすい大きさに切り、人差し指にぐるっと巻き、汚れ落とし用のクリーナーを付けてムラのないように革靴に塗りましょう。
この時、汚れ落とし用のクリーナーを革靴に直接塗ったり、たっぷりと塗り過ぎるとシミのもとになる場合があるので注意しましょう。
汚れ落とし用のクリーナーを塗ったら、布のきれいな部分を使って汚れをふき取りましょう。
クリームを塗る
革靴に潤いや光沢を出すためのクリームは、透明または靴と同じ系統の色を選びましょう。
クリームを柔らかい布に米粒2~3粒分くらいつけて薄く延ばすように塗りましょう。
クリームを塗ったら、もう一度ブラッシングしましょう。
このブラッシングは、余分なクリームを落とすため行います。
布で磨きをかける
布で磨きをかけることで、革靴に光沢が出てきます。
撥水スプレーをかける
撥水スプレーをかけておくことで、水もはじき汚れ防止にもなります。
このようにお気に入りの革靴はしっかりお手入れをして、大事に長く履いていきたいですね。
長く履いていくうち愛着のある靴に変化していきます。
革靴を育てるということですね。
革靴を長持ちさせるコツ
お気に入りの革靴を長持ちさせるためのコツを紹介します。
革靴はお手入れをしっかりすることで、なんと10年も履くことができると言われています。
購入する時はちょっと高いなと思われるでしょうが、10年履けると思えはエイッと奮発することも出来ますね。
・風通しのいい場所で保管しましょう。
購入時に革靴が入っていた紙の箱で大切に保管している人がいたら、それは風通しが悪いのでおすすめできません。
・同じ靴を何日も続けて履かないことが鉄則です。
気に入った靴は毎日は痛くなりますが、革靴も休養させてあげましょう。
履き替えを用意しましょう。
・靴の底に薄いゴムを貼るのがおすすめです。
靴を購入したら、修理店などで靴の底に薄いゴムを貼ってもらい、靴底を補強すると靴底の傷みが軽減されます。
革靴のお手入れの頻度はどれくらいがいいの?
革靴をピカピカの状態で長持ちさせるためには、どのくらいの頻度でお手入れをするのがベストなのか紹介しますね。
新しく購入したばかりの革靴とすでに馴染んでいる革靴では、お手入れの頻度は違ってきます。
新しい革靴の場合
新しい革靴の場合は、足に馴染んでくるのに2ヶ月くらい時間がかかります。
足に馴染むまでの間は、できるだけ毎回履いた後にお手入れをしましょう。
面倒だなと思われるかもしれませんが、これは新しい靴が伸びていく過程でひび割れをしないようにするために必要なのです。
馴染んでいる革靴の場合
すでに馴染んでいる革靴のお手入れは、基本的に月に1回程度で良いと言われています。
ただし汚れがひどい場合や、濡れた場合はその都度手入れが必要です。
湿気の多い梅雨時や夏の時期
湿気の多い梅雨時や夏の時期は、靴箱の中が高温多湿になってしまうので、週に1度様子を見るようにしましょう。
寒い冬の時期
寒い冬の間は革靴が乾燥して、ひび割れの原因になるので、2週間に1度お手入れするのが良いでしょう。
乾燥するなんて、革靴は人間と同じ生き物のようですね。
革靴はを育てるイメージを持って手入れをしましょう。
革靴が雨で濡れた後 シミ、カビ、ひび割れにならないための対処方法は?
お気に入りの革靴が雨に濡れてしまった場合のお手入れはどうしたらいいのか悩んでしましますよね。
それでは革靴が雨で濡れた後にシミ、カビ、ひび割れにならないための対処方法について紹介しますね。
雨で濡れた革靴をそのままにしておくのはもちろんNGです。
そのままにしておくと、革靴に雨シミがついたり、型崩れをしたり、カビが生えてきたり、革の表面がヒビ割れたりしてしまいます。
そうならないために、しっかりと雨に濡れた時のお手入れをしましょう。
雨に濡れた時のお手入れ
よほどひどい濡れ方(台風やどしゃ降りの中を歩く)でない限り、帰宅後は3つのケアで十分です。
表面の水滴を拭きとる
雨で濡れた革靴は、とにかく通気をよくして早めに乾かしてしまうことが一番です。
ただ、早く乾かそうと温風のドライヤーを使う人がいますが、温風のドライヤーはNGです。
革靴の寿命を短くするひび割れの原因になります。
「自然な風で」「陰干し」が鉄則です。
通気のよい状態でしっかり乾燥させる
革靴をしっかり乾燥させるには、なるべく高いところで陰干しするのがおすすめです。
壁にもたれかけるようにソールを浮かせて置くのも効果的です。
湿気は地面に近いほど多いということを覚えておきましょう。
シューツリーがあるとベストです。
靴の反りや革のしわ防止になり、木が湿気を吸って逃がしてくれます。
★新聞紙を丸めて入れるのはちょっと待った!!
新聞紙は水分をしっかり吸ってくれるから、濡れた革靴の中に入れておくと良いと言われていますが、実は新聞紙はあまりおすすめできません。
新聞紙を30分おきに取り換えられるのなら問題ありませんよ。
しかし、たいてい一晩入れっぱなしで放置ではないですか?
水を吸った湿った状態の新聞紙が一晩中、靴の中にあるとカビが発生するもとになるので、何も入れない方が良いのです。
栄養を補給する
革靴がしっかり乾いたら、靴クリームで栄養補給を忘れずにお手入れします。
この栄養補給するのが一番のポイントです。
革靴を乾かした時に、水分と一緒に油分も抜けてしまします。
この状態は、革が一番パリパリする乾燥した状態なのです。
靴クリームで栄養補給せずに履いてしまうと、ひび割れする可能性が大きく、靴の寿命を縮めてしまうでしょう。
まとめ
キレイにピカピカと磨かれた靴は、働く社会人にとって必須アイテムです。
お気に入りの革靴はできるだけ長持ちさせましょう。
そのためにも、革靴のお手入れは習慣づけて可愛がり、愛着を持って育てていきましょう。