引越し業者に心付けやお礼は必要?金額の相場や渡すタイミングは?

引越し業者さんに対する心付けやお礼の差し入れは必要なのか、またその金額の相場や渡すタイミングはどんな形でいつなのかについてお伝えします。

営業担当者さんから「作業員に対する心付けは一切不要です。」と言われても、当日作業をしてくれる作業員さんたちへの心付けやお礼の差し入れに迷うという人がほとんどです。

引越し業者の作業員さんに心付けやお礼は必要?

引越し当日の作業をしてくれる作業員さんたちに対して、心付けやお礼の差し入れはどうしたらいいのか悩んでしまいますよね。
なんせ引越し作業は重労働ですもんね。

見積もり時に、営業担当者さんから「作業員に対する心付けは一切不要です。」とは言われますが、何時間もの重労働してもらうことを考えると迷いが生じるのはごもっともです。
さらに周りからも「心付けやお礼の差し入れはやっぱり必要でしょ。」などと言われると・・・
「それもそうだよな。」と思ってしまいます。

●基本的には
当日作業を担当する作業員さんへ渡す心づけやお礼は、昔からの習慣で定着していますよね。

しかし、基本的には作業員さんに対する心付けやお礼の差し入れは必要ないんです。

現在は、引越し料金にはすべてが含まれているということから作業員への心づけは必要ないとされているのです。
また、引越し業者の規定でも「心づけは不要です。」と明記されていたりします

見積もりに来た営業担当者さんから「作業員に対する心付けと称するチップは一切不要です。」と説明されるのにはこんな理由があるからなんですね。

実際に、当日作業員さんに心付けやお礼渡そうとしても受け取ってもらえない場合もあります。
まずは、お願いする「引越し業者の規定」に目を通してみましょう。

 ⇒ 引越し費用が安い時期や抑えるポイント 見積は必要?一括見積もりとは?

引越しの日程決めに迷う時の参考にしてくださいね。

●一般的には
一般的には、心づけやお礼の差し入れを渡す派渡さない派ほぼ半分に分かれているといわれています。

これは引越しの内容でも変わってきます。
例えば、
【単身者の引越し】単身者の引越しでは荷物の量が少なく作業時間も短いので、何も渡さないという人が多いのかもしれませんね。
【ファミリーでの引越し】ファミリーでの引越しになると荷物の量も多く、半日~1日の作業は当たり前、2日に渡ることもあり、労いの気持ちを心付けやお礼の差し入れといった形で表すのではないでしょうか。

●個人的には
個人的には今まで4回の引越しを経験していますが、引越し業者の規定は規定として、やはりや大きな荷物を運んで大汗をかいて朝早くから働いてくれる作業員さんへ、「感謝の気持ち」として心付け、またはお礼の差し入れはさせて頂きました。

心付けやお礼の差し入れをするメリット

作業員さんに心付けやお礼の差し入れをするメリットについて確認しましょう。

「よろしくお願いします。」の気持ちを込めて心付けを渡す。
「お疲れさまです。」の気持ちから休憩時間に飲物などを差し入れする。
こういったことで、作業員さんとコミュニケーションが取りやすくなるんですよね。

引越し作業では、大きな荷物を運んでもらうばかりでなく、必ず細かいお願い事も出てくるんです。

こんな時に、良好なコミュニケーションが取れたら、頼むほうも頼まれる方もお互い気持ちが良いですよね。

心付けを頂いた作業員さんは、その感謝の気持ちが嬉しく、「よし、ガンバロー!」とモチベーションがアップしますよね。
やはり人間ですから、心付を頂いて嫌な気持ちになる人はいませんよ。

引越しの作業はかなりの重労働です。
仕事とはいえ、依頼者の荷物を嫌な顔もせず丁寧に慎重に運んでくれる作業員さんに心付けを渡しても損はないと思います。

それでも、「正規の料金を引越し業者支払い、作業員さんは引越し業者から給料をもらうのだから、仕事をするのは当たり前じゃないの?」と思う人は、
お礼の気持ちをこめて飲みものの差し入れだけでもしてみませんか?

引越しのプロとして働いている作業員さんたちは、
心付けやお礼の差し入れなどもらわなくても、しっかりとした仕事をしてくれますから安心してくださいね。

引越し業者の作業員さんに渡す心付けやお礼の相場は?

作業員さんへの心付けやお礼の差し入れはいくらぐらいが相場なのかを確認しておきましょう。

正規の引越し費用を支払うのですから、心付けやお礼の差し入れとして大きな金額は渡す必要はないんです。

■心付けの場合
1,000未満では少なすぎますが、かといって1,000円以上では多すぎます。
作業員さん1人につき1,000円程度が良いでしょう。

タバコとジュース、それにちょっとした総菜パンやお菓子が買えるくらいで充分喜んでもらえます。

■お礼の差し入れの場合
引越しの仕事は汗をものすごくかくので、ペットボトルのお茶や缶コーヒーなどが喜ばれます。
本当にちょっとした気持ちで充分なのです。

昔はお昼のお弁当などを用意していましたが、現代の作業員さんはお昼は自分で用意している場合がほとんどですので、お弁当を用意するのは避けましょう。

引越し業者の作業員さんに心付けやお礼の差し入れを渡すタイミングは?

心付けやお礼の差し入れはいつ渡しても良いという物ではありません。
「ここで!」というベストタイミングがあります。

【心付けを渡すベストタイミング】
心付け(現金)のベストタイミングは、作業員さんが引越し作業に入る前です。
到着したときにポチ袋に入れてスマートに渡しましょう。

このとき、現金を人数分まとめて一口にするのではなく、作業員1人ずつ別々にポチ袋に入れて人数分用意しましょう。
リーダー格の人に人数分すべて渡してしまうのではなく、それぞれ作業員さん1人ずつに手渡してくださいね。
「今日はよろしくお願いします。」「お茶代にどうぞ。」などの言葉を添えれば完璧です。

【お礼の差し入れを渡すベストタイミング】
お礼の差し入れ(飲み物など)を渡すベストタイミングは、休憩に入る時搬出が終わった後です。
休憩に入る時に「休憩の時にでもどうぞ」と渡したり、引越し作業が終わった後「皆さんでどうぞ」と手渡ししてください。

まとめ

引越し作業をお願いする作業員さんへの心付けやお礼は、基本的には必要でないということですが、やはり労いの気持ちを表すには必要と考えます。
お金を渡すのを躊躇されるのであれば、労いの気持ちを込めて飲み物を渡してみてはいかがでしょうか。

良くしてもらった人には自分もその人に良くしてあげたいと思うのが人情ですよね。

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